菅(すが)総理を頂点とする新政権がスタートした。
新政権の副総理で財務大臣の麻生さんが自身の派閥の会合でこんな発言をして話題になっていた。
菅内閣を「かん内閣」 麻生副総理が2回言い間違い https://t.co/NHaOhw98fr #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) 2020年9月17日
これに対してネット上の意見は大きく3つに分かれていた。
- 漢字を読み間違えるのは麻生さんのいつものこと
- ウケを狙った
- 本当は菅さんと仲が悪い
世間一般では、相手の名前を間違えることは失礼だと教えられながら育つことが多い。
だから、許されるのはよほど親しい間柄か、間違える側の立場が相当上に位置してるかだが、そのような場合でも間違い方次第ではしこりが残るはずだ。
仕事で営業をやってる人の場合、1回しか会ってない相手や数回会ってるが記憶に薄く暫くぶりに会うような人に対して、顔と名前が一致してるかはちょっとした心配事になることがある。
ビジネス本では、相手の名前を呼び間違えた場合に災い転じて福となすための詭弁が紹介されたりするが、『覚えてくれてないんだ』と相手は白けるだけだろう。
名前というのはアイデンティティそのものなので、親しき仲にも礼儀ありが求められることが多い。
一方で間違えてもなんの不快感もない間違え方もある。
身近な例で挙げると、姪(妹の娘)の名を母(姪の祖母)は妹(姪の母)とよく間違える。
最初は笑いながら間違いを指摘していたが、そのうちに『またやってる』と思うだけで指摘しなくなるが、間違われた本人も全く不快ではなさそうにしている。
子供が多い家庭では珍しくないだろう。
改めて考えると、このような場合には悪意や不注意や軽率さがないことがわかるから許容できるのだろうと感じられる。
このような場合、血がつながっているという意識がプラスに作用してることも感じられる。
どんなに関係が近くても、血がつながらない恋人同士や夫婦の場合、名前を呼び間違えることは致命的に関係にダメージを与えると言われる。
圧倒的に男性が犯す間違いが多いだろうが、寝ぼけてる時など油断してる時に起きがちだ。
ところで、名前を覚えるという作業は脳内では人間関係のカテゴリーごとに分類されてるらしい。
名前の呼び間違いは、そのカテゴリー内でしか起きないと言われる。
名前が似てるから間違うというよりも、分類してるカテゴリーが一緒だから間違えるらしい。
名前の呼び間違いには、まだまだ謎と不思議が多く隠れているように感じられる。