PCやガラケーの普及から始まったIT時代を別の表現に置き換えると、ディスプレイが情報の影の主役になったということだ。
最初は必要な情報が表示されてれば良いというところから始まり、現在では同じ内容でも表示サイズやその精細さが違うと、伝わる内容が変化するだけでなく、気分や快感や満足度まで変化するということに多くの人が気付いている。
20年くらい前に32インチの液晶テレビを買った、当時液晶テレビはシャープのaquosの亀山モデルが一世を風靡していた。
買った当時は大きな画面に感じたがやがてちょうど良いサイズだなと思うようになった。
やがてこのテレビは映らなくなって買い換えたが、迷うことなく32インチのテレビを買った、その当時の主流は40インチ台だったと思うが。
15年くらい前からCATVにしてアンテナも処分していて、CATVのセットトップボックス(チューナーに相当する)が壊れたら解約してテレビ無し生活でも良いかなと思うようになっていた。
2台目の32インチのテレビの電源周りに異常が出たのが2年くらい前で、その後は余っていた22インチの液晶テレビを使っていた。
リビングデ見るにはあまりの小ささにテレビは見るものから聞くものになった。
その後考えが少し変わり、セットトップボックスが壊れた後でもネットや他のデバイスと親和性が高いテレビならば活かしようはあるのではと思いこの一週間ほど量販店巡りを含めて情報を収集していた。
サイズは最初55インチを考えたが、置き場所やテレビ台のサイズを考慮すると横幅が1mを越えると不都合が生じるので43インチに決定。
Appleのairplayが使えるもので価格が安いモノを探し、FUNAIのFL-43UF340というamazonの fireTV内蔵で最初にamazonアカウントで設定しなければいけないモデルを購入したのが昨日。
リンクはニューモデル。
このモデルはモデルチェンジ前ということで現在安売り中で在庫が無くなれば終了となる。
古い32インチのリサイクル処分とセットでも6万円を切る価格で購入できた。
設定等に手こずるかと思ったが大したことはなく無事に映ると驚いた、22インチとの比較で約4倍の画面サイズであることを差し引いてもテレビを面白いと久しぶりに感じる事ができた、特にスポーツや映画などは、昨夜は映画でタイタニックもやってたし。
airplayでのiPadとのミラーリングも概ね満足でき十分実用に耐えるものであることも確認できた。
ところで先週何度も量販店にテレビの確認に出向いていた際に気付いた事として、どの店も量販店全体としては客は多くはないが、その3分の1から2分の1くらいの人が大画面テレビを熱心に見てるという事があった。
それも60インチ以上のサイズの周りに多く、店員と話してる人もいるので購入を検討してるのだろう。
内心は置き場所はあるのかと冷ややかだったが。
店頭で見てるとサイズ感は麻痺しやすい、43インチはこんなに小さくて大丈夫かなと思うくらいだったが、実際に自宅に設置するとこれ以上大きいと不都合が生じるギリギリだったことも事前の確認通りだった。
モバイル重視で小型化が進んだ時期もあったが、それが普及すると、モバイルといえども大画面化が進んでいるのはディスプレイ上での体験の充実を多くの人が求め、実際に満足度も高いからなのだ。
そういう意味で言うと、躓きを見せているVRやメタバースはモバイル環境における大画面化の切り札の可能性をいまだに秘めているのだ。
ディスプレイが主役で居続けるためには、人間が快感を感じられるというのが前提になるだろう、便利で役に立つだけでは物足りないのだ。