偽の投資話には騙されないようにと注意を促す話を説明するためのわかりやすい図がある。
SNS上に増殖する[偽トレーダーの手口]を暴く! 取引履歴の改ざんツールも配布!?https://t.co/KBy2iB7EeR
— 高城泰 (@takagifx) 2020年2月3日
この記事、書かせてもらいました。
海外FX、現金プレゼント、LINE@、Telegram、コピートレード、シグナル、EAみたいなキーワードはホントご注意を pic.twitter.com/xpbzJnRclX
この図の要点は、
- 最初は人を集め囲い込むために、誘導目的で情報が発信される
- 囲い込めた人はクローズドな場に引き込まれる
という2点に集約される。
これ自体は、悪いことではないし、世間の至るところで見られ、人を集めることを目的とする場合の定番のやり方でもある。
問題になるのは、囲い込まれた人が、何をさせられるのかであり、何をするのかだ。
トレードで大儲けしたという話は煽情的だから一攫千金的になるが、その文言が堅実で安定した生活ができるだとしたら地道な感じがするが、これはこれで人を惹きつける魅力を持つはずで、今も昔も大企業に就職したいと望む気持ちの背後にあるはずだ。
ところで、時代がアナログだった頃は、人を集めて囲い込むと言えば実際に人を集めて囲い込むことだったので、その前段階で名簿やリストを充実させても、それだけでは不十分で錯覚みたいなものだと思われていた。
しかし、デジタルが普及し社会インフラにも浸透すると、デジタルには結構な確率でバグ(誤り、不備、欠陥)があり、その場合一種の盲点が生じ、ただの名簿やリストに過ぎないものが実際に人を集めたのと同じ効果を発揮することがある。
NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って預金が不正に引き出された問題で、ドコモ側が今回と同様の手口による被害が昨年発生していたことを把握しながら、提携する銀行への通知を徹底していなかったことが、分かりました。https://t.co/PuujCuEQ6K
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2020年9月12日
他にも商品送りつけ詐欺なども増えている。
商品送りつけ詐欺も横行しているようです。お気をつけ下さい! pic.twitter.com/ohz7HXrjH0
— 辻よしたか (@ytsuji2001) 2020年4月20日
他にも、勝手に口座にお金を振り込んできて、勝手に超高利での貸付が成立したかのように取立てを行う闇金もいるが、これも銀行口座情報と住所氏名等の個人情報がセットで把握されていたら相手の意思だけでやろうと思えばできるのだ。
このように考えていくと、個人情報は伝える相手を選ぶ必要があることがよく分かる。
詳細な個人情報と紐付く登録や申し込みは警戒し過ぎるくらいがちょうど良いかもしれない。