夏の猛暑に命の危険を感じるようになると、猛暑ほど怖いものはなくなってしまう。
涼しい思いをしたければ温度を下げるしかなくなる。
そんなことを考えていたら、風鈴の音に涼しさを感じたり、怪談を聞いて涼しい気分を味わっていたことが懐かしく思い出されたとともに、風鈴や怪談の需要はどうなっているのだろうかと興味が湧いてきた。
GoogleTrendsで『風鈴』と『怪談』を検索可能な2004年以降で見ると、
非常におもしろい結果が得られた。
風鈴も怪談もほぼ需要は8月であることがハッキリ出ていて、変動はあっても極端に減少してるとも思えないのだ。
どちらも日本の8月の定番なのだ。
今年2021年に限っていうと、風鈴は怪談を越えている。
ついでに、この比較に『蚊取り線香』も加えてみた。
検索レベルでいうと、日本の夏の日常生活には風鈴や怪談や蚊取り線香はまだまだ欠かせないものだと言えそうだ。
音(音声)や香りに涼しさを感じられるのは日本人の特徴なのだろうと思い当たると俳句的な感性の為せる術かもと思えてくる。
上記の比較に俳句を加えると、
特に季節に関係なさそうな俳句だが、これまた日本の夏には欠かせない要素だと感じられる。
日本の夏には、音や香りの風景が似合いそうだ。