違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

煩悩だらけのタイヤの空気圧選び

猛暑の夏によくあるのがタイヤのパンクやバースト。

 

日頃のメンテが不十分なためにタイヤの空気圧が不足気味に加えて、路面温度が熱い上に、レジャーなどで人も荷物も満載でいつも以上にタイヤに荷重が掛かりやすい状態で高速道路を走ったりするから、タイヤは熱的に負荷的に過酷な状況に晒されるので、パンクやバーストが目立つのが夏。

 

乗り物の種類を問わずほとんどの車種が舗装路やコンクリートの整備された道路を走ることがほとんどの日本では、タイヤが古過ぎて劣化してる場合を除けば、空気圧を規定の範囲で高めに保つことは正義で、高めの空気圧は多くの不都合を回避できることが多い。

 

わたしはそうやって過ごしてきた。

 

 

 

マウンテンバイク(自転車)を買って2ヶ月。

 

知識レベルではマウンテンバイクの適正空気圧はロード系の空気圧よりかなり低いことは知っていた。

 

納車時に規定の空気圧にしてくれていたのだが、なんとなく柔らかいなと感じていたので1ヶ月ほど経過した頃空気圧計を用いずに触った感触で好みの硬さまで空気圧を上げた。

 

納車時から少しは減っていたであろう分を差し引いてもかなり空気圧は上がっていたはず。

 

サスペンションがついているのにゴツゴツ感が伝わるのがアスファルトメインで使っている分には頼もしくも感じられた。

 

昨日の夕方、人気のない城跡の階段上の石段を降りてみた、傾斜はかなり急だったがゆっくり降りるつもりだったのであまり心配してなかったが、降り始めてすぐに恐怖に襲われた。

 

ゆっくり降りてるつもりだが、石段にタイヤが触れた瞬間に自転車が弾かれるような感触が強く、ヤバい下手すりゃ転落するぞとゾッとした。

 

幸い事なきを得たが、タイヤの空気圧が高過ぎるんだとすぐに悟った。

 

帰宅した後、Youtubeでマウンテンバイクのタイヤの空気圧についてレクチャーする動画をいくつも見た。

 

走る場所によっては規程圧の半分でも高過ぎるという人もいるくらいだった。

 

 

指で押して感触を探りながら空気圧を落とした結果、ずいぶんソフトな走行フィーリングになり、少々の段差など何事もないように走れるようになった。

 

少し前まではこの走行フィーリングは頼りなさに感じていたのだが、こっちの方が正解だなと再認識できた。

 

 

まだ空気圧計を持っていないので近々揃えたい。

 

乗り物の場合、いざという時に命を左右するのはタイヤであることが多い割には扱いが雑だし、せっかく知識を持っていてもその知識を煩悩が邪魔することが多い。

 

タイヤの空気圧は煩悩に左右されることなく選びたい。