違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

WBCは盛り上がってるか?

WBCの準決勝メキシコ戦無事突破。

 

決勝は明日。

 

日本がWBCで盛り上がってることには疑いがないように見えるが、無理に疑ってみた。

 

 

2021年7月の話。

 

東京五輪開幕を4日後に控えた19日、トヨタ自動車は大会関連のテレビコマーシャル(CM)を見送る方針を明らかにした。最高位スポンサーだが、開催の是非を巡り世論が分かれる大会運営から距離を置く姿勢を鮮明にした。他のスポンサーもレピュテーション(評判)低下を懸念し、広告などの対応に苦慮している。

 

 

という記事が出ていた。

 

 

 

テレビCMを始めとした広告宣伝のスポンサーになるのは投じた費用に見合う以上の効果や見返りを期待してだ。

 

売り上げが上がるのが最も期待されてるだろうが、それ以外の指標もあるはず。

 

そういう指標はどのように変化してるのだろうかと検索してる際にヒットした一つが冒頭の話。

 

 

広告宣伝の世界だって効果が分析され、それに応じた成果報酬というスタイルが導入され始めたと話題になることがある。

 

そうでもしないとスポンサーの納得が得られずスポンサー離れを加速させるだけなのだろう。

 

ローカル中小企業がテレビCMをすることが増えたのも無関係ではないだろう。

 

 

 

そして、これらの影響は番組作りにも現れている。

 

ワイドショーやニュース番組が増えたのは制作費が安いためと言われている。

 

そして、そういう番組にもコスト削減圧力は強くなってるらしい。

 

有名司会者が交代を余儀なくされるのもそういう事情が働いてそう。

 

 

しかし、そのような事情が生まれるのは、いくらCMが見られてもそれに見合った売り上げが上がるわけではないから。

 

売り上げに直結すると考えられてる視聴者層がコア層。

 

ネットから拾った定義が、

 

コア視聴率とは、13歳~49歳の男女、いわゆる“ファミリー層”の個人視聴率のことを指しています。

行動範囲が広く、消費活動も激しいコア層は、とくに商品購買意欲の高い視聴者層と言われています。

 

 

 

WBCで盛り上がってるのはコア層から外れた層だと思わせられる記事が次。

 

『モーニングショー』石原良純、「金融危機よりWBC、野球」“経済軽視”発言で視聴者から大ヒンシュク「さすがに衆愚すぎる」「馬鹿な番組になった」

しかし、次の瞬間、声色をガラッと変え、明るい表情で「まあ、それより野球でしょ!」と発言。羽鳥アナは一瞬戸惑ったように間を空けたが、「野球ね」と相槌。良純は「WBC!佐々木朗希!」と、WBCの準決勝で先発ピッチャーを務める佐々木朗希投手(21)の名前を挙げてはしゃいでおり、羽鳥アナは「見るしかないですね」と冷静にフォローしていた。

 

 

日本戦は視聴率40%越えを連発している。

 

ちなみに正月の箱根駅伝はわずかに30%に届かないレベル。

 

 

 

WBC、きっと盛り上がってるはずだと思っているが、観てるのは高齢者で、広告宣伝的には活性化してるのは転売市場だけ、なんてことはないと思いたい。