コロナウイルスに対する対応がおもしろいことになっている。
空気を読むのが得意なはずなのが日本人のはずだが、東京マラソンやその先の東京オリンピックを巡っては、空気が読めているのか読めていないのか微妙な反応や対応が見えている。
おもしろそうなツイートに早朝気付いた。
東京マラソンの新型コロナ感染対策がバナナ丸ごと配布ってめっちゃ竹槍感あってすごいわ。
— はるみ (@harumi19762015) 2020年2月14日
わたしには??だったので、なんだこれはと検索すると、出てきたのが次の記事。
東京マラソン バナナ1本丸ごと配布 給食は個別包装 新型肺炎対策で検討 2/14(金)
13日に入り、関東などで感染経路が不明な感染者が出たことで、懸念は強まるが、財団関係者は「十分に情報を集め、段階を追って、対策を検討していかないといけない」と、話した。
この、特に文字数が多いわけでもない記事は、実に日本をよく表しているようで、Twitter上には多くの意見や考えが上がっていたので、集めてみた。
さすが、「竹槍でB-29を落としましょう」「ニコニコしてれば放射能は来ません」「インフルだけど出社か!素晴らしい」のお国柄💢
— くろやす (@kuroyasu17) 2020年2月14日
滅ぶぞ‼️
東京マラソン バナナ1本丸ごと配布 給食は個別包装 新型肺炎対策で検討https://t.co/9ajPOsBJdP
「中国人は来るな、でも金は返さん」って何?大会が中止になれば返金になるそうな。だったら中止にした方がいい。「バナナを皮ごと渡す」という謎の対策で強行するよりは。
— ゆーすけ (@yoox5135) 2020年2月15日
東京マラソン 「参加自粛要請」でも返金せず 来年の参加料免除も苦渋の決断 - 毎日新聞 https://t.co/289mftK8Xu
世界的にイベントが中止になる中…
— ATSUSHI (@atsush1111) 2020年2月15日
東京マラソン・・・バナナ🍌切らずに配布で対策し実行?!まじ?フェイクニュース? pic.twitter.com/u7Q02gFRcM
米:フェイスブック→イベント中止
— bottaclue (@bottaclue) 2020年2月15日
日:CP+2020→イベント中止
日:熊本城マラソン→決行
日:青梅マラソン→決行
日:東京マラソン→バナナあるから決行
日:東京五輪→梅雨でウィルス消えるから決行#新型コロナウイルスhttps://t.co/Y1JKuzWlrg
米国務省が腕力で船から軍用基地に連れ戻すぜとか言ってる記事を読んだ次に読んだのが、「東京マラソンではバナナ一本まるごと配って対策」という記事で、膝からちょっとチカラ抜けた・・・https://t.co/FwhnGVCOoh
— TrinityNYC (@TrinityNYC) 2020年2月15日
この国は
— KAZUMI🌹君とならどんな道も花道になる🌸花道を一緒に歩いていこう (@Churakazumi) 2020年2月15日
五輪の暑さ対策に
アサガオだの
水質改善にアサリだの
東京マラソンで
バナナ丸ごと1本だのと
狂ってるとしか言いようがない
馬鹿の国と言われても
反論のしようがない
このバナナのニュースは、東京マラソンの予定通りの決行を決定したのか、それとも中止を決定できなかったのか、どちらなのだろうか?
中止のような大きな決断は、「何も有効なことをしない、何も成果を残さないことで無意味に支持される」ことを繰り返してきた小池百合子氏には出来ない。
— HAiQ🌗俳功 (@GuntouQ) 2020年2月14日
それで「暑さには人工雪を」「被る日傘」レベルの無意味さで「中国人お断り」「バナナ丸ごと配布」とかのグダグダになる。#東京マラソン
一旦走り始めると破滅までまっしぐらというのは、原爆を落とされるまで降伏出来なかった頃からの伝統に思えるし、昨今プリウスに代表される衝突するまで止まらないというクルマの運転にも、今回のバナナの心意気が感じられる。
東京マラソンを中止にしたら、その先の東京オリンピックも中止にせざるを得なくなるという連鎖を食い止めようと、自動安全ブレーキが掛かることを阻止しようとするコンピューターウイルスでも仕込まれているかのようだ。
しかし、コンピューターウイルスに思えるその正体は超アナログな大本営ウイルスなのだ。
2020年の日本はウイルスまみれなのかもしれない。