テレビでお馴染みの林先生が大学生の相談に答えてる全然別々の二つの話が、同じことに思えた。
そして、大学生に限らず年齢問わずで当てはまるなと感じられた。
人生は1勝99敗。他人との比較で落ち込んだ人には、林修先生の「堂々たる敗者論」を #大学生の相談窓口
人生なんて、1勝99敗でいいんです。その1勝を探すのが大変なんですよ。「やればできる」じゃなくて、「勝てる場所」「勝てる分野」を探すこと。いつかどこかで人に勝てるものが出てくるかもしれないから、それまで負けておけばいい。ただその勝てることというのはかなり限られているので、仮にそれが自分のやりたいことと一致したら「超ラッキー」です。人生って、その“1勝”を探す旅ではないでしょうか。
一番好きな科目である数学の講師で採用されたのに、他人との比較の上で「現代文」を選んだんです。
(引用は原文のまま)
記事の見出しに書かれている『他人』の部分を『友達』と置き換えると次の話になると感じられた。
「友達はいないほうがいい」孤独に悩む学生へ林修先生が贈るアドバイス #大学生の相談窓口
なぜ友達はいないほうがいいかというと、無意味な馴れ合いに堕することがあまりにも多いから。本当に、お互いを高め合っていけるような友達まで否定するつもりは毛頭ありません。しかし、そんな素晴らしい友達が、簡単に見つかるものでしょうか? 自分がたまたま置かれた環境に、そんな素晴らしい友人が存在する――確率的に相当低いはずです。それなのに無理に友達を作れば、それは妥協としか思えないんですよ。
(引用は原文のまま)
二つの悩みと回答を見てると、人間は自分自身のことを満足に理解できてないのに、分かりっこない他人の目を意識してあれこれ悩む生き物だなと感じられるが、この種の人がおそらく多数派だ。
一方で、自分自身のことをはっきり理解できてる人は、他人の目など気にすることなく行動し目的を遂げようとする、このような人はサイコパスと呼ばれ社会の表舞台で活躍する人に共通していて、おそらく少数派。
多数派vs少数派という図式で捉えると、コロナ禍ではマスクの着用を巡ってが旬かもしれない。
つい先日も、航空機への搭乗を巡って『マスクをしろ』『いや、しない』とトラブルになっていた。
<参考>
マナーやルールを含めて、行動様式には幅がある。
こだわりや不都合がなければ、周りの世間に合わせていれば特に問題は起きないだろうが、こだわりや自分の都合が関係すれば自分流を貫きたいのは、これはこれでよく理解できる。
問題になるのは、そんな自分流と世間が折り合えるかだ。
つくづく人間とは面倒くさい生き物だと感じるが、そんな人間社会はもう人間に期待しない方向に向かいつつあるのかもしれない。
何事も時代遅れな日本ですら次のようなことをうたい始めているのだ。
内閣府のサイト。
ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 内閣府
時代は、少しずつ着実に多数派を切り崩しに取り掛かっているのかもしれない。
幸せな未来の定義を再度考える必要がありそうだ。