違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

暴走族はどこへ

今となっては新鮮さすら感じられる記事があった。

 

なぜ「初日の出暴走」は見なくなった? かつての迷惑風物詩の現状は? 集団暴走はどんな違反になるのか  12/31(土)

首都圏の警察署の担当者は、以下のように話します。

 

「1980年代から2000年代の最初の頃は、年末年始に違法改造車で暴走することが恒例行事となっていました。

 

 

車絡みの無軌道な行動は今となっては若者の特権ではない、むしろ昔の気持ちが忘れられない良い歳の人の方が多いだろう。

 

当時の新車価格を遥かに上回る価格で取引される旧車がいまだに人気なのもそれを物語っていそうだ。

 

個人的には気持ちだけは分からないではないが…。

 

荒れる成人式も同様のレベルかもしれないが、こちらはおじさんやおばさんには出番は少ないだろうこととはちょっと趣が違うかも。

 

どちらにしても、今でも残ってるとしたら都市というよりは地方の文化かもしれないが、この暴走族的なノリは、イベントがあるたびに渋谷に繰り出しDJポリスの登場を余儀なくするような人種に置き換わっているように感じられる。

 

集団で車で行動すると一網打尽にされる可能性が高いのに対し、いつでも分散して大衆に紛れ込み逃走するという、木を隠すなら森というゲリラ戦にシフトしてるようにも感じられるし、観客を求めての行動だとも感じられる。

 

 

 

 

長生きしてるとリアルタイムで見たり聞いたりした話が勝手に繋がることがある。

 

そういえば小学生だった頃、当時の大学生たちが学生運動に熱中していた、その頃暴走族はいなかったように感じる。

 

何かで読んだことがある、学生運動が華やかだった頃に学生運動に参加していた末端の大勢は、異性との出会いを求めて学生運動に参加していたと。

 

幹部たちの行動は政治的でイデオロギー的に捉えられていたが、全体としては筋の悪いパーティに過ぎなかったのだ。

 

筋の悪いパーティとしてその後暴走族が生まれ、そして現代では都市部にたむろするというものにシフトしていると思うと、繋がりとしてまとまるような気がする。

 

 

さて、これから数日の間に一体何が起きるだろうか?