準優勝だったが決して優勝者に負けたわけではなかった。
決勝の舞台に上がった安村は「アイム・バック!」と叫び、パンツ1枚のスタイルで登場。「Don’t worry.I’m wearing」(安心してください、履いてますよ)とおなじみのフレーズで会場に呼びかけると、観客から大歓声が巻き起こった。
https://t.co/7aVpUsBjfD
— iDeCo (@rB_iDeCo) 2023年6月4日
とにかく明るい安村がBGT優勝出来んかったの残念過ぎたけどフルで観たら負けた理由が「このオーディションの優勝者はイギリス王室の前で芸を披露しなきゃいけないから」でめちゃくちゃ笑ったwww pic.twitter.com/isLwhognBO
「Don’t worry.I’m wearing」(安心してください、履いてますよ)。
このフレーズがことば以上の意味を持つように感じられた。
危なっかしいタブーのようでいて、誰もをもハッピーにする魔法のことばに感じられた。
だからと言ってそんなに特別なことをしてるわけではない。
安心して笑えることがハッピーにさせるのだ。
やる人によっては下品さが漂うところだが、そうはならないところが人徳ならぬキャラ徳のおかげだろう。
日本人は気付きにくいが『I’m wearing』は不完全な英語らしい。
デーブ・スペクターさんが面白いことを言っていた。
意味は通じているが本来は目的語があって成立する表現なので、審査員や観客はムズムズするらしく、目的語を補うために『Pants!』と大声を出したくなるらしい。
そして、この芸が認知されると大声で『Pants!』と言うのを待ち構えることが楽しみになるらしいのだ。
つまり、意図しないハプニングが幸いしたケースと言えそう。
こうして、目的語が省略された『I’m wearing』はハッピーエンドの魔法の言葉となったのだ。
めでたし、めでたし。