木下優樹菜が騒動になっている。
以下しばらく木下優樹菜を題材にして話をするが、木下優樹菜論を展開したいわけではない。
木下優樹菜が活動自粛を発表「自らの言動を深く反省」 所属事務所も謝罪https://t.co/NutAgTvBb7
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) November 18, 2019
#木下優樹菜
詳細な内容は検索すれば多数出るし、ワイドショーや芸能欄の旬のネタなので内容には触れない。
Wikipediaによると2006年に現在の事務所にスカウトされて以降すぐにテレビでの露出も増えヤンキー出身のおバカタレントというジャンルで人気が出ていた。
GoogleTrendsで見てみると、今回の騒動が最大の反応を見せていることが分かるが、今回を除くと2012年の8月に転機が訪れていたように感じられる。
2012年の8月に出産しママタレントという地位を得ていたのだ。
検索可能な2004年以降で見ると、
関連するトピックやワードを見るとブログやInstagramが上位にあり、そのフォロワー数の多さでも有名だ。
今回の騒動が起きる前の2019年の6月にこんな話題があった。
この話題にネットでは
「そんな事言って、本当はフォロワー買ってるんじゃないの?」
「減ったのかと思ったら増えてんのか」
「事務所がフォロワー買ってるんだろ」
「NAOTOと絡むようになったからじゃない?」
「フォロワー買ってて急に増えてるって指摘されないように自らなぜ?って触れていくスタイルなんでしょ」
「イイねの数とフォロワー数が噛み合ってないのが答えだよ」
「まわりに木下優樹菜のファンひとりもいない…。ほんとに不思議。どうなってんの?何がこの人の魅力なの?」
「あー、だからローラのフォロワー数も激増してたんだ。日本第2位の座をユッキーナに奪われないように必死で買い足してるんだね」
という声も。
その少し前の5月に、わたしも見たがNHKが次のような特集をやっていた。
では水増ししたフォロワーはどこからやってくるのか。売買しているのはどんな業者で、どのようなからくりになっているのか。取材で購入した3万人のフォロワーを徹底追跡すると、その一端が見えてきた。
(「ネット広告の闇」取材班記者 田辺幹夫・田隈佑紀・藤目琴実、ディレクター 中松謙介)
フォロワー数が多いことで知られている木下優樹菜だが、木下優樹菜に限らずフォロワーというのは基本は好きで応援してるからフォローしてると思われているが、どうもそうではなさそうな雰囲気も漂う。
フォロワーが多いということと炎上に共通点があるような気がしてくる。
木下優樹菜の騒動を伝えるSNSやニュースに寄せられるコメントやリプの数々を見ると、応援したり庇うものはほとんど無いのだ。
もちろんこのような場合に大騒ぎするのは実は少数に過ぎないノイジーマイノリティがあの手この手で騒ぐだけというケースもあるが、今回の騒動を見てると木下優樹菜を応援していたり心からのファンだという人の姿が本当に見えてこない気がする。
そして思い出したのが今やお茶の間の番組に欠かせない人になった予備校講師の林修先生だ。
「いつやるの?」
「今でしょう!」
というCMが始まったばかりの頃の林先生は、同時検索ワードが「ムカつく」で有名だった。
人間の深層心理は不思議なもので、嫌いな人のことが気になってしょうがなくなるのだ。
嫌いな人との人間関係で悩む人は多いが、その悩みへの回答で「嫌いな人のことは気にしないで無視すれば良い」などというものがあるが、それができるくらいならそもそも悩まないはずだ。
人間は嫌いな人が気になってしょうがない生き物なのだ。
恋愛に関しては「嫌よ嫌よも好きのうち」などというくらいややこしい存在なのだ。
ビジネスでもそうだ。
敵やライバルの行動は気になって気になってしょうがない。
だから、何をやっているか、何を考えているかを知りたくなる。
そして、そんな行動や考えを自分(自社)が上回っていると少し安心できたりする。
いわゆるマウンティングの一種だろう。
思い出す本がある、ゴリラ研究の第一人者の現京大総長が書いた本。
マウンティングが行われる背景には、価値観としての『上下関係』『優劣関係』『勝ち負け』が重視されるからでこれはサルの特徴だ。
サルと似て非なる存在にゴリラがいる。
ゴリラは集団内に『上下関係』『優劣関係』『勝ち負け』という価値観を持っていないと言われる。
木下優樹菜の騒動を見ていて思い出したのが、人間にはサル派とゴリラ派がいるということだった。
あなたはどちら?