違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

現代人は二次情報中毒

定義によると、

 

一次情報とはオリジナルで、直接経験したことや実験や取材によって得られたもの。

 

二次情報とは、経験から得られたものではなく、多くは一次情報に解釈を加えたもの。

 

とされる。

 

二次情報を得てそれに解釈を加えることは三次情報と思われがちで、以下伝言ゲーム的に四次、五次…となりそうだが、これらは全部まとめて二次情報としても良さそうに感じる。

 

というのは、一次情報の最大の拠り所がオリジナルという点だからだ、私を含めて多くの人が勘違いしがちなのが、一次情報を真実だと思い込むことだからだ。

 

一次情報は真実ではなく、言い出しっぺというだけの意味なのだ。

 

情報に関しては一次ではないものが二次なのだ。

 

だから一次情報以外は全部二次情報で良いように感じる。

 

 

さて、現在世間を騒がせてるビッグモーター。

 

私たちが日常接して熱くなってる話題だが、これらは一次情報なのかそれとも二次情報なのか?

 

取材によって得られていた情報であっても、そこに解釈が加わればそれは二次情報だから。

 

その昔、テレビではニュースを伝えるのはアナウンサーで、当時アナウンサーが伝えるニュースは全くおもしろくなかった、事実だけしか伝えなかったから。

 

しかし、ニュースや報道が80年代以降バラエティ化し始めると、アナウンサーが果たしていた役目はキャスターと呼ばれ、自分の意見を言うようになった。

 

局の姿勢に忖度した意見ではあろうが意見の体を取るようになった。

 

ニュースや報道が二次情報になったのだ。

 

 

さて、ビッグモーターに関する二次情報祭りは第二章に入ったように感じる。

 

第一章は、問題発覚後退任した社長副社長親子によって引き起こされた事件であり、側面支援を損保会社が行っていたという構図だったが、それにコンサルタントが加わって第二章の幕が開いた。

 

このコンサルが、昨年の知床の観光船沈没事故でも話題になっていた人物だと発覚したのだ。

 

 

 

偉そうに書いてるが、ほぼすべてが二次情報だ。

 

 

現代人は、二次情報に一喜一憂し、偉そうに自説を展開するが、その実態は、ほとんどの人がオリジナルをまるで持たない生き方をしてるだけなのに、それに全く気付かないだけかもしれない。

 

 

現代では、メディアの種類を問わずほぼすべてが二次情報中毒という不治の病を患っている。