ブランドビジネスにおけるブランドイメージの構築には通訳や翻訳が欠かせないなと気付いた話。
大谷翔平さんのブランドイメージ構築における水原一平さんの役割とは誰もがおまけの存在だと思っていたかもしれないが、実はそうではなくアメリカでは本人自身がしゃべる以上にブランドイメージに貢献してるのだ。
大谷翔平選手の専属通訳、水原一平さんの超かっこいい翻訳みつけた
— ぴょん🐰外資OL (@pyon_career) 2023年12月10日
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🎤「来年は違うユニフォームを着てレッドカーペットを歩くの?」
Ohtani「…わかんない」
一平さん「Only time will tell.」
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(まだ)わからない→時がくればわかる→Only time will tell. ってセンスありすぎ pic.twitter.com/Q0p1KCKn58
月並みな言い方をすると水原一平さんはコミュニケーション能力が高いとしか評価されないかもしれないが、実は水原一平さんを抜きにしたら大谷翔平というブランドはワールドワイドな存在にはなれないでone of them に留まっていたかもしれない。
ネイティブの日本人同士が日本語でコミュニケーションを取る場合でも通訳や翻訳は必要になる一人二役の。
多くの場合その通訳や翻訳は表現やプレゼンの上手下手だと理解されるだろう。
ブログをやってる人だったら時々は思うはず、自分が書いた文章は自分が思ってる通りに解釈されてるだろうかと、時には、そもそも言いたいことを言いたい通りに表現出来ているのだろうかと。
政治家や事業家がここ一番という時にするスピーチにはスピーチライターが付くことが多い、つまりこれも通訳や翻訳だ。
今生きてる日本人がリアルに知ってる政治家でスピーチ力で圧倒的に大衆を魅了できたのは共に首相経験の田中角栄と小泉純一郎(進次郎の父)の二人だけだ。
少し検索したが、この二人にスピーチライターが付いていたと思わせるような話はない、この二人は自分がどのようにしゃべれば大衆を魅了できるかが自分一人で分かることが出来ていたのだ。
SNSでバズるなどという浅い話ではないのだ。
ただ、この二人が今現在現役の政治家だった場合に再現性がどの程度かは分からない。
通訳や翻訳は脚本にも通じるストーリーテリングでもある。
情報化時代が進化深化するほど大元である一次情報の重要さを説く話が増えるが、人々を一喜一憂させるのは一次情報を通訳翻訳した二次情報の方なのだ。
通訳や翻訳の評価や価値は正確で正しければ付いて来るわけではない。
嘘や間違いは論外として、解釈には一定の幅が付きものでその幅の範囲でより気持ちいいことに価値が宿るのだ。
似て非なるはポピュリズム。
ブランドには通訳や翻訳が必要だと書き始めたが、通訳や翻訳が重要なのはむしろノンブランドの方だと思うようになってきた。
個人的には皮肉や嫌味が好きなままいい歳を迎えてしまったが、今更ながら路線変更を図りたいと思っている。