国同士のイデオロギーの対立などが激化すると、相手国の商品や製品をボイコットしがちで不買運動が盛り上がるが、その商品や製品が魅力的ならばその市場は需要に応じて新たに形成される。
ロシアでアップル製品価格が暴騰。ウクライナ侵攻を受けた販売停止のため
ロシアのテック系サイトiPhones.ruによると、アップルがロシアでの一時的な販売停止を発表した後に、同社の製品は「ほぼ全ての場所で」価格が急上昇していると伝えられています。
この場合はApple製品が魅力を持ってるからこそなのだろうが、むしろAppleというよりもアメリカの魅力に思えてしょうがない。
中国などでも、アメリカを敵対視しテクノロジー競争に余念がないが、そのテクノロジーを身に付けた技術者の多くは、基礎をアメリカへの留学で身に付けたという例が少なくない。
世界中の富豪や金持ちは、アメリカ的な価値観に惹かれる人が多いように感じるのは、多様な意味で自由が魅力あるからだろう。
社会的な地位が上がるほど、金持ちになればなるほど、自国では束縛されてばかりで自由がないという人は多いものだ。
その一方で、弱者であってもさまざまな束縛は少なくない。
束縛の多くは精神的なものかもしれないが。
そんな束縛からの解放には、何が役立つか分からない。
冒頭の記事に戻ると、ロシア人がAppleに惹かれる理由はやっぱり自由を求めてなのだろうと勝手に思ってしまう。
全部ではなく一部に過ぎないとしても、アメリカの商品や製品には自由が感じられることが少なくない。
品質とは別のコンセプト的な自由さだ。
きちんと丁寧に作られている日本製品には、人を惹きつけるコンセプト的な魅力が少ないのは、自由に発想できないからだろう。
自由であることを喜べることは幸せだし、その入り口は自由を感じることだ、と改めて感じた。