興味深いワードがあった。
何ファースト?
何ファースト? 「宣言下でも東京五輪」 強気発言で火に油のIOC https://t.co/kgVLB4QYR0
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) 2021年5月22日
昨日のブログで取り上げたツイートによると、
#五輪スポンサー に雁首揃える大新聞6社に「開催賛成か」直撃https://t.co/Zdac8PzU6F
— NEWSポストセブン (@news_postseven) 2021年5月21日
スポンサーとなった71社を対象にアンケートを実施し、1、7月開催に賛成か、2、開催の場合は無観客にすべきと思うか、3、有観客で開催の場合、社員に会場での観戦を推奨するか、という質問を投げかけた。#東京五輪
この記事では、毎日新聞は次のように回答している。
毎日新聞社
「新型コロナウイルス変異株による感染が拡大する中での東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催につきましては、選手やスタッフ、観客の安全が確保される一方で、医療体制に悪影響を与えることがあってはならないと考えており、5月1日付社説でも取りあげたところです」
最初のツイートには、このような毎日新聞に対して寄せられたリプに次のようなものがあった。
#毎日新聞 は何がしたいのか?#東京五輪 を批判する報道を続けているが、毎日新聞や #朝日新聞 は東京五輪に60億円以上も支払っているオフィシャルパートナー(スポンサー)ですよね。
— 凸子 (@totsugirl) 2021年5月22日
いわば東京五輪を推進している会社。
批判するなら、まずスポンサーを辞退したら?https://t.co/EbpuBkMPok
話題にしたいのは毎日新聞のことではなく、いつの頃からかよく聞くようになった『〇〇ファースト』について。
意味合いとしては、〇〇に大義名分を立てているということになるだろうが、〇〇ファーストと呼ぶと、もっと軽い、もっと俗っぽいニュアンスを帯びるように感じられる。
私もあなたも世間の皆が、自分なりの〇〇ファーストに呪縛されながら生きてるはず、自覚できてないかもしれないが。
何に対して〇〇ファーストを感じるかはともかく、それが実現できたり達成できると、嬉しいと思え、満足できると感じているから、なにをさて置き一番(=ファースト)に設定するはず。
逆にいうと、実現できなかったり、達成できないと、大きな不満や怒りや落胆を感じるだろう。
トランプ大統領時代のアメリカファーストのように。
このように考えると、小池百合子東京都知事が口にする『都民ファースト』は違和感が感じられ、本当のファーストを隠すための誤魔化しが感じられる。
こんなことは、私に言われるまでもなく誰もが感じているだろうが。
都民ファーストによく似ているのがアスリートファーストや選手ファースト。
五輪立候補ファイル
— 諸隈元シュタイン (@moroQma) 2019年11月6日
「晴れる日が多く温暖でアスリートに理想的な日程」
「コンパクトな大会」
当時の招致委会長による現在のコ(メ)ント
「7月中旬まで雨期、9月は台風シーズン。夏が最適なのは間違いない」
「テレビだって企画書通り全部やらない。コンパクトというのはアスリートファーストの意味」 pic.twitter.com/oDUqPtpvYW
選手のためだと思うと、オリンピック開催には一定の支持が集めやすくなる。
しかし、本当は政治のためであり、スポンサー企業のためだと分かってしまったら、支持は引き潮のように消えるのは目に見えている。
〇〇ファーストが目立つ時は、何か大事なことを隠蔽するための詭弁として使われてることが多いかもと疑った方が良いかもしれない。
このように考えると、最近はワクチンファーストの一極集中が起きているように感じられる。
ワクチンファーストに関して疑いを持つとは、効き目や効果に対してではなく、ワクチンに関心が集中することで、目を向けるべきことから目が逸れているかもしれないということをだ。
アメリカファーストを訴えたトランプ大統領の落選は、アメリカ国民からNOが突き付けられたからだが、それはアメリカファーストがアメリカ国民に良いものをもたらさなかったから。
〇〇ファーストが垣間見える時には醒めた目で見る必要がありそうだ。