違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『自分専用』という生き方!

所有からシェアへのシフトが起きているようにも感じられるが、シェアという考え方が広まった背景にはもったいないに通じる稼働率に対する意識がある。

 

所有は多くの場合、対価を支払うことで24時間年中無休で独占する権利を手に入れること。

 

しかし、その使用の実態としての稼働率に目を向けると、所有してることがもったいないと感じられる場合が多い。

 

典型的なものとして自動車がある。

 

実際に使用している時間は毎日使ってる人でも移動に使ってるだけだと輸送や運輸の仕事でもしてない限り、そんなに長くはない。

 

ましてや、週末しか使わない、あるいはごくたまにしか使わないという使用実態の場合は、もったいないという気持ちになっても不思議はない。

 

もったいないという気持ちを上回る何かがなければうまくバランスが取れなくなるだろう。

 

その何かに該当するものとしては、

 

  • 所有にステータスや自己満足がある

 

  • いつでも使える

 

  • もったいないが所有以外の代替手段が無い

 

このように考えると、所有の反対側に共有としてのシェアが生まれる理由もわかるし、所有と似た意識に

 

  • 独り占め

 

  • 自分専用

 

があることが見えてくる。

 

 

良い悪いや好き嫌いは別にして、雇用に関して正社員が所有に該当し、人材派遣はシェアに該当するという流れは自然なものに感じられる。

 

もったいないと感じる背景には、コスト意識があり、稼働率と連動している。

 

あらゆる事柄や関係性にコスト意識が持ち込まれている。

 

表面的には、すべてが損得勘定の元に判断されるようになっている。

 

表面に現れる損得勘定にはポジショントークがあり、自分中心となる。

 

 

 

 

所有意識を薄める力がコスト意識にはある。

 

しかし、所有意識によく似た独り占め自分専用にはより強い力があるので、コスト意識に打ち勝てるかもしれない。

 

独り占めには排他性があるので、持続性がなさそうだが、自分専用は持続性につながる力がありそうな気がする。

 

 

 

日本のコスト意識は、独自のガラパゴス文化を作り上げているのでケチと無駄がいびつに同居している。

 

経営者は従業員の給料や経費に対してはケチに振る舞うのでブラック化が目立つが、そんな日本で生きてればこそ、自分専用に価値を見出すことが面白いと感じられる。

 

 

無意識のうちに他人の価値観に迎合するような生き方を目指すことで、する必要のない重荷を背負うことがあるが、そうならないためには自分専用という意識を持つだけで良いはずだ。

 

画期的なことは、いつの時代もコロンブスの卵のように簡単なことで、道が拓ける。

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