最近の事件を見てて改めて思うことがある。
通り魔のようなあるいは無差別な事件であれば当てはまらないかもしれないが、大自然の理屈に照らし合わせると、大きく二つあるなと。
キーワードは生息域。
一つは生息域が同じだから避けられなかったという事件。
動機にまつわる善悪など問うても何の意味もないだろう。
那須の二遺体焼損事件の登場人物は被害者加害者関係者は狭い特殊な界隈に生息していた同一種が起こした事件であることが感じられる。
物理的な生息域はごく普通の一般人とも被るが、関わる対象が見事に分離していたことが感じられる。
生息域つまり生活圏が被るが人生観や価値観が明らかに違うであろう人種とは接点を持ってはいけないのだ。
どうしても持たざるを得ない場合は、せめて敵対関係にならないようにしなければいけない、そういう意味ではどこに住むかはとても重要な選択だし、運が試されるとも言える。
もう一つのパターンは、外来種と在来種が出会ってしまったような場合で、たいていは在来種が外来種に脅かされる。
51歳の男が25歳の女性を刺殺した事件。
当初男はストーカーだと報道されたので、女性は一方的な被害者かと思ったが、男は女性と結婚できるつもりで多額の金銭を貢いでいたようだ。
しかも女性は元ガールズバー経営者で、その店の経営者と客という立場で知り合ったようだ。
したたかさの度合いでいうと女性の方が一枚も二枚も上手だったのかもしれない。
西新宿のタワマン刺殺(51歳)事件、結婚ほのめかされ20年乗ったNSXとホンダNR(合計推定2000−3000万)を売って貢いだ瞬間別れ切り出されて。
— ゆな先生 (@JapanTank) 2024年5月8日
その後貧しい暮らしで食品配達の仕事して、本人が逮捕時乗ってた車のエンブレムが軽ワゴンに無理やりつけたHONDAのType Rのもので、本当に愛してたんだなと pic.twitter.com/SOuDJBR6KF
見ようによっては51歳の男は純情を弄ばれたようにも見える。
そう考えるとどちらが被害者なのか加害者なのかが分かりづらい。
法の下の平等を深く考えずに頼って自由に泳ぎ回っていたら、周りはサメだらけ、獲物として魅力があれば餌食になるのは避けられない、しかし、サメは1匹でもたとえそれが生息域を逸脱した迷いサメであっても獲物には食いつく、そういう事件に見えてくる。
どういう生息域が本来の自分に相応しいかはきちんと理解できた方が賢明だ。