バイデン氏が正式にアメリカ大統領に就任した。
【速報 JUST IN 】バイデン新大統領 パリ協定復帰に署名 #nhk_news https://t.co/I3NExWStvf
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年1月20日
米 バイデン新大統領 WHO脱退の撤回命じる大統領令に署名 #nhk_news https://t.co/oHIdY04EYv
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年1月21日
止まっていた時計の歯車が動き出したようにも感じられる。
しかし、少し前まで時計を止めたままにしておきたいという活動が起きていたのだ。
この大統領交代劇の裏で新しいビッグデータの活用が起きていたように感じられるという話をしてみたい。
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Twitter社がトランプ元大統領のアカウントを永久に停止したと発表したのが1月8日。
その2日前の1月6日に起きたアメリカの連邦議会に大統領の支持者らが乱入して議事堂を占拠し死者が出た事態を巡り、元大統領の投稿に重大な規定違反があったとして一時停止していたが、その後停止は解除された。
トランプ元大統領は8日、自身に投票した有権者に「7500万人の愛国者よ」と呼びかけたほか、今月20日のバイデン次期大統領の就任式に出席しない考えを明らかにしていた。
Twitter社の声明によると、アメリカ国内で緊張が続いていることを踏まえて投稿を詳しく検討した結果、議事堂の占拠への支持を表明しているとも解釈されるほか、就任式の欠席は「トランプ氏の不在は就任式での暴力行為を企てている者を後押ししかねない」と結論づけたため永久にアカウントを停止したとされる。
制圧されたとはいえ犠牲者も出した議事堂の占拠を起こしたのは、極右のトランプ支持者だ。
この占拠事件では、その時何が起きていたかが、いわゆるビッグデータの把握でかなり細かいことまで分かりつつあるらしいのだ。
米議会議事堂乱入事件:Parlerの投稿動画とGPSデータをリンクしたら、現場のリアルが見えてきた。 2021.01.14
現地時間の11日にParlerが閉鎖されるのに先立ち、あるコンピュータハッカーが法的手段を通じて当該GPSメタデータを取得していました。これを見ると、トランプ大統領の演説を聞いたユーザーたちが議事堂の敷地内に押し寄せる様子、そして銃声や罵声を伴う暴力で議員やスタッフなどを大混乱に陥れた一連の動きが手に取るようにわかります。
トランプ氏がTwitterで指示めいた文章を投稿し、その意を受けた極右支持者はParlerというアプリでコミュニケーションを取り合いながら議事堂に侵入していたのだ。
一人のハッカーがParlerのデータから、議事堂内に侵入していたほぼ全ての人物の位置情報の推移とコミュニケーションのデータを取得していたのだが、そのハッカーがデータの取得を始めたのがまさに事件の当日だったのだ。
この際に取得された短時間だが膨大なデータのお陰で、侵入していた人数もその足取りも、さらに逃亡してる侵入者の個人特定もなされているらしいのだ。
もし、データの取得を開始するタイミングが遅れていたら、現場で何が起きていたのかはよく分からないままだったのかもしれない。
ダラダラと長期間大量に取得されたデータに意味づけするのも大事だが、タイムリーに取得されたデータの価値も見逃せなさそうだ。
でもタイミングって結局運なんだよね?