最近至る所で目にしたり耳にするのが『中等症』。
実は言語明瞭意味不明なことばなのだ。
コロナ中等症って、24時間心電図・酸素濃度測定して、ステロイドを点滴して、血糖値が上がりやすくなるから、日に数度、血糖値測ってインシュリン投与するような治療が必要なレベルなんだが、家で寝とけって無理すぎる。
— 鈴木卓実 (@ta93_suzuki) 2021年8月2日
夫は中等症だったけど、24時間の酸素吸入、ステロイドとレムデシビルの投与、ステロイドの副作用によって血糖値が上昇するので定期的に血糖値を測ってインシュリン注射をしていた。こんな事が自宅でできるはずが無い。自宅療養なら恐らく助からなかった。コロナ中等症は死に至る。
— ミユキ (@QUuQZs1DKVQfb5q) 2021年8月2日
中等症という呼び方は重大なことを隠蔽するように使われてる気がしてくる。
そこで調べてみると、厚労省のコロナの症状の定義とは以下のようになっていた。
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000672044.pdf
この定義によると同じ軽症でも一般人が日常会話で使う軽症とは差があるように感じるが、具体的な違いはよくわからない。
そこでまたもやTwitterに頼ると、
今、BSでやってるけど、コロナの軽症は「40度の熱で起き上がれなくても、呼吸ができるなら軽症(自宅隔離)」
— TOHRU HIRANO (@TOHRU_HIRANO) 2021年8月2日
中等症は「呼吸がしずらくて、酸素吸入が無いとダメな人で、コロナの分類の中では、一番、苦しむ人」
重症は「人工呼吸器やエクモを装着し、麻酔で眠ってるか、意識がない危険な状態の人」
一般人がことばの響きから理解するニュアンスと、実際に持つ意味合いの乖離が大きいことを意識しておく必要がありそうだ。
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軽症や中等症や自宅療養ということばを聞くと『ああ、大したことないんだな』と感じがちだが、そう思うのは身近にそういう人がいないからだ。
オレオレ詐欺に騙される人が、まさか自分が引っかかると思ってないように、これからコロナに罹る人は罹っても大したことないと思ってるはずだと思えてくる。