違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

クリぼっちからパパ活へシフト!?

去年の今頃Twitter上ではクリぼっちがトレンド入りしていた。

 

そのことをちょうど1年前のブログでも触れていた。

 

GoogleTrendsで見ると、クリスマスを独りで過ごすことをクリぼっちっと呼びだしたのは2012年からだと感じられ、それ以降クリスマスシーズンには急上昇するワードになっていて今年も上昇しつつある。

 

 

Google Trends『クリぼっち』2004年以降

 

 

今年もクリぼっちは上昇し始めてるが、コロナのせいで去年までとは少し意味合いが変わっているはずで、寂しいニュアンスも漂わないなと感じていたが、クリぼっちをキーワードにしていろいろ検索していて気付いたことを書いてみたい。

 

わたしにとっては、クリぼっちの反対語は『みんなでワイワイ』だったのだが、クリぼっちが生まれた由来に遡ると『彼氏や彼女がいないクリスマス』となるようで、圧倒的に女性が使うことが多いことばだったようだが、このクリぼっちということばの定着とともに増え始めたのがパパ活だと思わせる書き込みが増えているのだ。

 

ちなみにGoogleTrendsで見ると、

 

 

Google Trends『クリぼっち』『パパ活』2004年以降

 

 

ドラマから認知されたパパ活だが、一過性ではない定着ぶりが検索の推移から感じられる。

 

パパ活は、季節や時期を問わないはずだが、クリスマスの時期が盛り上がっていることがグラフの推移から伺える。

 

 

Twitterでパパ活と検索すると、当然ながらまあほとんど全てがお金の話。

 

 

“パパ活”の闇 コロナ禍で追い詰められる女性たち NHKクローズアップ現代

 

 

2000年を目前に控えている頃に、ある企業家の講演会で『これからは街に不動産屋と美容院が増えます』と言っているのを聞いて、わたしはその企業家を信頼してたのだが、その話はピンとこなかったし信じられなかった。

 

しかし、すぐにそれは現実になった。

 

ファンドや外資の不動産への積極投資は都市部で猛烈な勢いで賃貸物件を増加させ、その物件に客を付けるための不動産屋がドッと増えたのだ。

 

美容院の増加は女性の社会進出で女性が自分でお金を稼ぐようになったからだが、当時のわたしにはそもそも女性が社会に進出してないとは思えなかったのだが、いわゆるバブル景気の90年前後などは、社会に出ている女性はどちらかというと少数派だったのかもしれない。

 

お金を手に入れることが全て稼ぐと表現されるようになったのはこの頃からだろう。

 

お小遣いをもらうことも、金を稼ぐと括られるようになったのだ。

 

つまり仕事化されたビジネスになったのだ。

 

ビジネスである以上そこには対価が折り合える商品かサービスが存在することになる。

 

気持ちの問題だったことですら商品やサービスになりプライスが付くようになっていたのだ。

 

その成れの果てがクリぼっちやパパ活には現れているような気がしてならない。

 

一方でパパ活に応じる男性の側の意識だが、同じ男でありながらわたしにはよく分からない。

 

もちろん想像はつくのだが、落とし穴に落ちるようなリスクに対する警戒感の方が上回るのだ。

 

 

世の中は垣根が少ないオープンな方向に向かっているはずなのに、意識はクローズドな部分が増えているような気もしてくる。