違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

三次情報中毒の現代人

Twitterに「発射失敗」と出ていた。

 

 

 

「何のこと?」と思い見ると、

 

 

 

記事によると、打ち上げ予定時刻は午前10時37分だったらしい。

 

私がTwitterに気付いたのが11時10分頃。

 

 

この時点で、多くの人がこの件でツイートを発していたが、その論調は日本の技術力を嘆くものや、JAXAとロケットを共同開発した三菱重工の株価が大きく下落していることを呟くものが多いように感じられた。

 

 

ちなみに発射失敗とあるが墜落したり爆発したわけではなく、発射できなかったのだ。

 

発射できなかったことで大惨事が回避できたと考える人たちは、そんなに嘆かわしいことではないと考えているようだった。

 

 

見出しに悪意があるのか、株価等を操作する意図でもあるのか、何が起きたのかを知りたいというよりも、この件を情報としてどのように扱うことが最も儲かるか、あるいは反響を得られるかという観点だけで表現方法が選択されてるように感じられた。

 

 

他人事のように言ってるが、私も含めてだ。

 

ロケットに関する話題を扱うなんて意識が高そうに見えそうだから。

 

もちろんロケット大好きおじさんも反応していた。

 

 

 

ちなみに12時時点での最新のJAXAのツイートは、

 

 

 

 

情報には当事者から発される一次情報、一次情報を取材したり編集したりと加工した二次情報に大別されるが、現代では一次情報だと思ってるものが二次情報で二次情報のつもりで三次情報を発してることが多いし、入手する情報が全て三次情報という自称意識高い人も多いはずだ。

 

 

三次情報とは伝言ゲームで伝わる内容だが、情報化時代で膨大に増えてるのは三次情報。

 

 

ジャンクフードほど人を惹きつけるように、人間は意識の高さを意識してる人ほど、情報のジャンクフードである三次情報が大好物なのだ。

 

 

三次情報の中毒に陥ってる人は多いし、三次情報の麻薬化も加速してることは意識しておいた方が良いはず。

 

 

ジャンクフードを食べつけると健康食は不味いだけなのだ。