昨日改めて気づいたことがある。
カメラで写真を撮ろうと思ったのが久しぶりだったことだ。
妙に懐かしい感触だった。
7月の半ば頃から写真を撮らなくなっていた。
暑くて汗がダラダラだったからだし、撮影意欲も全く湧かなかったし、スマホとは別にカメラを持ち歩いていたがそれもしなくなった。
この数日でやっと涼しくなったことで忘れていた感触を思い出したのだ。
夏の暑さに関連してるのかもしれないが、少し前と明らかに変わってきた変化がいくつかある。
地球温暖化を語るというようなものではなく、あくまでも身近な生活の中で気づいた変化。
庭のツツジの剪定を父に代わってするようになったのは15年くらい前から。
ツツジは剪定のタイミングを間違えると翌年花が咲かない。
15年くらい前にネット検索で得た知識が基準になっていたが、その頃は剪定のタイミングは9月から10月と言われていた。
ツツジの花芽の元は見た目ではわからないので、早めに剪定する方がよく11月に入って剪定するのはやめた方が良いと言われていた。
だから9月下旬から10月上旬に剪定する事が多かったが、昨年の春ツツジの花が全く咲かなかった。
それで調べると、今ではツツジの剪定時期として推奨されてるのが春に花が散った直後の5月から6月にかけてと出てくる。
それで昨年から秋剪定を止めたら今年はたくさん咲いて安心したが、こういう季節の変化の実感の仕方もあるのだ。
似たようなことに金木犀の開花もある。
これまた気づいたのは昨年からなのだが、私の生活圏では10月に入ると同時に一斉に開花した金木犀が香り出すのが例年だったが、昨年は一斉にとは感じなかったし、香りを感じたのも10月半ばから後半だった。
当然今年もまだ香っていない、しかしニュースなどでは金木犀が香ったというローカルな話題も聞こえてくる。
金木犀は気温が高いほど開花時期が遅れるらしい。
この開花時期の遅れと関連してるかもしれないことに金木犀の二度咲きがある。
二度咲きは関東以西での現象らしいが、この数年で認知されるようになった現象でもある。
人それぞれに独自の季節の感じ方があるだろう。
感じ方には地域性も出るだろう。
みんなそれぞれに季節の変化を感じてるのだろうか。
ここでいう季節の変化は季節の移ろいだけでなく、夏なら夏、秋なら秋としての変化。
何も喋らないはずの植物が雄弁に変化を語っているような気がする。