違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

アンハッピーで不安な気持ちから始まる物語!

気持ちがネガティブな時に、そのネガティブを克服したいと望む時に人は何をするかというと、ポジティブな情報よりも、更にネガティブな情報に引き寄せられるらしい。

 

最悪の場合どこまで行くのかを知りたくなるのかもしれないし、自分より悪い状態に陥ってる人の存在を確認して、まだ自分はマシな方だと安心したいのかもしれない。

 

このような心理状態の時には、ポジティブな情報にはリアリティが感じ難くなっている。

 

 

ネガティブな気持ちは不安に火をつける。

 

燃え出した不安は、不満や怒りを生み出していく。

 

不満や怒りは需要を生む。

 

 

 

 

 

しかし、実はポジティブな気持ちも、その原点に不安があることは多いが、不思議なことにポジティブになれるときはその不安を楽しめている。

 

 

 

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コロナ禍で顕在化した買い占めや転売は、不安が急速に盛り上げた市場で起きていたはず。

 

では、どんな市場が活性化していたかというと、

 

コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30 強心剤「売り上げ6割減」の実に意外な事情

コロナで売れた商品TOP30

 

 

マスクが思ったよりも順位が低いのは需要に対して供給が全く追いつかなかったからだろうし、その分転売市場で価格にプレミアムが付いていたのだろうという意味では、この一覧表では捉えきれない事実も隠れているのだろう。

 

上記の記事には売れなくなった商品の一覧表も載っている。

 

 

コロナで売れなくなった商品TOP30

 

売れなくなった商品を見ると、外出自粛によって短期間で行動の前提になる価値観をガラッと変えてしまったことが見えてくる。

 

 

ただ外に出るためだけに如何に多くのことに配慮していたかが見えてくる。

 

 

売れた商品も売れなくなった商品も、どれも自分のためにやっていたことであり、売れなくなった商品は他人との関係性の中で必要だと思っていたことで、売れた商品は家族や身内の関係性の中で必要になっているという意味では、全てコミュニケーションに関わるものだと分かる。

 

 

コミュニケーションや人間関係に関わることは、映画やドラマのテーマとも関わってくる。

 

 

フランス人で劇作家のジョルジュ・ポルティは『物語の36曲面』を唱えている。

 

1  哀願・嘆願

2  救助・救済

3  復讐・復讐に追われる罪

4  近親間の復讐

5  逃走(追跡)

6  苦難・災難

7  残酷な又は不幸な渦に巻き込まれる場合

8  反抗(謀反)

9  戦い(不適な争い、大胆な企図)

10 誘拐

11 不審な人物または問題(謎)

12 目的への努力(獲得)

13 近親間の憎悪

14 近親間の争い

15 姦通から生ずる残虐

16 精神錯乱

17 運命的な手ぬかり(浅慮)

18 知らずに犯す愛欲の罪

19 知らずに犯す近親者の殺傷

20 理想のための自己犠牲

21 近親者のための自己犠牲

22 情熱のための犠牲

23 愛する者を犠牲にする場合

24 三角関係

25 姦通

26 不倫な恋愛関係

27 愛する者の不名誉の発見

28 愛人との間に横たわる障害

29 敵を愛する場合

30 大望(野心)

31 神に背く争い

32 誤った嫉妬

33 誤った判断

34 悔恨

35 失われた者の探索と発見

36 愛する者の消失

 

 

コロナ禍の大きな特徴として、万人に平等に災いを及ぼしていると言われる。

 

全ての人が何らかの影響を受けているとすれば、その影響がきっかけで起きる人間ドラマは36のパターンのどれかに該当する何かにつながってるはずだ。

 

最近では、このような話を踏まえて新たに次のような話も出てきてる。

 

 

物語の展開には6パターンしかない? 名作を大量に分析した結果

 

 

〜〜以下引用〜〜

 

  • ひたすらハッピー:ありがちな立身出世物語

 

  • ひたすらアンハッピー:「ロミオとジュリエット」

 

  • ハッピー→アンハッピー:ギリシャ神話の「イカロス」

 

  • アンハッピー→ハッピー:ありがちなスーパーヒーローもの

 

  • アンハッピー→ハッピー→アンハッピー:ギリシャ悲劇の「オイディプス王」

 

  • ハッピー→アンハッピー→ハッピー:「シンデレラ」

 

〜〜引用ここまで〜〜

 

 

 

現代人にとってコロナ禍が再スタートの原点だとすると、ほぼ全ての人が今はアンハッピーな局面を迎えてることになる。

 

 

 

アンハッピーで不安な気持ちから始まる物語が人の数だけ生まれ始めている!