指摘されて初めて気付いた。
リアルタイムでその変化を見てたはずなのに指摘されるまで気付かなかった。
昭和の頃は桜が咲くのは入学式の頃だったなと。
今では、桜は卒業式の頃の開花になっている。
もちろん地球温暖化と無関係ではない。
この温暖化と関係して桜の開花に起きてる変化が各地の開花のタイミング。
以前は日本列島でいうと西から東へ、南から北へと開花のタイミングがずれていたが、最近はこの公式が当てはまらなくなっている。
その理由が冬の暖かさにあるらしい。
桜の開花スイッチが押されるためには冬の寒さが必要らしい。
冬が寒いと咲く時期を感じ取るらしい、これは休眠打破と呼ばれる現象。
冬の寒さが不十分だとこの休眠打破が十分に機能せず、暖かくなっても開花しなかったり、開花し始めても開花の時期が花芽によってバラバラになるため、今後は暖かい地域では満開がなくなるかもと予測されてるらしい。
これらの話を知って、当然花見もその影響を受けてるだろうなと感じた。
2004年以降しか分からないが、GoogleTrendsで『花見』を検索した。
このグラフではよく分からないがそれぞれの年のピークをチェックすると、
2004年は3月
2005年は4月
2006年は3月
2007年は3月
2008年は4月
2009年は3月と4月がほぼ同じ
2010年も3月と4月がほぼ同じ
2011年は4月
2012年は4月
2013年は3月
2014年も3月と4月がほぼ同じ
2015年は3月
2016年も3月と4月がほぼ同じ
2017年は4月
2018年は3月
2019年は3月
2020年は3月(コロナ禍)
2021年は3月(コロナ禍)
花見に花(桜)は関係ない場合も多いし、名目だけの場合も多いので、実際の開花状況とはリンクするとは限らないが、それでも確実に4月のイベントから3月のイベントにシフトしてることが感じられる。
開花から満開まで一週間、満開から散るまで一週間。
一年のうちの二週間に過ぎないが、この二週間も定点観測すると変化が起きている。
昨日撮った桜。