開幕直前になってネガティブエンジンがターボ全開フルブーストになってしまったかのような東京オリンピック。
トヨタですら見限ったと話題になっている。
【東京五輪】最高位スポンサーのトヨタ、五輪関連CM見送りの方針https://t.co/7CcYz6Noxv
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2021年7月19日
トヨタ自動車は19日、五輪に関するテレビCMを国内では見送る方針を明らかにした。企業イメージの低下につながると判断した可能性がある。
わたしが東京オリンピックに興味を持ったのはコロナ禍で延期が議論されるようになった頃からで、それ以前も大会エンブレムの盗作などネガティブな話題のみ興味を持つという決して褒められたタイプではないのだが、今頃になって知って急に興味を持ってる出来事があった。
今となっては4年前、当初計画通りだと3年前に当たる2017年にマクドナルドがオリンピックの大会スポンサーを降りていたのだ。
そのことを知った経緯は、
メディアプレスセンターで1600円。見るからにまずそうと思ったけど、本当にまずいらしいw https://t.co/AMfPPrW6ij
— TrinityNYC (@TrinityNYC) 2021年7月20日
マクドナルにでも来て貰えばよかったのに。。。
— TrinityNYC (@TrinityNYC) 2021年7月21日
マクドナルドはコロナ禍になる前に「こんなんやってられねえ」と、契約期間3年残してスポンサー降りてましたね。
— 鼓囃子丸 (Kobayashi Maru) (@ECS1022) 2021年7月21日
慧眼だったと思います。
検索すると、結構な話題になっていたことが分かった。
ちなみに、ここでいうマクドナルドとはアメリカのマクドナルド。
記事によって捉え方に違いがあるが、2016年のリオオリンピック以後にスポンサーを降りた世界的な企業は多数あるのだ、そして各社それぞれに固有の事情もある中で、共通した要素として上がっていたのが、
- 世界的にオリンピック離れが起きている
- スポンサー料は高騰するが行動の制約が大きい
- IOCがハイテク企業を優遇する態度にシフト
これらのことはコロナが無い時期に生じていた傾向であることが重要だ。
この傾向にコロナがプラスされたのが現在だ。
コロナとは別途に進行する事情もある。
マクドナルドが抜けた直後にインテルとの契約が決まり、それがIOCのハイテク重視へのシフトを後押ししたようだが、インテルには不安材料が多い。
AppleがインテルのCPUをやめ、自社開発のCPUをリリースするなどちょっと前までハイテク業界で優位を保っていたが見通しは厳しいような気がする、そうなるとオリンピックのスポンサーに価値を見出せるか疑問だ。
当初は、開催されるだけで良しとしていたIOCだが、東京オリンピックが無観客で開催されることで、オリンピックのオワコンイメージはさらに強く世界に印象付けられそうだと気付いたら有観客に未練が出てきたようだ。
バッハの要請から急に有観客を訴える選手やタレント、議員の声がニュースで取り沙汰されるようになったんだけど「俺たち命懸けで頑張ったんで皆さん何人か死んでください」と言ってること変わらないって自覚あるのかな。しかも医療アクセスが補償される安全な立場から。https://t.co/yRpKQisJGp
— 高橋ミレイ(Mirei Takahashi) (@mikeneko301) 2021年7月19日
私たちのような下々の者は、俯瞰で事態を捉えたいと思っても実際には地べたを這いずり回るような視点しか持てないのかもしれないが、そんな視点からでもオリンピックのオワコン化が感じられる。
俯瞰で見ようが、底辺から見ようが、過ぎたるは猶及ばざるが如しなのだ。