ビジネスの世界では競合が多い分野をレッドオーシャンと呼び、競合が少ないことをブルーオーシャンと呼ぶ。
このように表現されると、ブルーオーシャンはまさに水が綺麗な海を連想してしまうし、レッドオーシャンは赤潮の死の海を連想する。
レッドオーシャンでは餌に有り付けずに、あるいは呼吸もままならないあっぷあっぷしてる魚のイメージが漂う。
しかし見方を変えて釣り人目線で見ると、ブルーオーシャンは魚影が少ない海で、レッドオーシャンは魚影が濃いとも言える。
釣り人目線ではどちらが魅力的だろうか?
レッドオーシャンは競合が多いから餌に有り付けないと感じることも正解だが、競合が多いから餌を撒けばすぐに食い付いてくれるというのも正解だ。
ブルーオーシャンとかレッドオーシャンと表現される舞台は登場人物は人間のみと限定すると、人々が混み合ってる場所でビジネスをするのと人が少ない場所でビジネス展開するのはどちらが良いだろうか?
今朝のテレビで京都の紅葉に大勢の観光客が押し寄せてる様子を伝えていた、わたしは京都なんて行くもんじゃないなと思ったが、客商売をしてる人ならば京都が羨ましいはず。
現代では人が集まる場はリアルな場所だけではなく、ネット上や仮想空間上というのもある。
ビジネスのレッドオーシャンとは、魚は少ないのに釣り人は魚の数より多いような状態なのだろうが、そのようには伝わってないように感じる。
釣り人目線なのか魚目線なのかでブルーオーシャンやレッドオーシャンは評価が大きく変化しそうだ。