違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

トレードオフのあれこれ

貯金をする人は、買いたいものを我慢している。

 

『貯金』と『買いたいもの』の関係性はさまざまなものに置き換え可能。

 

この場合の貯金が、買いたいものや欲しいものの選別吟味のために一時的に留保してるということであれば、買うことを我慢してるのではなく、買うタイミングや買うべきものを模索してるということになる。

 

何事も思い立ったが吉日と考える人は、行動を起こすのは常に『今でしょ』となる。

 

『今でしょ』と思えない人には、喉に刺さった魚の小骨のように引っ掛かることがあるはず。

 

その引っ掛かりが取れるまでは『今でしょ』とは決断できない。

 

突然の大地震や、目の前で銃や刃物を振り回す人がいるような場合や、暴走車が自分に突っ込んでくるような場合には決断に要する時間などない、まさに『今でしょ』だが、『今でしょ』とすら思う暇はない。

 

こんな場合には脊髄反射に頼るしかない、つまり経験や学習も含めた本能だ。

 

本能の発動に身を委ねる場合の反応は、逃走か闘争だ。

 

逃走を選ぶか、闘争を選ぶか、住宅地へ熊や猪や猿が現れることが起き始めた現在では事前に考えておく必要があるかもしれないが、実際に遭遇すると自分の本能に委ねるしかできないだろう。

 

『今でしょ』と見える行動には、決断と本能の2種類があることになる。

 

 

ところで、最近の日本では若い世代は出世して管理職にはなりたくないと思う人が多いらしい、その一方でサラリーマンは安定してるからとなりたがる、だからと言って日本の平社員の給料は安い。

 

この場合、トレードオフは何になるのだろうか?

 

上を見ればキリがないが、下を見てもキリがない、そういうことだろうか?