違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

影響力は双方向

重さを持ってるもの同士の相互の物体は、その重さと距離に応じて互いに重力や引力を及ぼしあっている、というのが万有引力の法則。

 

物体は人間であってもだ。

 

人間同士の場合、万有引力のような力とは別に相互に及ぼしあう影響力もある。

 

相互にというのは双方向での作用だが、この双方向には直接と間接がある。

 

だから無自覚な思わぬつながりの影響を知らないうちに受けてることもありうる。

 

 

 

インフルエンサーなるワードが急速に認知され始めたのは2017年から、これは歌の影響が大きい。

 

本来の意味である影響力を及ぼす人という意味では2007年頃から使われていた。

 

インフルエンサーという概念は今となってはかなり影響力は失ったがワードとしては生き残っている。

 

当初インフルエンサーが期待された役割は釣りに例えるなら撒き餌で、イベントや集会や講演に例えるならさくらだ。

 

期待されてた影響力の正体は集客力であり広告宣伝効果だ。

 

従来からあった『来てください』という呼びかけに対し、『行きたい、欲しい』という動機にアピールするようなシフト。

 

 

風が吹けば桶屋が儲かるのような、直接の関係性が見出せなくても関係しあってるという関係性がある。

 

蝶が羽ばたいたことが気象に影響するという意味のバタフライ効果のように、影響には与えた影響と及んだ影響がまったくバランスが釣り合わなさそうな結果が生じる可能性を常にはらんでいる。

 

被害と加害のバランスだって釣り合わないことはある、一本のタバコの不始末で山火事が起きても不思議じゃないように。

 

どこでどう繋がるかが分かりづらい影響の及し合いを人間は常に繰り返してる。

 

 

散々もてはやされた論理的思考は、生成AIの出現でもはや人間を超え、賢いことは悪くはないが大して価値のあることではなくなりつつある、そのことに楽観を感じる人もいれば悲観しかない人もいる。

 

 

もてはやされていたのにという意味ではEVもある。

 

最近急速にネガティブな論調が増え、実際に販売も芳しくないようだ。

 

理由はさまざまあるだろうし、課題や問題の指摘もさまざまある。

 

 

直接間接のさまざまなことが影響した結果だ。

 

 

きっと何かが影響してるんだろうなと感じるような現場には双方向性のある何かが起きている。