ちょっとそそられる記事があった。
バニラのアイスを買ったときだけ車のエンジンがかからなくなる不思議な現象、その原因は?
〜〜以下引用〜〜
エンジニアが突き止めたエンジン始動失敗の原因は「 ペーパーロック現象」でした。ペーパーロック現象は液体が加熱されて生じた泡によって液体の流れが悪くなってしまう現象。揮発性の高いガソリンの中に気泡が発生してしまうことでペーパーロック現象が発生し、エンジンが動かなくなってしまうことがあります。
そして、アイスを提供する時間に差が生まれたことが、このペーパーロック現象に差を生んでいたことがわかりました。チョコレート味やイチゴ味の場合は提供までに時間がかかるため、その間にガソリンが冷却されていたのですが、バニラアイスは十分にガソリンが冷却される前に提供されたため、ペーパーロック現象が起こってしまっていたというわけです。
〜〜引用ここまで〜〜
この話を読んで思い出したことがある。
昔乗っていた車が、普通に走ってる分には調子良いのだが、いつの頃からか交差点に進入する際に混んでいたり赤信号待ちでウィンカーを点ける時に停止状態(アイドリング)だとエンジンの振動が不安定になっていたのだ。
時にはエンスト寸前まで不安定になっていたので、その車に乗ると停止状態でウインカーを点けることに躊躇する癖がつくようになっていた。
検索して類似トラブルを探したが、これだと思うものには出会わなかったので、マイナートラブルだったのだろう。
発生するエンジンの不調は点火系統の不調に感じられたので共通点としては電気なので、バッテリーが関係しているのかなとも感じていたが、セルモーターは元気よく回っていたし、バッテリーを新品に交換しても症状は改善しなかった。
結局大事には至らなかったのでほったらかしにしてその後数年間乗り続けたが、最後は点火系統がおかしくなりある日突然走行不能になって手放した。
自宅の車庫から発進できなかったのが不幸中の幸いだった。
詳細に原因を突き止めなかったので想像するだけだが、ウインカーでエンジンが不調になったことと、最後の点火系の故障は関係してたのかもという思いが拭えない。
交差点で停止中にウインカーを点けるとエンジンがガクガクと振動する様は私にとってはオカルト現象のように感じられていたことを思い出した。
そう言えばと思いだしたのがオートバイを夜な夜な乗り回していた頃の話。
走り疲れて帰宅しようとしている時に、前方の信号が赤になったので停止した。
その日は日曜日の深夜で、昔は都内でも日曜の深夜だと道路上に自分一人だけしか存在してないことは珍しくなかった。
多摩川沿いの玉堤通りで、丸子橋から二子玉川方向へ向かっていた。
『プッ』と軽いクラクションの音が聞こえてハッとすると、赤信号の手前100mくらいの道のど真ん中で停車していたのだ。
半分居眠りしながら運転してたんだろうなと思えるが、意識のなかでは信号の停止線で止まったつもりなので、初体験の時はかなりオカルト現象に感じていたが、これはその後も何度か繰り返した。
何度か繰り返すと、『ああ、またか』と思ったが、バブル景気の始まりの頃の道路状況はまだのんびりしていたなと思い出す。
むしろ、後ろから来た車の運転手の方が怖く感じていたかもしれない。
世の中には、原因が分かれば大したことない不思議な話がたくさんあるはずだ。