気になる本。「人間は進化の仮定で、因果関係を時間軸でシミュレートする機能がついた。そのせいで、あらゆるものに因果関係をつくらんと、不安で不安でしかたなくなる」みたいな脳の構造からスタートするお話なんかな。 https://t.co/TPWNTnCuge
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) 2022年8月13日
このツイートがきっかけで知った『ストーリーが世界を滅ぼす』を電子書籍で購入した。
購入前に色々なレビューや書評にも目を通して、何となく分かった気になっていたので買わなくても良いかなとも感じたが、少し迷ってやっぱり直接読むべきだと思い購入した。
まだ10%くらいしか読んでないが買って良かったと感じてる。
この時点で多くのレビューや書評には書かれてないような印象をすでに受けていて新鮮な気持ちなので、読むのをしばし中断しこのブログを書いている。
21世紀に入って世界は明らかに理系にシフトしている。
やれITだ自動運転だプログラムだと。
文系の人にはさぞかし肩身が狭い時代になった。
しかし、この本を読み始めただけでそんなことを感じる必要はないぞと思え始めた。
少なくとも人間の活動や行動に関しては。
もっと言うと、理系や文系に関係なく、人間の行動や感じ方にはストーリーやナラティブ(物語性)が必要不可欠で、そのことに関しては自覚の有無すら関係ないのだ。
ヒトラーの大衆扇動術とも重なると感じてる。
本を読まないと分からないだろうが、我々は自分が思っているよりもはるかに物語の中で生きているのだ。
物語はコミュニケーションでもある。
自分の物語だからといって主役とは限らない。
主役のような脇役もいるし、主役の自覚がなく脇役のように振る舞ってる人もいる。
まだ本の核心には到達してないのだが、久々にもしかしてこれはバイブルになるかもと思えた本だ。