広告宣伝に関しては、広告宣伝を出す側と広告宣伝を見る側の二つの立場以外に、企画したり仲介したりという三つの立場が代表的なものになる。
その中でも圧倒的に大多数なのは広告宣伝を見る側になり、その立場にとっての広告宣伝とは次のようになる。
「インターネット広告は目障り」が75.5%――リチカ調査 https://t.co/gjUvp2ST5p pic.twitter.com/71hK3IBPyZ
— ITmedia マーケティング (@itmedia_m) 2022年8月8日
広告宣伝を出す側には大きく二種類あり、会社や商品をブランドとして高めたいと意図する少数に対して、圧倒的に大多数なのは目先の売り上げに繋がりさえすれば良いというものなので、次のようになる。
東京都はインターネット上で #誇大広告 をしていた234事業者に改善指導を行いました。悪質な宣伝・広告を見つけたら、東京都の悪質事業者通報サイトに情報提供を!令和3年度インターネット広告表示監視事業の実施報告はこちら
— 東京都消費生活行政 (@tocho_shouhi) 2022年8月10日
→https://t.co/iVZy8pNbpU pic.twitter.com/IfUJL9jGC4
嫌がられることが多くなった広告宣伝だが、情報として魅力のツボを押す力は持っているので、騙した騙されたというイタチごっこは後を絶たないし、詐欺的になるのを避けられなくなっている。
もし対策のために不正な広告宣伝について知りたければ次のような記事もある。
<参考>
アドフラウド(不正広告)とは?アドフラウドの手口や対策方法を紹介!
それよりも、わたしが改めて感じたことは次のようなことだ。
モノやサービスを購入したり契約することには大きく二種類あるということ。
- 購入したり契約することがゴールとなる
- 購入したり契約することがスタートとなる
現実問題として、購入したり契約することのほとんどはスタートなので、不都合が生じると満足なスタートを切れないし、スタートこそしたもののその後が思いやられることになる。
ところが最近は、スタートであるはずなのに、まるでゴールであるかのような反応も増えている。
本を買っても読まずに、表紙の写真だけ撮って、その後転売したり。
書評を丸写しで自分のブログにでも書き込めば、他人からはその本を読んだように見えるだろう。
企業や経営者で、自社の事業を自ら作り育てるよりも、事業が軌道に乗ってる他社を買収することで拡大を図ったりするのも、それによく似てる。
優秀な遺伝子を持つであろう凍結された卵子や精子での人工授精も、スタートとゴールの逆転に似てるように感じる。
スタートとゴールの履き違えは、本来は皮肉に聞こえるべき事柄なはずなのに、結果的に一見賢明な判断に見えるという皮肉を生むことも少なくない。
最近の巧みな広告宣伝は、スタートすらしてない人がゴールに辿り着けるような錯覚を与えることを主眼にしてるように感じる。
良く言えば脳内イメージを盛り上げるとなるだろうが。
脳内イメージだけが過剰に盛り上がった場合の一種が、洗脳かもしれない。
過剰な寄付やお布施が霊感商法と呼ばれ社会問題になるような場合の洗脳は、純粋で無垢な状態の時に行われるから洗脳の度合いが深まり、そのことでスタートとゴールの区別がつかない判断が導かれるのかもしれない。
購入や契約がゴールとなるものには何があるだろうかと考えていると、お布施や霊感商法しか思いつかない。