投資を全くしてないが、世間が投資にどのように反応してるかには興味があるので時事テーマとして関心は持っている。
そんなわたしがずいぶん前に書いた仮想通貨に関してのエントリーへのアクセスがいまだにあるのが不思議で少し調べてみた。
GoogleTrendsで過去5年の推移を見てみると、
ピークはちょうど2年前の今頃大騒ぎになったコインチェックの流出事件。
しかし、その直前は人気が急上昇し、少しでも早く仮想通貨に投資することが勝ち抜けるためには必要だとばかりに盛り上がっていた。
しかし、その後の推移を見ると、急激に盛り上がった反応が急速に萎んだことが分かるが、この盛り下がりを吸収したのはどのような分野なのだろうかに興味が湧いてくる。
オーソドックスに『投資』『株』とGoogleTrendsで比較すると、
『投資』も『株』も安定して順調に関心が推移してるが特に大きく盛り上がるという印象でもない。
そこで、比較的新しい関心ワードとしての『キャッシュレス』と『ポイント』を加えて比較すると、
『ポイント』への反応が抜け出てることに気づくとともに『ポイント』は『キャッシュレス』とリンクしてることが感じられる。
キャッシュレスやポイントが大きく反応したのは2019年9月末から10月上旬で消費税増税に伴う施策に対するもの。
さらに調べると、『ポイント投資』というジャンルが存在し、証券会社が投資の原資としてポイントが使えるようなサービスを始めているのだ。
わたしのポイントの印象は、安く買うか、高く買うか、の差額がポイントになるというイメージで、ポイントは要らないから安く買う方が無駄遣いしないしスッキリしてると感じるが、女性は年齢問わず、男性は若い人ほど、ポイントが付く方が得をしてる気になるようだ。
いろいろなビジネスが、パイ(市場)を広げることよりも、限られたパイを奪い取ることに目を向けているが、当初は財布の中身というパイで、そのパイはやがて持ってる可処分時間にシフトしてきた。
そして現代は、持ってるポイントというパイを奪うことに夢中になってるように感じられる。
資産や財産が、具体的なものから抽象的なものにシフトしてるようだ。
ポイントが大好きな人がターゲットにされている!