競争が激しいことはレッドオーシャンと呼ばれる。
この場合のレッドオーシャンはビジネス用語だ。
ビジネスでは競争が激しいところで戦うことは賢くないとされる。
競争が激しいということは成果や果実にありつけないから。
そういう意味で競争が緩やかな分野や領域はブルーオーシャンと呼ばれ歓迎される。
時代と共にブルーオーシャンがレッドオーシャン化する速度が速くなったのは情報化の速度が速くなったことと、真似する方が簡単なのとの合わせ技の結果だろう。
レッドオーシャンを同業他社がひしめき合ってると捉えると、ブルーオーシャンの方が魅力的に感じるが、レッドオーシャンはお客やユーザーの方だとすると見え方が変わる。
レッドオーシャンの方が儲かりそうだから。
お客がレッドオーシャン状態のお店や会社があると、その商品やサービスや業態が儲かるという錯覚が起きやすい。
行列ができるのはなぜなのか?
商品やサービスが特別だから?
広告宣伝が上手いから?
夏になると特定の海水浴場だけに芋の子を洗うように人が集まるのはなぜか?
ハロウィンといえばなぜ渋谷なのか?
客やユーザーでレッドオーシャンにするためには、特別な何かが必要だと考える。
きっとあるのかもしれない特別な何かは、分からない人には永遠に分からないだろう。
特別な何かとは裸の王様が着ていた透明な服に似てそうだ。