違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『〇〇ファースト』は大抵の場合詭弁として使われる

興味深いワードがあった。

 

何ファースト?

 

 

 

 

昨日のブログで取り上げたツイートによると、

 

 

 

 

この記事では、毎日新聞は次のように回答している。

 

 

毎日新聞社

「新型コロナウイルス変異株による感染が拡大する中での東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催につきましては、選手やスタッフ、観客の安全が確保される一方で、医療体制に悪影響を与えることがあってはならないと考えており、5月1日付社説でも取りあげたところです」

 

最初のツイートには、このような毎日新聞に対して寄せられたリプに次のようなものがあった。

 

 

 

話題にしたいのは毎日新聞のことではなく、いつの頃からかよく聞くようになった『〇〇ファースト』について。

 

意味合いとしては、〇〇に大義名分を立てているということになるだろうが、〇〇ファーストと呼ぶと、もっと軽い、もっと俗っぽいニュアンスを帯びるように感じられる。

 

私もあなたも世間の皆が、自分なりの〇〇ファーストに呪縛されながら生きてるはず、自覚できてないかもしれないが。

 

 

何に対して〇〇ファーストを感じるかはともかく、それが実現できたり達成できると、嬉しいと思え、満足できると感じているから、なにをさて置き一番(=ファースト)に設定するはず。

 

逆にいうと、実現できなかったり、達成できないと、大きな不満や怒りや落胆を感じるだろう。

 

トランプ大統領時代のアメリカファーストのように。

 

このように考えると、小池百合子東京都知事が口にする『都民ファースト』は違和感が感じられ、本当のファーストを隠すための誤魔化しが感じられる。

 

こんなことは、私に言われるまでもなく誰もが感じているだろうが。

 

 

都民ファーストによく似ているのがアスリートファーストや選手ファースト。

 

 

 

 

選手のためだと思うと、オリンピック開催には一定の支持が集めやすくなる。

 

しかし、本当は政治のためであり、スポンサー企業のためだと分かってしまったら、支持は引き潮のように消えるのは目に見えている。

 

〇〇ファーストが目立つ時は、何か大事なことを隠蔽するための詭弁として使われてることが多いかもと疑った方が良いかもしれない。

 

このように考えると、最近はワクチンファーストの一極集中が起きているように感じられる。

 

ワクチンファーストに関して疑いを持つとは、効き目や効果に対してではなく、ワクチンに関心が集中することで、目を向けるべきことから目が逸れているかもしれないということをだ。

 

 

アメリカファーストを訴えたトランプ大統領の落選は、アメリカ国民からNOが突き付けられたからだが、それはアメリカファーストがアメリカ国民に良いものをもたらさなかったから。

 

 

〇〇ファーストが垣間見える時には醒めた目で見る必要がありそうだ。