2020東京オリンピックの開会式は今日の夜8時から。
さまざまな問題が直前まで噴出しまくったが、予定通りの開会式が行われる予定だ。
実際にどのようなオリンピックになるかはこれからだが、オリンピックの結果次第で日本は大きく変わるかもしれないし、全く変わらないかもしれない。
今の日本が続くことが幸せな人と、ガラッと変わって欲しい人に両極端に分かれているような気がする。
今の日本が続いて欲しいと願う人はきっとオリンピックの成功を望んでいるはずで、ガラッと変わって欲しい人は必然的にオリンピックの失敗を直接的にあるいは間接的に望むことになるだろう、自覚は乏しいかもしれないが。
今回のオリンピックだけは、参加することに意義があるとされた、選手が主役のオリンピックだとは言ってられないのだ、特に日本人には。
すごいぞ。
— びぜん@備前屋 (@vzenya) 2021年7月19日
このオリンピックの実務的失敗(失敗と断言していい)は、太平洋戦争以降で最高の失敗研究事例になる。今からでも遅くないから可能な限り是非を問わずデータ取得と聞き取りを行うべきだ。
成功に再現性はないが失敗は再現性がある。組織運営者が学ぶべきところはきっと多い。
ツイート主はリプでさらに考えを述べているが、それとは違う趣旨の話をしてみたい。
戦後の日本は経済成長という観点から一つの成功パターンを成し遂げたと思われてるが、その一方で日本通のオランダ人カレル・ヴァン・ウォルフレンは、著書で『人間を幸福にしない日本というシステム』と指摘するような面が色濃いままだ。
人間を幸福にしない日本というシステムは、太平洋戦争が産み出した価値観でそれこそが日本の大失敗だったとすると、大失敗をリセットするためには大失敗を活用するしかないのではと思えてくる。
日本はこれまで何度も失敗してるが途轍もない大失敗はない。
しかし、幸か不幸か2020東京オリンピックで大失敗を冒すというチャンスに恵まれている、すでに中失敗は達成している。
今夜の聖火が、人間を幸福にしない日本というシステムを焼き尽くしてくれることを期待したい。