iPhoneの価格の高騰が話題になることが増えている。
価格高騰の理由は、為替を含めての国際事情の反映であることも事実なので、Apple社だけの事情で起きてることではないが、実は巧妙な戦略もあるのではと感じてる。
5年前の記事。
この記事が予測してる将来(つまり今)とは、
調査会社IDCの予測によると、スマートフォン市場の成長率は、2021年まで年3%に留まる。アップルがこの10年間乗ってきた巨大な波はその頂点に達し、今や崩れ去ろうとしている。
しかし、新たに出現した分野が巨大な成長の可能性を見せている。ARおよびVR(仮想現実)ヘッドセットだ。2020年までの成長率は198%に達するとIDCは予測している。
なるほど、この予言に乗ったのがFacebook改めのMetaなのだろう。
同じテーマで現在はどのようなことが書かれているかというと、
「iPhoneの終わり」がやってくる。見えてきたAppleの新兵器 2022年6月14日
Appleが大人気シリーズだった「iPod」を廃止したように、定番となっている製品にも、いつかは終わりが訪れます。
それは、現在Appleの主力製品となっているiPhoneも例外ではありません。この「スマホのない新たな時代」をもたらすと期待されているのが、同社が開発中と噂の「ARグラス」です。
2023年には発売されるとされてるこのARグラスだが、研究者開発者向けが3000ドル(約40万円)を予定してるらしいとも伝わる。
一般向けはそれより安くなるとしても、それなりに高額になることは容易に想像できる。
ARグラス発売時には、iPhoneを越える世界をハイエンドiPhoneと同じ価格で手に入れられるとアピールし、高額になるにも関わらずお得感を感じさせたいのではと勘繰りたくなる。
根強いAppleファンの方は巷では信者と呼ばれてる。
信者というのは、価値のない壺や経典にとんでもないお金を払うことを厭わない。
それに比べたら、Apple製品は壺や経典に比べたら遥かに価値を持っている。
だから信者ビジネスとしてはとても良心的なのだ。
わたしには価格の問題以上に、ARグラスというのがスマホに置き換わるというのがデモンストレーションを見てもピンとこない。
思えばこれまでの人生では、ファンになることはあっても信者になったことはない。
何かの信者になった人とは自然と疎遠になる、お互いに。
信者もどきには仕事熱心な人がいる、たいていは売る役割を担った人だ。
一生懸命に自社の商品やサービスを売る姿は、売り込まれてる側からすると『宗教かよ?』と見えることは少なくないはず。
自らの意思で振る舞って熱心になってるなら構わないが、信仰心どころか信頼すら感じていないのに、無理矢理信者であるかのような振る舞いを求められる信者ハラスメントが営業系ブラック企業で社員に対して行われているのだとすると、抜け出すのも一苦労のはず。
Apple製品は使いやすいから好きだというファンは、使いにくさや不便や不満を感じると、改善すべきと考えるが、信者はそれを自分に課された乗り越えるべき試練だと感じ、悪いのは自分だと理解する。
最近宗教に対する恨みで大事件が起きたばかりだが、それに比べたらAppleはかわいいものだ。