世の中は良い方向に進んでいるのか、はたまた悪い方向に突っ走っているのか?
犯罪発生数などデータで示される悪は、昭和に比べると大きく減少してる。
その一方で、報道やニュースやワイドショーで伝えられる悪事は次から次なので、世の中はどんどん悪化してるように感じられる。
データのようでいて感情的情緒的な印象の影響も大きいだろう。
さて、善良な人が感じる世の中悪くなってるなという感覚と、悪いことをしてる人が感じる悪くなってるなという感覚は同じだろうか、それとも全然別の感覚だろうか?
好き放題してるように見えていた自民党議員がパーティの売上のキックバックで追求されてる姿を見てると、悪の度合いとして高いわけではないがゆえにまかり通ると思っていたことが通用しないなんて世の中悪くなってるなと真逆に感じていそうだ。
やってる本人にとっては大したことではなかったはずのパワハラやセクハラや各種のハラスメントは今ではやるなら秘密裏にやらなければいけなくなった。
今から未来に向けては対策や準備が可能だとしても、今現在では過去になる旧悪は日付が新しいほど今現在やったこととして世間は認知する。
かつては嘘や出まかせだと言われていた週刊誌が、いつの頃からか権力に忖度しないでかつ確かな取材力でスクープを出すようになった。
スクープの対象は今も昔も有名人や権力者など好き放題やってる人。
なぜなら実は敵が多いから、不幸を望む人が多い、そういう理屈で対象になる。
現代では嘘や出まかせは有名人や権力者には通用しないし、必死に揉み消しを図るはず。
有名人や権力者や好き放題やってる人は、好感度を気にする。
お金だけでは満足できず名誉も欲しがるのと構造は同じだ。
まあ、この程度だったら誰でも思っていることだろう。
そう思ってるとこんな話も出てきた。
2015年、松本らが都内のホテル内で複数の女性に、強制的な性的行為を行ったなどと報じている。
好き放題やってる人には時代の動きはどう見えてるのだろうか?
ビクビクしてる人がたくさんいそうだ。