違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

日本では転売ヤー、アメリカでは自衛での買い占め!

コロナウイルスが招いたマスク不足やトイレットペーパー不足が大きな話題だが、不足の前には需要の増大があるはずで、需要の増大は検索の増大にも反映してるはずだと思いGoogleTrendsで過去90日で『コロナウイルス』『マスク』『トイレットペーパー』を比較してみると、

 

GoogleTrends 「コロナウイルス」「マスク」「トイレットペーパー」過去90日

 

 

1月の下旬にコロナウイルスが話題になりだすとほぼ時間差なしにマスクも検索され始めていた。

 

実際のマスク不足はいつ頃から起きていたのか覚えてないが、検索すると1月28日に菅官房長官がマスクの増産を要請したという記事があったので、GoogleTrendsのマスクの検索の動きはマスク不足とリンクしてると思える。

 

その後2月25日過ぎから再度コロナウイルスの検索が増え始めると、同時にマスクも増え始め、今度はその1〜2日後から急にトイレットペーパーが急上昇し始めた。

 

 

今となっては皆知ってることだが、マスクもトイレットペーパーも本当に必要な人が買い求めたというよりも、転売するための仕入れとして買い占められたと言えそうなのだ。

 

行列ができてる店に並びたくなるタイプの人は、高値で転売されていても入手する方法がそれだけならば躊躇しないのだろうなと思える

 

ところで、転売というのは副業みたいなもので、仕入れ値と売り値の差額で儲けることが目的だから、安く仕入れて高く売ることを目指すようになる。

 

このような転売というスタイルは、現代ではポピュラーなのだがやり過ぎには注意が必要だから、転売に興味がある人は次の元特捜検事が書いた記事には目を通した方が良いだろう。

 

マスクの新規制は「転売ヤー」に大打撃 転売サイト側を共犯として立件も

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、品薄状態のマスクがインターネット上で高額転売されている。既存の法律を駆使して取り締まることもできるが、より厳しい新たな規制措置が望まれる。その内容と限界は――。

 

 

ところで買い占めはアメリカでも起きてるようだが、日本とは違い転売目的とかではなさそう。

 

米国でも買いだめ トイレ紙・水…新型コロナ不安で 3月7日 日本経済新聞

米国にはしばしば聞かれる「コーラは風邪に効く」という神話がある。一部のドラッグストアなどでは、コーラが品薄となっている店舗もみられた。

 

アメリカ人は、買える時にできるだけ多く買っておくというのは自然な行為のようで、自衛のための買い占めが起きやすいようだし、日本と同様に民間療法も珍しくなさそうだ。

 

しかし、さすがに自衛に対する気合いの入り方が日本とは違っていることが次の記事から伺える。

 

 

新型コロナウイルスで銃弾の売り上げが急増!感染爆発からの治安崩壊を警戒、自衛に走る住民ら アメリカ

ミシガン州からメーカーへの受注数は566%の増加率を記録しており、今後も新型コロナウイルスの騒動が収まるまでは、銃器や弾薬の売り上げが高止まり状態になると見られています。

 

 

 

日本では3月に入って、トイレットペーパーの転売には歯止めがかかりそうだが、マスクに関しては未だに店頭で入手できない人が多そうで歯止めがかかってないように感じられる。

 

GoogleTrendsで遊んでると、おもしろいことに気付いた。

 

過去90日の動きで、『転売』『オリンピック』を比較すると、ここに来て逆転現象が起きたことが分かった。

 

もちろん直接の関係は無いのだが。

 

GoogleTrends 「転売」「オリンピック」 過去90日

 

 

今後の推移が気になるところだ。