トンガでは火山噴火の影響でインターネットができなくなっているということを今日ブログに書いた後で、インターネットが使えない生活をボーッとしながら考えていた。
そして思い出したのが、昔散髪に行くと理髪店に置いてある週刊誌やマンガやスポーツ新聞など普段読まないものを読むのは楽しかったなということで、待たされるのが楽しかったし、散髪目的というよりも普段読まないもののまとめ読みが目的ですらあったなということ。
店舗の種類によっては女性誌が充実してるところもあり、それも楽しみだった、と思い出した。
暇だったからといえばそれまでだが、同じ状況で今だったら見るのはスマホで、ほとんどの場合ネットの向こうの情報かSNSにアクセスしてるだろう。
と言うことは、接客目的で設置された待合室や応接室や受付等のスペースや店舗でも、マンガや週刊誌や新聞類を置いていてもそれらがあまり読まれないことに店の人は気付くだろう。
いや、マンガだけはちょっと違うかもしれないが、わたしがマンガにさほど興味がないので自信は今ひとつ。
いずれにしても、集客に繋がらないと判断されればコスト削減の対象になるはずで、想像すると新聞や週刊誌などは待合室用として接客の現場での需要がすごくあっただろうなと改めて気付いた。
Twitterを検索すると、小児科の待合室で幼児向けの本すら撤去されて無かったと指摘する書き込みがあった、もちろん最近に限っていえばコロナ対策という側面も強いだろうが、コロナ対策というよりもこれ幸いにコスト削減という待合室も多いはず。
新聞や週刊誌やマンガその他、本は暇つぶしとしての効果が大きかったし、さらに待ち時間に対するクレーム防止も兼ねていたんだなと気付く。
そういえばとさらに思い出したのが、いつの頃からか、そもそも待たないようにするために予約制というのが広まったなということ。
個人的には、予約をするというのが好きではないので、待たされてもいいから予約しないで行けるところばかりに行くようになる、ただ明かに行列ができてるようなところには行きたいとは思わない。
この予約というシステムとデジタルは相性が良いので一旦インターネットを介したデジタル処理に馴染んでしまうと、インターネットが使えなくなると予約というシステムも機能しなくなるだろう。
最近はコロナのせいで一概には当てはまらないだろうが、スマホが普及して以来、トレンドとしては忙しい人や忙し過ぎる人が増えている。
いったい何に忙しいのか?
少し前までは、それは社畜だから、あるいはブラック企業で働いているからと自然と連想していたが、もしかしたら暇つぶしで忙しいというパターンもあるかもしれないと思える。
あれもやりたい(しなければいけない)、これもやりたい、というのは限りなく暇つぶしに似ている。