先日ダイソーでイヤホンをワイヤレス化できるデバイスを買った。
目的はイヤホンではなく、macとコンポを無線接続して音声を流すこと。
自室でPCをいじる時は小さなデスクを部屋の真ん中かベッドサイドに移動させて使うというスタイルを10年以上続けていて、音楽や音声を流す際にはiPadとコンポを有線接続しiPadを三脚に乗せ目線の高さに脚を伸ばしたものをそばに置いて使っていた。
このスタイルを始めた頃は最先端に思っていたが、いつの頃からかコードをだらんと伸ばしてることが何とも時代遅れだと思うようになっていた。
しかし、コンポ自体はお気に入りだし無線接続できるものに買い換えようとは思えないでいた。
ふと、今時だから簡単に無線接続できるようなアダプター的なものが売っているのではと検索してみた。
売ってるとしたら、どんな仕様のものがどのような価格帯で出回っているかを知りたいというのが目的だった。
調べると仕様も価格もバラエティに富んでいたが、レビューを見るとどの商品に対しても、うまく接続出来ないや、ノイズの発生や音の遅延を指摘するものがあり、少し気持ちが萎えかけた時に、ふと百均でも売ってるのではと思い検索すると、あった。
ダイソーで550円で売っていたが、それ以前に調べたどれよりも安い価格だった。
もちろん音質なんて期待してはいけないと思っていたが、無線接続の具合がどうなのかを知りたいという実験と考えれば失敗しても許容範囲だと思い購入した。
この商品は充電用に別途マイクロUSBコードが必要になるが、多くの人にとっては自宅に余ってるものが2〜3本はあるだろう。
それ以外に私のような目的の場合には両方がイヤホンの差し込みプラグになったコードも必要になる、私は持っていたが持っていなければ余計な出費がプラスされる。
次の写真のようにaudio in端子に接続するだけ。
macのbluetoothに接続して、YouTubeやAbemaやTVerやradikoを再生したがどれも音はクリアでノイズの発生もない。
使い始めて2日経つが不都合は一切ないので、逆に音出しにiPadを使うことが全くなくなった。
たったこれだけのことなのに、まるで環境が激変したかのような思いに浸れるのだ。
楽しいとか気持ち良いというのは思わぬことで大きな変化をもたらすことがあり得るのだ。
まさにほんのちょっとが大違いなのだ。
話は全く変わるが、趣味の自転車でも楽しいや気持ち良いを変化させたいと思っている。
乗っているのはマウンテンバイクだが、油断するとスピードを競い合うようなことをしてしまうが、これを変えようと試行錯誤している。
自転車趣味の人はよほど強い意思を持たない限り、サドルを上げてスピードを出すことを気持ち良いと思いがちだが、これを変えたいのだ。
そこでサドルを段階的に下げながら、それでも楽しいと思える乗り方を現在模索中。
最近になって少し良い兆しを感じるようになってきた。
サドルを下げた状態を好ましく感じられるシチュエーションというのはほぼ確実に重心が低いことによる安定感を好ましく感じられる時なのだ。
舗装が綺麗な直線路なんていうのが最も興醒めなのだ。
荒れた道や狭い道や人や車がいない道、そういうところが楽しいと気付くようになってきた。
これまで全く知らない世界だけに、私にとっての未開の地はたくさんあると思うだけでワクワクしてくる。
ほんのちょっとが大違いはコロンブスの卵なのだ。