違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

可愛さ余って憎さ百倍

ゲーム業界における地位の高さゆえだろうか、それともあまりにも夢中にさせられたことの弊害でもあったのだろうか、任天堂を脅迫する話は一つではなかった。

 

任天堂に殺害予告メッセージ 茨城・日立市職員の27歳男を威力業務妨害疑い逮捕  2024年4月3日

「死ねなどと数々の投稿をしたことに間違いない」

 

 

 

「任天堂なんか死んじゃえ!」脅迫に罰金30万円 36歳女に略式命令 2023年3月8日

脅迫と威力業務妨害の罪で東京都三鷹市の契約社員の女(36)を略式起訴した。

 

 

 

 

ゲームをしないわたしには任天堂と聞いてもピンとくるものは何もないが、ゲーム業界における地位の高さは知っている。

 

社員の給料が高いことや株価の推移を巡っての話題も多い。

 

つまり、単なる好き嫌いの話題を超えて羨望や妬み僻みの対象になりやすいのだろう。

 

しかしわたしのようにゲームをそもそもしない人間にとっては限りなく無関心に近い、つまり任天堂に対して何らかの感情が動く人はおそらくそもそもゲームに関心があればこそだろう。

 

 

つまり、任天堂を攻撃する人の心理には可愛さ余って憎さ百倍が感じられる。

 

 

 

可愛さ余って憎さ百倍は、現代のように『推し』や『推し活』が生活に占める割合が公然と大きくなると、その反作用としても顕在化しやすくなりそうだ。

 

世間に多い誹謗中傷の中には、可愛さ余って憎さ百倍が由来のものが実は少なくないのだとすると、攻撃してくる敵は思わぬところから攻撃してるのかもしれないのだ。

 

攻撃は正面から受けるものだと思っていると、背後からの攻撃を防御できないように、あるいは空からだと思ったら地下からだったように。

 

可愛さ余って憎さ百倍を考えていると、過ぎたるは及ばざるが如しのようでもあると気付く。

 

180度反対の価値観や行動は意外と相性が良いとも言える、だから洗脳や中毒は起きやすいのだ。

 

 

『魔が刺した』という言い訳が世間に多いのは、そんなことするなんてあり得ないということが日常茶飯事だということを示している。

 

 

クワバラ、クワバラ。