違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

コンビニという日本流ガラパゴスが変化し始めてる? (追記あり)

コンビニが変化してることに気付いているだろうか?

 

もともと商品に関しては仕掛けや展開を早くし、次々と回転させることで需要を喚起していた。

 

そういう意味では、常に変化していると言える。

 

 

今起きてる変化は、商品のラインナップや展開に関してではない。

 

店舗運営のありかただ。

 

コンビニのヘビーユーザーは、価格の変化には気付いているのだろう。

 

たまにしか利用しない人には気づきにくいだろう。

 

そういう変化を扱った記事が最近立て続けに出ている。

 

コンビニ各社の相次ぐ店舗網拡大の背景には規模拡大への焦りが見える - 岡崎よしひろ(中小企業診断士) 2017年4月14日

このような急拡大を志向することはセブン―イレブンほどの規模がないという事に対する危機感の裏返しであると考えることができます。

 

最大手のコンビニチェーンが値下げに踏み切ったという事は、コンビニ各社はセブン―イレブンに追随して値下げを行うか、あえて値下げを行わないで付加価値を訴求するかといった選択を強いられます。

 

 

 

コンビニ業界に衝撃、セブンがロイヤリティを引き下げた理由とは? 2017年4月14日

しかし、これまで頑なにロイヤリティに手をつけなかったセブンが引き下げを決断したということは、コンビニのビジネス・モデルが限界に近づきつつあることを示しています。同社は米国のコンビニ企業の買収を発表していますが、2つのニュースは表裏一体のものと考えるべきでしょう。

 

 

 

「ここが大変だよ! 日本のコンビニ」セブンイレブンの外国人店員研修を見学 2017年4月10日

外国人店員向けの研修は、コンビニ業界の競争の軸が新規出店による「量」の拡大だけではなく、既存店舗の「質」を高めていく取り組みにも移り始めているという現実を映し出しているともいえそうだ。

 

日本のコンビニ各社はこれまで、積極的な出店戦略を推し進めることで規模を拡大してきた。だがコンビニ各社の国内店舗数が合計で5万店を超えたいま、単純な規模の競い合いでは持続的な成長は見込みにくくなっている。セブンイレブンは外国人研修のほかにも、かつては消極的だった加盟店オーナー同士の意見交換会を頻繁に開くようになっている。

 

 

 

 

 

1年前の2016年4月、セブン-イレブンの鈴木会長が退任した。

 

セブン&アイ鈴木会長退任へ 会見の一問一答
日本経済新聞 2016/4/7
  

「伊藤家の意向もあるが、このままでは大株主でもない株主からも経営に口を挟まれることも想定される。コンビニエンスストアを総反対の中でつくってきた私としては資本と経営の分離が大事だという思いがある」

 

――伊藤名誉会長は創業者、セブンを育てた鈴木会長は中興の祖。伊藤氏側から見れば、この記者会見は欠席裁判にならないのか。

 

「今までは良好な関係にあった。ここにきて急きょ変わった。以前は私が提案したことを拒否されたこともなかった。世代が変わった。抽象的な言い方だが、それで判断してもらいたい」

 

 

 

何があったかは語ってないが、経営トップを取り巻く環境に不協和音が生じていたことが伺える。

 

 

この日経新聞の記事では表現されてないことが週刊現代には書かれていて下記のように捉えていた。

 

鈴木敏文・電撃退任の舞台裏!~カリスマ経営者は「クーデター」に倒れるのか
週刊現代 2016年4月19日

およそ、日本を代表する企業の会長が行う記者会見とは思えないほど、赤裸々な内容だった。口調は終始穏やかなものの、語っている内容はまさに自らの会社の部下に対するダメ出し、批判のオンパレード。異例の「ブチ切れ会見」であった。

 

週刊誌らしく人間関係が織りなす人間模様で事件を捉えている。

 

しかし、人間関係を別にして、事実関係でどうだったのかはよくわからない。

 

 

 

少し検索すると、これが事実かなと思える記事が見つかった。

 

ヨーカ堂100億円在庫買い取り要請が頓挫 セブン鈴木会長、伊藤家との確執に新事実 日経ビジネスオンライン 2016年5月9日

セブン&アイの鈴木敏文会長が創業者の伊藤雅俊氏に、ヨーカ堂の過剰在庫100億円の買い取りを求めていた。伊藤家がこれを拒否したことで、確執が深まり、鈴木会長の退任表明へとつながった。「鈴木帝国」が崩れ出した背景には、祖業である総合スーパーの根深い経営不振があったことを示す。

 

この100億円の買い取りの話は、他のメディアでは取り上げていない。

 

 

100億円と言うのは、ヨーカ堂の衣料品の不良在庫として発生してるらしいが、その処理を巡って人間関係に亀裂が生じたらしい。

 

この記事の内容に対し、ファッション業界の事情に詳しい人から疑問が呈されている。

 

鈴木会長が辞任したセブン&アイホールディングスは改革に向かうのか? 2016年05月12日

セブン&アイHDの鈴木敏文会長の辞任は、内外に大きな波紋を広げた。仕事で顔を合わせるファッション業界人でさえ、「メディアが書いている辞任理由は本当なのか」と、疑う人間が少なくない。

 

読者の眼を引くタイトル付けは経済誌の十八番だが、問題はその内容である。ファッション業界からすれば、「それはないだろう」と思えるからだ。

 

 

結局、事実関係はよくわからないが、この記事は捉え方がおもしろいので読む価値がある、ファッション業界の人に向けて書かれているのでよく知らない言葉が使われたりしてるが、わからなくても気にしなくていい。

 

それよりも印象的なのはラストの言葉だ。

 

いい加減、商社丸投げの商品開発から脱却し、マーケットとマーチャンダイジングの基本に立ち返ることが改革の第一歩ではないかと思う。

 

ヒットしない商品ばかり出てくるのは、商品開発が商社に丸投げだからかもしれない。

 

そして販売に関しては広告代理店に丸投げしてるかもしれない。

 

この手法は、高度成長にはマッチしたかもしれないし、上手に活用した人はカリスマなんてもてはやされたりしただろうが、同時に日本的ガラパゴス化も加速させた。

 

このガラパゴスは、衣料品業界のことだが、日本のコンビニにも当てはまってるだろう。

 

3位転落のローソン、生き残りかけた地方「局地戦」で業界再編か…商社三つ巴の代理戦争 2016年10月3日

従来は直接経営に口を出さなかった三菱商事だが、前述したようにローソンに役員を多く送り込み、これらの戦略をリードしていく。これからローソンは間違いなく三菱商事色が急激に強まる。

 

 一方でローソンのライバルたちもバックには総合商社がある。ユニー・ファミリーマートは、出資比率33.4%の伊藤忠商事が筆頭株主だ。三井物産はセブン&アイホールディングスに1.8%出資しており、出資比率を上げる方向だ。

 

 

小売業界には「近い将来、コンビニは3強ではなく2強に集約される」(大手流通の創業者)との見方がある。つまり、ローソン、セブン、ファミマのうち、一角が消える可能性を示唆している。

 

 

セブン-イレブンの鈴木会長の退任に伴い、セブン-イレブンが最初に変化に舵を切った。

 

セブン-イレブンに追随するというビジネス展開をしていた他のコンビニもあわてて舵を切り始めた。

 

まだどの方向が正解なのかはわからない。

 

ファッション業界は、商社に丸投げで事業展開したところは衰退した。

 

一方コンビニは、商社が食らいついてるという感じに見える。

 

 

コンビニ業界はまだ成長が期待されてはいるが、心ある内部の人は相当危機感を持っているだろう。

 

そういう動きが、今コンビニ業界に始まっているかもしれないが、今のところ脱商社、脱広告代理店とはなってなさそうに見える。

 

 

追記

 

ブログを書いた後に、下記記事に気付いた。

 

ローソンの玉塚元一会長が電撃引退する事情 2017年4月13日

会見の冒頭、退任の経緯について玉塚会長はこう説明した。「竹増(貞信)社長も3年ぐらい、私とさまざまな経験をしてきた。彼に対する加盟店からの信頼も上がってきた。2月には三菱商事による株式公開買い付け(TOB)が完了し、ローソンは三菱商事の子会社となった。われわれの事業はスピードが大事。二頭体制になるのはよくない。シンプルな意思決定のストラクチャーにした方がいいし、それを支える道筋も整ってきた」。

 

 

ローソンは、商社が運営するコンビニになる。

 

商社のセンスが、ガラパゴスなのか、イノベーションを起こすのかは見ものだろう。

反応(行動)は考え方の影響を受け、考え方は感じ方の影響を受け、感じ方はバイアスに影響される

色んな場所を歩いたり、自転車に乗ったり、車を運転したりしながら気付くことがある。

 

現代人は視野が狭くなっていると。

 

比喩的な意味ではなく、そのものズバリで、見てる範囲が狭いのだ。

 

スマホをいじってるケースも多いが、そもそも動物としての感覚が劣化していると感じることが増えた。

 

だから、当然見えていて気付いていると思ってるのに、実は全く見ていないという状態が多くなり、ヒヤッとすることがある。

 

自分が当事者でない場合にも気付くことが多い。

 

自分自身が、ちゃんと見てなくて気付いてないこともある。

 

このパターン以外に、気付いているのだがその後の反応が遅いというケースもあるし、最近増えているのが、気付いているのに嫌がらせのように気付いてないふりをすること。

 

反応の遅さも、嫌がらせも、気付くのが遅れたためであるが、お互いに突然相手が変な行動を取ったように感じて、感情を害しトラブルになることもある。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/視覚

視野の大きさは動物種によって異なる。ヒト健常者の視野は、垂直方向に上側60度、下側75度程度である。水平方向では、単眼の場合、鼻側60度、耳側100度程度である。したがって、両眼で重複する視野が120度程度存在する。このことにより両眼視差が生じており、両眼立体視に寄与している。

 

 

機能としては備えているので、見えてないから取ってるように見える反応や行動は、見えてないからではなく、見ようとしてないから起きている。

 

見ようとしないのは、たぶん考えないから。

 

考えないのは、感じないから。

 

 

 

うまくいくときのループ。(個人的な持論)

 

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おかしな行動の前段階には、「考える」が無いか、「考え方が変」がある。

 

 

働き盛りが読書しない日本に、やがて訪れる「思考停止」社会

「長時間労働で疲弊した人は新聞を読む気力もなく、物事を深く考えなくなる。少しの情報だけで自分の意見を決める。それが世論になってしまう。欧州では家族で食事をとりながら会話をしたり、広場やカフェで自由に議論をしたりする。時間に余裕があるかどうかは、民主主義の成熟と深く関わっている可能性がある」

(福井新聞、2017年3月20日)。

 

 

 

考えなかったり、考え方が変なのは、「感じる」が無いか、「感じ方が変」だから。

 

 

 養老孟司さん『可愛い脳には旅をさせろ』

人間の脳は、しんどいことはなかなか覚えないくせに、ラクなことはすぐに覚えるんです。

 

――脳がラクをしないためには、どうすればいいのでしょうか?

 

“自分で考える癖”をつけるしかないです。僕は物心ついたときから虫が好きで、最初は形や生態を観察するだけだったけれど、そのうち採集を始めて自分でオリジナルの標本を作るようになりました。虫の世界は本当に不思議なことだらけ。人間よりもはるかに歴史ある虫の生態は、探っても探っても尽きることがないんです。なんでこんな形をしているんだろう、どうしてこんな場所に住んでいるんだろう。とにかく知りたいから自分で調べるんですが、当時は今みたいに懇切丁寧に説明してくれている雑誌なんてない。難しい文章を一生懸命読んでみて、足りないところは自分の想像力で埋め、それでもわからなければ実際に現物に触れてみようという好奇心が生まれる。“知りたい” “不思議だ” “なぜだろう?”という感覚があれば、イヤでも考える癖がつくわけです。

 

 

 

 

 

運転免許証がゴールドの人は無事故無違反で安全運転してると思われるが、実際には違反や事故を起こしていても摘発されてないだけの人もいるし、日常的に運転しないから事故も違反も犯さないというだけの人もいる。

 

評価されるが、実態が伴わないことは世間にはよくある。

 

 

 

自分は大丈夫と思ってる人が陥ってる罠はないだろうか?

 

 

今日のテーマに合いそうなツイートがあった。

 

 

「わかってるつもり」の人ほど危ない「無意識のバイアス」

客観的に眺めていると、他人の持つバイアスに気づくことは、さほど難しくありません。でも、自分が何か(ドラマのストーリーでも、仕事でも)にどっぷり漬かっている時、自分自身が持つバイアスに気づくのは、容易ではありません。

 

自分がバイアスのかかった眼で見られた時、不愉快に感じることでしょう。大事なのは他人の持つバイアスに気づくことに加え、私たち自身が持つバイアスに自覚的になることではないでしょうか。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/バイアス

バイアス英語: bias)とは偏りのこと。

 

 

 

バイアスは、悪いことばかりではなく、個性だとも言えるだろう。

 

感じ方の根底には、人それぞれのバイアスがある。

 

だから、自分自身のバイアスは自覚できる方がよい。

 

 

バイアスに沿って生きるのか。

 

バイアスを修正して生きるのか。

 

決めるのは自分自身だ。

楽しいことを自分で作れるのは誇るべき才能

「今年の流行色」というものが昔からあるが、最近はあまり聞かない気がする。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/日本流行色協会

あらゆる分野へのトレンドカラーの提案を行うことで、商品開発の指針を与えるとともに、生活者の豊かな色彩生活の実現のための活動を行う。

 

インターカラー(国際流行色委員会)

1963年に設立された、国際間でカラートレンドの方向性を検討する会議。実シーズンの2年前という、世界で最も早い時期にカラートレンド情報を発信しており、その後の世界のカラー動向に大きな影響を与えている。

 

 

 

 

 

流行色というのは流行った色ではなく、流行らせようと仕掛けられたビジネスで、2年前から仕掛けられているのだ。

 

仕掛けは、仕掛ける側と受け入れる側の両方の思惑が一致することで成立する。

 

「流行」が成立するということは、「流行」が求められたということだ。

 

流行外れは、単に流行してないという意味だが、昔は、流行外れ=ダサいというイメージがあり、多くの人が流行を追いかけた。

 

多くの人が流行を追いかけたのは、基準が欲しかったからであり、自分流に行動することに自信がなかったからだろう。

 

 

流行語がピークを過ぎるとやがて死語になるが、死語と「流行外れ」の共通点について考えていると、「定番」と言われる流行り廃りに関係ない存在に思いが至る。

 

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/定番

定番(ていばん) - 主に小売業界、ファッション業界などで使われる用語で、流行や情勢にかかわらず安定した売り上げを確保できる商品のこと。商品番号(品番)が一定であることに由来する。これが転じて一般に広まり、当たり前となっていること、決まりきっていること全般を指すようになる。

 

流行語で定番になれるのはほんの一部だけだ。

 

 

「流行」、「流行外れ」、「定番」の関係を考えていたら、「偏差値」に似てる気がしてきた。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/偏差値

偏差値(へんさち、standard score)とは、ある数値がサンプルの中でどれくらいの位置にいるかを表した無次元数平均値が50、標準偏差が10となるように標本変数を規格化したものである。

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実生活の場で個人に対して用いられる偏差値の高さ(低さ)は、大きく変動しないイメージがある。

 

偏差値が高い人は優秀と位置付けられ、それが継続するというイメージがある、低い人はその逆だ。

 

しかし、ある流行に対し流行偏差値が高い人は、次の流行にタイミング良く移っていけなければ、すぐに流行外れという流行偏差値が低い状態にシフトする、この場合はシフトというより転落するイメージがある。

 

この見方では、偏差値50の周辺に「定番」が存在すると考えてるが、元々の定番の意には、時の流れに負けないという付加価値が感じられという意味では高偏差値寄りだったはずである。

 

 

 

昔は、人も物も玉石混交だった。

 

だから、人の優秀さを偏差値で序列化し、物や風潮の動向を流行という尺度で序列化していたのではないだろうか。

 

しかし、人に関しては偏差値が高くて優秀なのは特定の分野だけで、他の分野は大したことないというのはよくある話だ。

 

物に関しては、時を経るほどに、品質が高くなり、デザインも悪いものはなくなり、偏差値的分布幅が狭くなって中央に集まっている気がする。

 

要は、物は多いがバラエティに富んでなく、且つ品質は悪くないということ。

 

どれを選んでも良いが、どれも選ばなくても良いとも言える。

 

 

いつ買うの?

 

今じゃなくていいでしょう。

 

となる。

 

 

 

人も、物と同様に、個性の分布幅が小さくなり且つ社会生活を送る能力も大差ない人が多くなり、誰を選んでも良いが、誰も選ばなくても良いとなる。

 

人も物も問われてるのは中身ではないかもしれない。

 

 

中身がどうでもいいというわけではない。

 

 

今起きているのは「コンテンツ革命」ではなく「流通革命」

「見たい、読みたい」という読者のニーズに即応できなければ、ビジネスとして生き残れない。そうである以上、デジタル化の波を積極的に活用し、味方につける施策を打ち出した方がいい。

 

イギリス紙「ガーディアン」も、独自にスクープ動画を撮ってそれを世界中に高く売ったりしている。そうした意味では、同じ雑誌だけではなくテレビも新聞もライバルになるのだ。スマホの上では、全ての情報が「フラット化」される。

 

 

今問われ始めたのは、自分をどこで流通させるかだ。

 

 

 

 

三井物産が若手社員に「自腹で社内起業」させる理由

昔は大手町の本社にも「売った、買った」の現場があり、われわれの世代はそこで鍛えられました。しかし今はどの総合商社もビジネスの軸足が関係会社に移っています。

 

 

おそらく多くのビジネスの場では、コミュニケーションが薄味になっているだろう。

 

ビジネスの場では成果だけが求められ、それ以外は無駄なものという扱いだろう。

 

かつてビジネスの場は、自己実現のための大切なコミュニケーションの場であったが、もう自己実現の場ではなくなりつつある。

 

自己実現のために別のコミュニティが求められる時代になってきた。

 

 

猪子寿之氏「アートは“カッコいい”の基準を動かし人類を変える」

人間っていうのは非合理的な行動をしていて、その多くは、実はその「カッコいい」の基準で動いている。世界の見え方が変わることで、「カッコいい」の基準が変わる。価値観が変われば、人間の行動も大きく変わる。

 

ここで語っている「カッコいい」は男性目線で、女性目線だと「カワイイ」だろう。

 

 

とりあえず10年、服を買うのをやめる! 絵本作家がチャレンジしてみた結果…思いがけない収穫がありました

ステキな服を見かけると、今ある服のなかで似たようなものを持っていることを思い出して、コーデを考えたり、服のお直しをしたりするように。

 

そして5年ほどたったころには、同じ町に住む友人たちと手芸クラブを結成。まわりの人たちとの時間を楽しみながら、お直しを続けていくうちに、どいさんの服のリフォームを見た近所の人たちとのコミュニケーションも生まれ、意外な輪も広がっていったということです。

 

 

興味を持ったコミュニティに飛び込むパワー

新しいコミュニティに飛び込むことは勇気がいります

 

ただ、僭越ながら1つ申し上げさせていただくならば、その勇気は間違いなく発揮する価値があります。自分が興味を持ったコミュニティに飛び込むことは、その後、素晴らしい効果を発揮してくれるからです。

 

「ワーク・シフト」で注目を集めたリンダ・グラットンは人生100年の時代になりつつあると言っている。

 

 

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

 

働き方が変われば、生き方も変わる。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

 

楽しむことを自分で作れない人には辛い時代がやってきた。

撮影ド素人が嬉し恥ずかしYou Tuberデビュー

この土日を使って、カメラで遊んでみた。

 

遊んだカメラは、6年前に買ったもので、買った理由は画素数の割に安いと思ったから。

 

特に使いみちがあったわけではなく、1600万画素あれば記録を取るのに充分だろうという程度の理由だった。

 

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撮影に対する興味は無かったので、取扱説明書も読まなかったので機能も理解してなかったが、前回のブログで書いたように急にカメラや撮影に興味が出てきた。

 

カメラを買い直すことを考えているが、撮影に興味があるので、手持ちのカメラを使いこなすことで技を磨くことが先だろうと考えている。

 

 

以下は、昨日と今日でやったことの成果。

 

被写体に近づき撮影する練習を最初にしてみた。

 

動画をメインに考えるつもりだが、このカメラは動画は調整要素がほとんどないので、静止画の設定を変えたりしながら色々試してみた。

 

 

同じように撮ってるつもりなのに焦点が合うポイントが違ったりする。

 

 

 

花に焦点があった場合。

 

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葉に焦点が合った場合。

 

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どちらも花にレンズが触れそうな状態で撮影。

 

 

周りの様子はこんな感じ。

 

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小さな花に思い切り近づいて撮るのは結構おもしろい。

 

ちょっと理科の要素があることに気付く。

 

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花びらについた水滴も味がある。

 

以下は全部同じ場所に咲いていた花で、撮り方を変えただけ、いづれも花に近づいて撮影。

 

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今回の本当のメインは動画で、スズメを撮ること。

 

ここで問題に直面した。

 

このカメラは、4倍ズームが付いてるが、今回はズームを使わないことが目的だったので、次の写真のようにカメラを置き、その前にご飯粒を撒いてスズメを誘導するという作戦を描いていた。

 

日常的に、仏壇のお供えのご飯を庭にまいてそこにスズメが集まるのを楽しんでいたので作戦成功を疑っていなかったが、余りにも近くにレンズがあるのは少し現場に違和感を醸し出していた。

 

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当然のようにスズメは警戒して、近くには来るのだが米粒には近づいてくれないので、カメラをカムフラージュしようとしたが準備不足でうまくいかない。

 

念のために離れた場所からズームで撮ってみたが面白みがなかった。

 

しょうがないから今回はバッテリーが持つ限り同じことを繰り返してみた。

 

今まで3ヶ月に1回くらいしか充電しない程度の使用頻度だったが土日で4回充電した。

 

その結果、スズメは撮れなかったが、替わりにカササギが米粒を食べに来た。

 

特徴のあるの青い色もキチンと撮れていた。

 

スズメは撮れてないが、スズメの鳴き声は聞こえる。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/カササギ

カササギ(鵲、Pica pica)は、鳥綱スズメ目カラス科の1種の留鳥である。別名にカチガラスもしくはコウライガラスがある。現代中国語では「喜鵲」と呼ぶ。

 

 


米粒を食べるカササギ(カチガラス)

 

カササギが撮れたことは結果オーライだろう。

 

今回感じたことは、撮影にはカメラのスペックと撮影テクニック以外に、計画や準備と運が求められるということを感じた。

 

不要な部分をカットしただけだが、動画の編集もほぼ初体験だがやったらできたのが、おもしろい。

 

編集に使ったのはiMovieで、使いかたを調べず適当にいじくっただけ。

 

ほんのチョットやる気があれば誰でもできるのがよくわかる。

 

 

 

 

You Tubeは見るだけだったが、今回チャンネルをつくり動画をアップしてみた。

 

 

嬉し恥ずかしYou Tuberデビューしてしまった撮影ド素人でした。

カメラ選びで見えてくる性格

ブログを書き始めて、これから世の中はどうなるのだろうかということを考えることが多くなった。

 

今起きてることをいろいろな角度から見て、しっくり来ると思えることを書いてきた。

 

 

今起きてることは、神様にはどう見えてるのだろうか?

 

昔の人は今を見てどう感じるのだろうか?

 

未来の人は今をどう感じるのだろうか?

 

 

全体を理解するために俯瞰で見るにはどうすれば良いかと考えたり、

 

特定の出来事や人やモノに焦点を当ててみたり、

 

どの位置から見るか、

 

どこから光を当てるかで

 

見え方が全く変わるということを意識してきた。

 

 

そしてふと気づいた、これってカメラマンが写真を撮ったり動画を撮ったりする時にも同じように考えてるはずだと。

 

これまで撮影に興味を持ったことは、ほとんどない。

 

撮られたものを見るのは好きだったが、自分が撮ると言う意味では記録するという行為以上に捉えたことがなかった。

 

 

もしかしたら、今だったらカメラを楽しめるんじゃないかと思ったら急に興味が出てきて、最近は撮影関係のブログや記事に目を通したり、カメラ本体をアマゾンや価格ドットコムでいろいろ下調べしている。

 

これが結構楽しい作業で、久しぶりに遊べるネタを見つけたと感じている。

 

ちなみに現在メインで使ってるカメラは、パナソニックDMC-FH7  1600万画素。

 

6年前のモデルになる。

 

これ以外に携帯とipad air2をいつも持ち歩いてる。

 

メイン機は、各種設定が画面タッチで行うのだが、レスポンスが悪く、そもそも設定のこともよくわからないから結局オートで使うだけだ。

 

 

画素数が大きいことが良いカメラの条件だと思っていたが、どうもそれだけではなさそうだということがわかってきた(当然だ)。

 

 

新しいカメラを買うことばかり考え始めたが、失敗するのはいやなのでじっくり考えたいが、買うとしても高いものは考えない。

 

1つのラインとして上限5万円の範囲とする。

 

そのうえで気にするポイントの絞込をすると以下のようになる。

 

  • 広角(超広角含む)を求めるか、ズームを求めるか
  • カメラのサイズをどこまで許容するか
  • 一過性の趣味で終わらない発展性が感じられるか

 

実は最初に心惹かれたのは高倍率ズームの機種だ。

 

具体的には下記の2機種。

 

 

Canon デジタルカメラ PowerShot SX60 HS 光学65倍ズーム PSSX60HS

Canon デジタルカメラ PowerShot SX60 HS 光学65倍ズーム PSSX60HS

 

 

 

 

 

キャノンが65倍、ニコンが60倍というともに高倍率で、そこに惹かれた。

 

しかし、どちらも本格的なカメラサイズになり、お手軽に持ち運びできる感じがしない、最近は若い女性が本格的なカメラを持ち歩いてるのをよく見るので、できないことはないかもしれないが。

 

サイズがネックになる場合は小型機種にしようと候補に挙げたのは、

 

Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK

Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK

 

 

 

ズームに対する興味が最大化できれば、サイズの問題は許容範囲になるだろうと思い、色々検索したり本を読んだりしてみた。

 

その結果改めてわかったのが、あたり前のこと。

 

ズームとは焦点距離を遠方に長く取り、狭角に対象物を捉えるということだということ。

 

対象物に近づけない時に有効な手法だ。

 

しかし対象物に近づくことができるのに、離れてズームで撮ると面白みがなさそうだとネット上にある画像をみて感じた。

 

このへんは個人差があると思うが、プロカメラマンが撮影は対象物に近づくことが基本だと語るのは、押さえるポイントかもしれない。

 

こういうことがわかると、ズーム(=狭角)の反対の広角や超広角にも興味が出て来る。

 

超広角が行き過ぎると魚眼になり、これもなんか違う感じになる。

 

ちなみに予算5万の範囲で広角もカバーする機種は高倍率ズームもカバーしているもが多い、ズーム機能は無しで超広角をカバーする機種はほとんどなく、あっても問題を抱えてることがレビューから見えてくる。

 

広角をキーワードに調べていると思わぬ機種が出てきた。

 

GoPro5だ。

 

 

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Black

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Black

 

 

 

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Session

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Session

 

 

昨年モデルチェンジしたばかりでやたらに評判がいい。

 

 

もしGoProを選択するならば、ズームを諦めることになるので、念のためにYou Tubeでズーム機を使って撮影された動画を見たが、見事なまでにおもしろくなかった。

 

頭で想像するとおもしろいはずの空港に着陸する飛行機をズームで撮った動画等には、ちっともときめかなかった。

 

www.youtube.com

 

ズームがおもしろいのは鳥や動物のように、人間が近づくと逃げる物を撮るときだ。

 

これは、高度な計画と偶然の要素と粘り強さが要求される。

 

www.youtube.com

 

難しいことは続かない。

 

やりたいのはこういう高度なことではなく、ありふれた日常に潜むおもしろさを撮ることだからと言うことを考えるとズームは無しでOKだ。

 

ちなみにGoProで取られた動画はおもしろい、ただ街や山を歩いてるだけでも不思議な臨場感があり楽しめる。

 

スペックでは語れない世界観がある。

 

詳細なスペックが公表されてないのでどの位広角なのか不明だが、そもそもアクションカメラだから遊べる要素もあり発展性がある。

 

なによりも軽量コンパクトなところが良い。

 

買うとすればGoProが1番の候補だ。

 

 

その前に、手持ちのカメラで最大限工夫して撮影してみたい。

 

モデルケースとしてスズメだ。

 

You Tubeで探すといっぱい出て来るが、同程度のものが撮れるかを以前手持ちのカメラ全部で試したが程遠いものにしかならなかった、考えられる理由は、

 

  • カメラの位置(撮影ポイント)に工夫が必要
  • カメラの設定に工夫が必要
  • カメラのスペック

 

カメラマンの腕が大事なのは当然だが、それは位置と設定の工夫に含まれるものとする。

 

 

やっぱり駄目なのか、工夫で結構行けるものなのか試してみたい。

 

たかがカメラ選びだと思っていたが、あまり自覚してなかった自分の価値観に出会えて不思議な気がしてる。

 

どんな映像を好むかは、単なる趣味嗜好を超えて、その人の人間性や性格を示すような気がする。

自分の希少性を高めて「その他大勢の中のひとり」から抜け出せ!

希少性の価値

 

100人に1人と言われて何を想像するか?

 

勉強でもスポーツでもなんでも良い、営業成績などもあるだろうが100人の中で1番と考えると希少価値が感じられる。

 

しかし、何を食べたいかという質問に対し1人だけが答えた食べ物があったというような場合を考えると、それはたまたま発生したしたことであり、誰にでも起こりうるということなので希少価値はない。

 

しかし、どちらも100人に1人で確率1%だ。

 

優秀であるという希少価値は、今後も存在するだろうが、多くの人に求められる価値ではなくなるだろう。

 

替わりに、他の誰とも違うと言う意味での希少性が、万人に求められる時代になるのではと感じられる。

 

高い頂点を皆が目指す時、頂に手が届くのは100万人に1人位の確率になり、1万人に1人クラスの優秀さの人が掃いて捨てる位存在するようになる。

 

100人に1人だとその他大勢扱いだろう。

 

資本主義が高めたのはそんな頂の高さだ。

 

良いこともいっぱいもたらした資本主義は、生活を豊かにすることはできたが、同時に生き辛さも拡大させた。

 

この生き辛さは、貧困がもたらす生き辛さとは少し違う。

 

生活の豊かさと反比例するように心の豊かさが減っていった。

 

 

 

つい、いつもの癖で資本主義を悪く言おうとしたが、チョット違うかもと思い始めた。

 

ふと浮かんだのは、そもそもすべての社会システムにおいて人間の寿命の設定の間違いが原因で、生き辛くなるのではないかということだ。

 

人口の問題

 

人間に関しては、寿命の前に人口増加という問題があり現在も継続している。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/人口爆発

1年間当たりの世界の人口増加は減少する傾向にあるものの、中東アフリカ地域の出生率は依然高く、急激な人口増加は続いており、西暦2050年までには90億人を突破、以降同世紀末までに世界の人口は100億人に達することが見込まれている。

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人口の増加を政策で何とかしようとした中国だが、大きな問題を2つ抱えてしまった。

 

実質的に人口増をコントロールできずに、戸籍のない子供を増やし、いびつな男女構成比をつくってしまった。

 

増えては困るから行った「一人っ子政策」だったが、2015年に撤廃した、これによって人口がどうなるか不明な状態に突入した。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/一人っ子政策

中華人民共和国における紆余曲折を経た人口政策の歴史と[1]、とりわけ1979年から2015年まで導入された厳格な人口抑制策

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/黒孩子

中華人民共和国において、一人っ子政策に反して生まれたために戸籍を持つことができない子供のことである[1]。俗称として闇っ子(やみっこ)

 

 

 

中国、今後30年間続く一人っ子政策の後遺症 3000万人「男が余剰」 結婚望まぬ女性多く、さらに深刻 誘拐や性犯罪の背景にも 2017年2月

中国英字紙チャイナ・デーリーは、中国では多くの女性が結婚を選択しなくなっており、結婚できない男性の数は予想よりもさらに増える可能性があるとの専門家の予測を紹介。単なる男性の結婚難だけでなく、女性・子供の誘拐や人身売買、性犯罪などの社会問題を引き起こしていると指摘されている。

 

 

 

一方、先進国における少子化は、地球という受け皿の規模に対応する一種の自然淘汰のはじまりかもしれない。

 

(下記は、この出生率が継続すると人口が減少し始める可能性が高い国)

 

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画像の出典:wikipedia.少子化

 

 

人口の増加は、食料やさまざまな問題を生むが、社会保障を賄うという意味では望ましいとされていた。

 

しかし、増えた人口が皆納税する前提で成り立つ仕組みだ。

 

社会保障を人口増で賄うというのは、未来には通用しなさそうだ。

 

 

人間の寿命が起こす問題

 

人口の問題にめどがつかないのに、長生きという問題がクローズアップされはじめてる。

 

 

世界の寿命

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画像の出典:社会実情データ図録

 

 

日本の寿命の推移

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画像の出典:garbagenews.net

 

年金や各種社会保障は、制度設計が人生50〜60年という時代のものだ。

 

人間の余生は短かったのだ。

 

伸びた寿命の分だけ、少子化が進んだ分だけ、机上の計算はどんどん狂っていく。

 

どう考えても制度自体に問題がある。

 

改めるというレベルの問題ではないだろう。

 

 

今、日本で起きてる問題の多くは、日本人の寿命が短かった頃の日本の思想に根ざした価値観が、時代に合わなくなってるために噴出してるようにみえる。

 

森友学園問題の思想的背景

忘れてはならないのは、森友問題の思想的な背景です。むしろ、それこそが森友学園問題の本質と言えるのかもしれません。

 

内閣人事局の写真  安倍日本の構造問題を、森友問題は、戯画的に可視化。

安倍首相が発足させた『内閣人事局』

審議官級以上の約600名の人事権を官邸が握ることになり、安倍首相の方針に従わない者は幹部登用の道が閉ざされる事となりました。

 

 

 

 

それは、火山の噴火や地震が起きるように、発生してるとしか思えない。

 

たぶん止めようとしても止まらないだろうし、生じた亀裂は塞いでもすぐに別の亀裂に繋がるだろう。

 

 

起こることは避けられないこと。
Чему быть, того не миновать.

起こるべきことは起こる。必然的にそうなるようなことは、どうやっても回避不可能。

https://ja.wikiquote.org/wiki/ロシアの諺

 

今壊されてるのは、「その他大勢の中のひとり」という生き方だ。

 

今後変化していく時代に対応するためには、自分の希少性を高めることだ。

 

みんなイメージチェンジが必要かも

「私は誤解されやすい」と思いながら生きてる人は意外に多いかもしれない。

 

はあちゅうは「作家」か「ライター」か? 吉田豪、掟ポルシェ、津田大介、及川眠子、春日太一らで議論勃発!

〈読モライターのまとめを見て見たらまさかの私がいた。私、ライターではない...〉

〈書く人ってことで雑にまとめられること多いけど私は作家を名乗っていて、肩書きがライターになってる時は全部修正してもらってる(´ω`)

 

 

「あなたの評価は他人が決める」と言うセリフを言われたことのある人も多いだろう。

 

子供の頃だったら、勉強ができたりできなかったり、スポーツが得意だったり不得手だったりで最初の印象が定着したりする。

 

だから、クラス替えや転校や進学はイメージチェンジのチャンスでもあった。

 

しかし、小学校から中学校に上がる時は、周りのメンバーがほとんど同じだったりするとなかなかイメージが変えられなかったりする。

 

そういう意味で、大学進学や就職や転職は自分のイメージを変える大きなチャンスだ。

 

 

今や人だけでなく、企業もイメージチェンジをしたくてしょうがなさそうだ。

 

 

ビジネス分野では、どの業界も、エンドユーザーと向き合わない習慣が長年続いて、有効な策がわからなくなっている姿が見える。

 

時系列で並べてみると、

 

ファッション雑誌が大部数を売る時代は二度と来ない 2015年8月

ファッション雑誌は購読料よりも広告収入で成り立っている。

部数が減るということはそれだけ読者が減って影響力が低下したと見なされて、広告の出稿数が減る。

広告出稿が減るとたちどころに収益が悪化して雑誌発行が続けられなくなる。

 

 

 

コンテンツマーケティング施策、主目的は「認知獲得」と「マインドシェアの向上」
課題は「効果を図る指標がない」こと、全体の55.8%が回答 2015年8月7日

 

 

国内大手企業の2015年の動画広告出稿率は前年比189%増見込み。約6割は前年出稿額を上回ると回答【CA調べ】2015年10月16日

サイバーエージェントオンラインビデオ総研は「足元の課題は、”効果指標が未確立”ということ。各媒体で効果指標の定義が異なっており相互比較が難しい状況なことに加え、動画広告内だけでなく、テレビCMとの効果比較も必要とされてるため、早急な効果指標の確立(統一)が求められる。」と見解を述べています。

 

 

 

逃げるなら早めに!このままでは銀行が潰れる【最前線レポート】 2016年10月

顧客から手数料を搾り取ることで生き残りを図ろうとしている。

 

グーグルやアマゾンが決済のやり取りのすべてを抱え込むようになれば、銀行はおカネの流れの外に置かれる。そうなると、銀行は『リアルなおカネを預ける金庫』という、さえない存在になってしまうのです。銀行がいらなくなる日は十分にリアリティがあります」(楽天証券経済研究所客員研究員・山崎元氏)

 

バブル崩壊時も現在も、銀行の問題は与信判断能力の欠如と言えるだろう。

 

 

CMは時代遅れ? Netflixしか見ない子どものほとんどが知らない(調査結果) 2017/03/21 huffingtonpost.

動画配信サービスに関するアメリカの情報サイト「Exstreamist」が、10歳未満の子どもがいる100世帯を対象に調査を実施した。Netflixしか見ない50世帯と、テレビを見る50世帯にそれぞれ、子どもがCMが何か知っているかどうかアンケートを取った。

その結果、「知らない」と回答したのは、テレビ家庭が38%だったのに対し、Netflix家庭は82%と、テレビを見ない家庭の大多数の子どもがCMを知らないことが明らかになった。

 

 

世界最大級の広告代理店がユーチューブから撤退 悪質動画に反発 2017/03/21  forbesjapan

グーグルは3月17日、イギリス内閣府に呼び出され、内務特別委員長から「極めて問題のある」活動を行っていると指摘された。「グーグルは著作権に問題のある動画はユーチューブから即座に削除しているが、憎悪や偏見に満ちたコンテンツを野放しにしている」と委員長はグーグル宛ての書簡で述べた。

 

 

ユーチューブ広告問題、グーグルがスタッフ増員で監視強化へ
ロイター 3/22(水)

グーグルによると、ユーチューブに投稿される動画は毎秒400時間に上る。今後は大規模な増員で動画の審査を早め、人種や宗教などに基づき他人を攻撃する内容を含んだ動画には広告を掲載しないようにする。

 

 

 

 

イメージチェンジが必要なのは、人や企業だけではなく、国家や社会の仕組みもだ。

 

 

「資本主義の終焉と歴史の危機」のなかで、水野和夫は下記のように言っている。

 

近代資本主義を駆動させていた「より速く、より遠く、より合理的」という価値観や理念を逆回転させて、「よりゆっくり、より近く、より曖昧に」に転じる必要がある。

 

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

 

 

SmartNewsのCEO鈴木健は「なめらかな社会とその敵」の中で下記のように言っている。

 

近代国家は、土地や国民、法律などの様々な境界を、国家のもとに一元化させてきた。

 

なめらか社会では、それらがばらばらに組み合わさった中間的な状態が許容されるようになる。

 

中間的な状態が豊かに広がる社会では、お互いに完全に一致するアイデンティティを探すことはほぼ不可能で、万人がマイノリティであるような世界をつくりだす。

 

今までの例外状態が例外ではなくなり、フラットやステップのような両極端な状態の方が例外になる。

 

 

 

悪い医者は、患者の病気を治さずに、いつまでも治療を続け儲かる。

良い医者は、患者の病気をすぐに治し、儲からない。

この不合理を解消するような仕組みが社会に必要になる。

 

 

良い医者は、患者をすぐに治すことで、患者の社会的価値を高めている、この高めた価値を評価する仕組みが必要となる。

 

 

この仕組ができれば、医者は患者を治すだけ考えれば儲かるので、儲けを考える必要がなくなる。

 

 

このような仕組みが出来上がれば、皆が良いことをしようとする、そしてそのような行動はなめらかに影響を与えあう。

 

 

なめらかな社会とその敵

なめらかな社会とその敵

 

 

二人とも違う立場ではあるが、似たようなことを主張している。

 

しかし、何もしないで勝手にいい時代が来るわけではなさそうだ。

 

そもそもなぜイメージチェンジが必要になるのか?

 

それは勝手に周りの他人にイメージを付けられてしまうからだ。

 

そんな傾向は、ますます強くなるだろう。

 

 

 

2015年末に出版された「勝手に選別される世界」。

 

この本によると我々は、他人からだけではなく、アルゴリズムからもイメージを付けられ、そのイメージが独り歩きするなかで評価されることになる。

 

 

  1. レピュテーション経済の到来
  2. 全てが保管される
  3. 全てが点数化される
  4. 全てが機械化される
  5. 全てがランク付けされる
  6. 全てが定量化される
  7. 全てがリアルタイム化される
  8. 全てが互換性を持つ
  9. 全てが脱文脈化される(攻撃は理不尽)
  10. 全てが先手必勝になる
  11. レピュテーション経済で生き残るルール

 

 

11.レピュテーション経済で生き残るルールとして挙げられているのは、

 

  • パイオニアになる努力をしよう
  • ビジネスチャンスを掴むための看板を掲げよう
  • 常に先回りしよう
  • 自分にしかできないことをしよう
  • 良い評判を稼ごう

 

この生き残りのルールとして挙げられてることを実行できると、水野和夫や鈴木健が考えている次世代が生きやすくなりそうな気がする。

 

 

勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか

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