ソフトバンクがアメリカのWeWorkに興味を持ってると少し前から話題になっていた。
最初に聞いた時はWeWorkは不動産会社と紹介されていたような記憶があるが、孫さんは何にでも興味を持つんだなととしか思わなかったのは、そもそもWeWorkという会社のことを全く知らなかったから。
ソフトバンクがWeWorkの経営権取得へ https://t.co/zP2EQpaCXD
— TechCrunch Japan (@jptechcrunch) October 14, 2019
記事を読んでWeWorkがコワーキングスペースを展開してる企業だと分かった。
そして、既に日本でもWeWorkのコワーキングスペースは展開されていると言うことも分かった。
コワーキングスペースをGoogleTrendsで検索可能な2004年以降で見ると、
日本では東日本大震災の直後くらいから認知が広まっていることが分かる。
コワーキングスペースと言われるとピンとくるが多くの人はカフェをコワーキングスペースとして使っていたことを思い出す。
そして、コワーキングスペースとセットでノマド(=遊牧民)と呼ばれるワーキングスタイルも浸透していたことを思い出す。
やはり、コワーキングスペースとセットでノマドが広まっていたことが伺える。
コワーキングスペースは現在でも順調に伸びてるように感じられるが、ノマドは横這いだ。
これにWeWorkも重ねて比較すると、
WeWorkは関心を集めていることが分かるが、WeWorkにはネガティブな噂も多いのでグラフの伸びを喜んで良いのかどうかは分からない。
調べてみると当初はテクノロジーを売りにしたIT企業という位置づけで評価を上げたWeWorkだが、実態はさほど付加価値がない不動産事業との評価に落ち着きだしたことと、生産性を高めるためのコワーキングスペースとしての位置付けだったのに、これまた実態は企業の休憩所に留まっていることが露呈したようなのだ。
だとすると、福利厚生の失敗例にもみえる。
評価を落としたのはあくまでもアメリカ国内の話だが、日本ではどうなるのだろうか?
GAFAMのような巨大IT企業では福利厚生の充実が社員のモチベーションアップに貢献してると言う話はよく聞くが、必ずしも福利厚生を充実させれば生産性が上がるわけではないだろう、生産性は個人的な資質に依存してるはずだ。
そういえば、シェアオフィスなんて言うのもあったなと思い、上のGoogleTrendsに重ねて比較すると、
シェアオフィスは微増で推移してることが分かる。
個人事業主やフリーランスが働く場所を自由に選べることは生産性に貢献しそうだが、組織としての企業の場合は果たしてどうなのだろうか?
働く場所を選ぶことも働き方改革になるのだろうか?
ソフトバンクの投資は時代をリードしてるのか要注目だ。