知るから始めるということがある。
当然知らなければ始められない。
問われるのは、何を知るかだ。
良いこともあれば悪いこともある。
有名人を装った詐欺広告を、詐欺と気付かずに知ったことで始まる悪夢もあれば、名著との出会いでそれまで知らなかった考えや価値観に目覚めその後人生が好転するということもある。
知ることから始まることが悪いことであっても良いことであっても、知るの次に理解するが来てから始まる。
つまり、第一段階として何を知るかが大事で、第二段階として知った何かをどのように理解したかに進む。
どのように理解したかがその後の行動に大きく影響する。
しかし、どんな良いことでも知ることだけ、あるいは理解するまでで終わり、そこから先には進まないというケースも少なくはない。
それがリスクヘッジだと知ってるからだ。
時代は確実に進歩進化してるように見えるが、進歩進化するのは良いことだけでなく悪いこともだ。
いつの時代も、良いことと悪いことは表裏一体、そういう危うい状態は『トレードオフがある』と呼ばれ、表裏一体だが両立はしない。
だから再現性はあったり無かったりだ。
ある人にとっての成功の法則は、別の誰かには敗北の法則となる。
世の中はそんな表裏一体のトレードオフで溢れている。
何かを信じるというのは仮説を立てたのと同じで、その後に必要なのは検証で、その検証から得られたことをベースにして初めて自分にとっての何かが始まるのだ。