例のケーキ問題、当初わたしは『監修』に着目した。
関係者の中でただ一人個人名が出ることに自己顕示欲を感じたことが大きい。
しかし、ここに来て関係者の中でただ一人真摯に苦悩してるのは監修者だけに見える。
ケーキ監修「レ・サンス」シェフ「期待裏切り、眠れない」 高島屋に「幕引きせず原因特定を」
白いクリームが崩れた写真が今となっては色は白だがブラックに見えてくる、ケーキそのもののことではなく製造、管理、配送に関して個人名が出ない立場で関わっている人のことだ。
労働環境もブラックだとすると考慮する必要があるが、ブラックなのは携わる意識がだ。
関係者の多くは、自分の時間を切り売りする時給意識はあっても、それ以上の責任感など無かったのだろうと切り捨てるのは簡単だが、もしかしたら現場の悲鳴の現れかもしれない。
政界や芸能界、そう言えば野球界でもスキャンダルの体を取ったブラックの告発が相次いでいる。
統計上の犯罪数は減っているのに、世の中犯罪だらけに見えるのは実は駆除剤を噴霧したらゴキブリがいっぱい出るようなことなのかもしれない。
ゴキブリ全体から見るとごくごく一部でもいつも以上に見えてしまうとゾッとする。
しかし、ゴキブリは駆除されてもそれを補うようにねずみ算式に増えるもの。
世の中がホワイト化していると言われて久しい。
やれコンプライアンスだハラスメントだと言われながら漂白剤や殺虫剤の薬効がようやく目に見える形になり始めてるのかもしれない。
政界では自民党や大阪万博がらみでは維新に、芸能界ではジャニーズ事務所の次は宝塚そして吉本興業と、ようやく散布された漂白剤や殺虫剤の薬効成分が効き始めたのかもしれない、最初に散布された時期は一体いつだったのだろうか。
2023年は詐欺界や闇バイト界隈に始まり、政界芸能界と漂白剤や殺虫剤の浸透が感じられる元年だったのかもしれない。