2020年も間もなく半分が終了するのだが、ここまでのところコロナ一色と感じられるが、年が明けた1月には全く予想できないことが起きた1年として歴史に残ることだろう。
GoogleTrendsの急上昇ワードは、直近30日分しか遡れないが、その範囲で検索が100万以上のものを新しい順に並べてみたが、ちなみに100万以上の反応は十分に世間で話題になったと言えるレベルだ。
コロナに関連したものが多いながらも、エンタメや日常的な関心が増え始めてるように感じられるとともに、芸能人や有名人など記憶に残りやすい人の話題の強さが感じられる。
ブルーインパルスが飛んだのは一か月近くも前だったと分かると、時間の感覚に不思議な気もする。
今日の目的は、検索数で2020年の上半期をランキングすることなので、ランキングの中心はコロナへの恐怖がピークだった時期になるだろうことは予想できる。
象徴的な訃報が二つあった。
志村けんさんと岡江久美子さんだ。
上記の急上昇ワードで渡部建さんは500万+をマークしてるが、これは滅多なことで出るレベルではないのだ。
画像を撮ってなかったが志村けんさんも500万+と表示されてたことは覚えている。
そこで志村けんさんと岡江久美子さんを加えて2020年1月1日以降で比較すると、
お二人の訃報のインパクトの強さが分かる。
では、これにコロナを加えて比較すると、
コロナが如何に大きな影響を与えていたかが分かるとともに、お二人の訃報がコロナの恐怖を底上げしたことも想像できる。
連日これだけの関心を集めていたのだからコロナに関しては情報疲れも起きて当然だ。
コロナがもし発生してなければ、今頃大きな話題だったはずなのは、きっと2020東京オリンピック。
上記にオリンピックも加えて比較すると、
3月24日にオリンピック延期が決定した時に小さな反応があっただけで、年明けから話題になっていなかったことが分かる。
コロナの及ぼした影響は実害でもあるので、補償としての給付金も大きな関心を集めてるかもしれない。
同時に5つのワードしか比較できないので、オリンピックを外して代わりに給付金を加えて比較すると、
多勢の人が検索したであろう給付金でもこのレベルなのだ、と言っても渡部建さんの瞬間値に匹敵するレベルを安定的にマークしているのだ。
ショボい反応に見えるが、これはこれでかなりの反応なのだが、反応した方の属性が経営者や社内の担当者に限られたからなのかもしれない。
ちなみに、2019年に最も検索されたワードは、
2019年の10月上旬の台風19号を加え、期間を2019年1月1日以降にして比較すると、
やっぱりそれなりに凄かったことは志村けんさんの反応の1.5倍もあることから分かるが、2018年と2017年も調べると、
期間を過去5年間にして『ワールドカップ』と『小林麻央(さん)』だけを比較すると、
ピークの反応は2018年のワールドカップの方が大きかったことが分かる。
2018年の大きなピークはサッカーのワールドカップで2019年の小ぶりなピークはラグビーのワールドカップ。
期間を2018年1月1日以降で上記にワールドカップを加えて比較すると、
今年のコロナが尋常ではないことが分かるし、台風19号とラグビーのワールドカップが時期が同じだったことも分かる。
2020年の下半期のコロナの反応はどうなるのだろうか?