最近のマイブームは野外の音を録るフィールドレコーディング。
まだまだビギナーでノイズ対策すら完璧ではないが、耳に聞こえてるのとは違う音が録れたり、こんな音があったんだと気付くのはとても楽しい。
朝目覚めた瞬間に、マイクにメガホンを被せたらどうなるだろうかと思い、ネットやTwitterやYouTubeを検索したが、私が求めてるようなものは一つも見つからなかった。
そこで、検索の仕方を変えていると、興味深いブログが見つかった。
やってみました。メガホンの開口部に向かって、母に話して貰ったら、聞こえる~!
補聴器よりも、よっぽどよく聞こえるではないか~!
どうだ! これなら文句ないでしょ!
こんな話もあった。
渦巻き状の貝を耳に当てると波の音が聞こえるのはなぜかの回答に、それはあなたの体を流れる血液等の体液の音が貝の渦巻きがメガホンの役割をしているから、というもので、この理屈がエジソンの文献にも記されている、と。
今から12〜13年前だろうか、赤ちゃんが生まれたら聴診器を備えようという話があった。
普段何もない時から赤ちゃんの体のいろんなところに聴診器を当てて体内の音を聞いていると、風邪をひいたり不調になった時に体内の音が変わっていることにすぐに気付けるという話があり、紀伊国屋書店で聴診器を売っていたのだ。
当時姪っ子が生まれたばかりだったので、妹に聴診器をプレゼントしたことがあった。
そういえばと、さらに思い出したのが、樹木に聴診器を当てると、幹が水を吸い上げてる音が聞こえるという話。
聴診器の話はメガホンの原理とは違うだろうが、人間の耳には近くにあるのに、目の前にあるのに聞こえない音や、遠くにあるから全く耳に届かない音がある。
自分だけが聞こえないのは嫌な話だが、みんなも聞こえないなら気にする必要はない。
だけど、いまや百均で買えるメガホンを耳に当てるだけで、それらの音にアプローチできるならば楽しまないのは損だと思える。
今日はメガホンをレコーダーに取り付けて音録りをしてみたい。
きっと新たな課題が次々に出て来るのだろうが、それも嬉しい悩みだ。