違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【発見】ニトリとIKEAと大塚家具で占える日本と日本人!

家具業界といえば誰もがすぐに連想するのが、ニトリとIKEAと大塚家具だろう。

 

ただし、そのイメージは大きく異なる。

 

Google Trendsで3社を、検索可能な2004年以降で見ると、

 

 

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この3社を比較することの意味は、家具業界を知るだけでなく、日本を知ることに繋がる、そんな話をしてみたい。

 

 

 

大塚家具の山は2015年の2月から3月にかけて、この時期に何があったかと言うと、現在の態勢(体制)が決定されたのだ。

 

大塚家具の良さはどこなのかを、消費者側の目線で捉えた意見をTwitterから拾ってみると、

 

 

 

 

 

大塚家具を、客として利用するべくして利用する方というのは、

 

・お金持ちで

 

・こだわりが強く

 

・要求も厳しいが

 

・納得できれば(小細工めいた駆け引き無しで)必ず買ってくれる

 

このような特徴がありそうだ。

 

上記の3社を比較したGoogle Trendsから大塚家具だけを取り出すと、

 

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検索数だけで見ると、ずっと一定を保っていると言っていい。

 

実生活の場では、大塚家具には全く縁が無い私にとっての大塚家具は検索を通して知るものが全てだ。

 

そんな中で、次の記事はおもしろかった。

 

大塚家具、「お家騒動」で見落とされた本質
家具業界への2つの革命と3つの減速要因

 

当初の大塚家具は、こんな会社だった。

 

勝久氏は1969年に独立し、春日部駅の西口近くに店を構えた。「株式会社大塚家具センター」と名づけた。それが25歳のときだった。勝久氏は営業マンに自転車を与え、飛び込み営業を開始した。婚礼家具を求める家を探しては春日部の店舗に誘導し、朝6時から夜12時まで働くなど、努力を重ねていった。勝久会長の口から、この「努力」がキーワードとしてよく出るようになる。

そこから同社は成長を続けた。

 

 

高級家具を高価な価格で売っているというイメージがある大塚家具だが、実は価格破壊の先駆者だったのだ。

 

 

百貨店で販売している高級家具が2~3割引で買えます、というものだった。当時、この販売スタイルは大当たりし、同社の業績は伸びた。とともに、この「莫大な敷地に家具を並べ、販売して利益を稼ぐスタイル」が定着していった。

 

 

価格破壊をどうやって起こしたかと言うと、現代だったら当たり前のことをいち早くやったことだ。

 

勝久氏は家具小売業で2つの発明をした。1つ目は、家具メーカーからの直接仕入れだった。考えれば当然のように、メーカーから直接仕入れれば中間マージンをなくせるため安価になる。さらに大量の製品を仕入れれば価格交渉にも有利になる。国内メーカーなら2~5割ほど安価になるし、輸入品なら半額になるケースも多い。実際に、当時、輸入品は現地価格の2~2.5倍が当たり前だったのに対し、大塚家具はそれを4割ほど削減できた。

 

当たり前のことをやってるだけだが、当時の家具業界からの反発は大きかったために2つ目の発明を勝久氏は行った。

 

そのため勝久社長はお客の会員制度を作った。「会員限定で価格を示す」。その苦肉の策が、広く知られる大塚家具の会員制ビジネスモデルであり、同社の快進撃のキッカケともなった。当時はそれでも業界からの反発はおさまらず、納入拒否されたケースもあったため、社長みずからいくつかのメーカーとは総代理店契約までを結んでいる。

 

ただ、この会員制度によって、お客に店員が一人つくスタイルがより進化するものとなった。なお一部に誤解されているが、このスタイルは1969年の創業から変わらない。会員制が導入されたのは1993年のIDC大塚家具からにすぎない。

 

 

 

その後業績の悪化もあったが、大塚家具は既存店を大型店に切り替えていくスタイルを続けた。

 

1998年に大塚家具は再び業界に震撼をもたらす。「三越が新宿南館をたたみ、それを大塚家具に賃貸する」と報じられたからだ。小さな店からスタートした大塚家具が巨人と逆転劇を演じたあざやかな瞬間だった。

 

 

 

ただそこから10年を経て、2008年12月期決算では純損失を計上。2010年12月期まで純損失計上が続いた。その後、回復の傾向はあったものの、売上高はたとえば2003年の730億円にくらべて、2013年には562億円へと減少を続けた。

 

 

 

 

そんな大塚家具を減速に転じさせた理由として上げられているのが、

 

1つめは、まとめ買い需要の減少にある。平均接客時間が2時間を超え、さらに平均客単価が30万円を超えるとされていたビジネスモデルだった。しかし、1990年台中盤のピークに年間約160万戸もあった住宅着工戸数は、近年100万戸を大きく割り込んでいる。

 

2点目は、なんといっても商品のアピール力だ。高級品購買層にはまだ大塚家具は強みを発揮している。問題は、中間層だ。筆者のような「良い家具にこしたことはないけれど、ニトリでじゅうぶん」という正直な感想をもつ購買層は、他社に逃げていった。実際に、イケアやニトリ、そしてカッシーナといった同業他社が好調の中、大塚家具は低迷にあえいだ。

 

 

 

3つ目は、お家騒動のことだが、勝久会長と久美子社長ではおそらく会社経営の考え方に大きな違いがある。

 

 

大塚家具を見ていると、日本を見てるような気がしてくる。

 

それなりに機能するインフラシステムを作り上げたために、その後『改善』で対処しようとして、すべてが時代遅れになっているのだ、まさに日本そのものだ、製造業でトヨタ流の"カイゼン"が一時期世界でもてはやされたが、"カイゼン=改善"は、病巣に対しての根治ではなく、延命治療に過ぎなかったということだろう。

 

では、大塚家具を席巻した二大巨塔のIKEAとニトリはどうなっているかと言うと、

 

イケアが低迷の果てに赤字転落した根本理由
なぜニトリとここまで大差がついたのか?

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ここから先は、未来を語る話になっていく。

 

そのヒントは現状を理解することにあるだろう。

 

上記の記事では、eコマースと結びつけていたが、こういう場合は専門家よりも消費者の意見のほうが的を射るかもしれない。

 

 

 

 

世間の多くは、IKEAとニトリを明確には区別していない。

 

商品力の違いという人もいる。

 

どちらも利用したことがある私や私の友人の意見としては、IKEAは少しハードルが高いかもしれないとなる。

 

その理由として、組み立て型のしっかりとした家具は、相当DIYに慣れている人でないと組み立てられないものが多いのだ、おまけに相当腕力を必要とするものも多いので、DIYに不慣れで腕力が弱い人には、組み立て不可能な欠陥品に思えるものもあるはずだ。

 

つまり、IKEAの商品には頑張りが要求されるものがあるのだ。

 

日本におけるIKEAの低迷は、実は頑張ることが嫌な日本人が増えているということだと私は感じてる。

【健在】あれから2ヶ月、その後の尾畠春夫さん

今日10月12日は尾畠春夫さんの誕生日らしい。

 

 

尾畠さんは、ボランティアとしての行動に対価を求めないというスタンスを徹底させていたので、いろんな人が利用しようとすり寄って来ると見られていた。

 

そんな尾畠さんにスキャンダルらしきものが出た。

 

と言っても、尾畠さんが何かをやらかしたわけではない。

 

どうやら、利用しようとする者がいたからのようだが、その辺の事情を、事情通の方のツイートから探ってみた。

 

 

 

“スーパーボランティア”尾畠春夫さん“初の著書”が刊行延期のトラブル

「出版の了解については、サインして判を押すことが法律的に必要だと聞いている。私は、それは一切していません」

そう憤るのは、当の尾畠さんだ。

「出版社は『これは違反本です』と書くべきです。私は、自分で本を出すことは考えていません」(同前)

 

 

 

尾畠さんの取材をしたことがある方は、こう言っている。

 

 

 

業界の事情通はこう捉えているようだ。

 

 

 

尾畠さんの魅力は、やっぱりその生き方や生き様だ。

 

 

 

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お手本にしたいところは、次のツイートに書いてある。

 

 

 

 

こういう生き方ができるのも健康だからこそ。

 

一周回って、今一番新しい生き方かもしれない。

 

尾畠春夫さんは、『健全なる精神は健全なる身体に宿る』のお手本だ。

【ワクワク・ドキドキ】隣で起きているドラマ!

小説やテレビドラマや映画など、よくできた作り物の世界が私達の身の回りには溢れている。

 

悪く言えば、偽物の世界だが、本物以上のリアリティを感じることもある。

 

リアリティがあるものには、関心がそそられ、感情移入が起きる、感情移入は時にゲスの勘ぐりにエスカレートする。

 

最近は、カフェで面接をしてるケースが多いので、たまたま隣で面接が行われているシーンに出くわすことがある。

 

自然と、聞いてないふりして聞き耳を立ててしまう。

 

隣でビジネスの打ち合わせが行われていることも多い。

 

取引先との打ち合わせもあれば、社内の打ち合わせもある。

 

これはすごいという話に出くわしたことはないが、それは私の琴線に触れなかっただけで、同業者が聞いていたら大スクープもあったかもしれない。

 

デジタル情報の漏洩が懸念されることが多いが、案外情報はアナログな形で漏洩してるかもしれない。

 

 

推理小説やサスペンスが好きな私は、小耳に挟んだ会話が、事件の始まりになったらと勝手に想像してワクワクするタイプなので、暇つぶしに苦労することがない。

 

 

たまたま偶然出くわしたと思ってることの中には、実は自分が呼び込んでいるのかもしれないものがあるかも。

 

 

 

 

 

今日は、Twitterから「それは偶然だろう、たまたまだろう」と思うかもしれないが、ドラマは身近に転がっているという話題を集めてみた。

 

 

 

2時間ドラマの香りが漂ってきそうだ。

 

 

 

 

救急搬送されながらも、少し心が傷ついているところに笑いと涙のドラマが感じられる。

 

 

 

 

よく考えると、分は60しかないから、46分に発生する事件や事故の確率は1/60でしかないのだが、文字にすると「魔の46分」というドラマを感じてしまう。

 

 

 

この事件の場合、登場人物3人は三者三様の驚きのドラマがあっただろう。

 

 

 

「詐欺の現場を見たかもしれない?」と思っていたら、

 

 

 

見間違いもあるけど、詐欺は本当に多いし、むしろ加害被害で関わったことない人の方が少ないくらいかもしれない。

 

だからかもしれないが、自意識過剰や被害妄想というドラマは誰にでも起こる。

 

 

 

次のなどは、ドラマと呼ぶには最も芸がない部類だが、目撃した方にとっては驚きのドラマだ。

 

 

 

 

 

いつかは訪れるのに、最も恐ろしいドラマがこれだ。

 

 

読むと分かるが、当たり前の事実が二つある。

 

 

死はいつでも突然だということ、余命宣告されてる人でも突然だし、まして若ければ心の準備すらできていない。

 

もう一つは、前兆現象に気付いていても上手に対処することが難しいということ。

 

嫌なことから逃げるように早めに対処すると、評価を下げることにつながりやすいという強迫観念が働きやすく、逃げるタイミングを間違うと取り返しがつかなくなるというジレンマの狭間でもがくことになる。

 

 

ドラマは、いつでもどこででも起きている。

 

 

【タバコ&喫煙者】ますます肩身が狭くなる!

先日、心臓弁の置換手術で入院した母は無事退院し、一週間が経過した状態だが、入院時に病院にもらった書類を見て、改めて思ったことを書いてみたい。

 

病院内が禁煙なのは当然として、最近では総合病院では敷地内禁煙が当たり前になっている。

 

しかし、現在はそれだけではないのだ。

 

 

手術に当たっての事前説明で受け取っていた書類の中にこんなものがあった。

 

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母を含めて、私の家族は誰もタバコを吸わないので、こんなことが書いてあったことを殊更に捉えなかったが、改めて考えるとこれは凄いというか、画期的なことだと思えてきた。

 

“喫煙者の手術を行わない”と言うことは、特殊なことなのか、それとも現在では一般的なことなのかをTwitterから拾ってみた。

 

日本だけでなく、世界も動いているようだ。

 

 

こういうことがあったからだろうか?

 

 

日本での流れを、時系列で拾ってみると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫煙者は、タバコの値段も上がったことだし、本気で禁煙を考える時期に来てる。

 

そして、それなりの病院では、喫煙者の手術を行わないというのは当たり前だと思ったほうが良い。

 

ここでやめれる人とやめれない人は、残りの人生で大きく差が付くだろう!

 

【再発見】マインドマップ』は、やって損はないかも!

考えを整理する時に、どんな方法を取ることが多いだろうか?

 

以前、中小企業基盤整備機構のコンサルをやってる方と打ち合わせをした時に、すごくわかりやすくドンドン話を整理しまとめ上げるのに感心したことがある。

 

その頃はわからなかったが、使っていた手法はマインドマップだ。

 

その頃はマインドマップなんて私は誰も知らなかったが、このコンサルはPCの画面をスクリーンに映しエクセルを使いながら説明していた。

 

その時は、これから先の未知のことを打ち合わせしていたから気付かなかったが、このマインドマップは、知ってるつもりのことを整理する時にこそ大いに役に立つ。

 

そんな知ってる人には当たり前のことを、私は素直に受け入れない事があるので、実はきちんとマインドマップを使ったことがない。

 

現在は、フリーのアプリもあるので試して損はない。

 

 

6ページの長文メモ、ベゾスも認めるアマゾンの「奇妙な会議ルール」

ベゾス氏はさらに、「会議では必ず、出席者の1人が6ページのメモを準備する。主題、文章、動詞がしっかりと使われた物語のような構成になっている。箇条書きだけのメモではない。議論のための、コンテキスト(文脈)を作り出すためのメモだ」と説明した。

 

書簡の中でベゾス氏は、充実した内容の長文メモを書くには、書き手はテーマについて深く理解しなければならないと語った。また、書き手には「教えるという視点に立って、メモを練り上げる」ことが求められる。

 

 

こういうことを要求された場合、マインドマップが使えるか使えないかで大きな差が付くだろう。

 

複雑に絡み合ってることを理解する場合などに役に立ちそうだ。

 

 

 

 

速読で用いられるフォトリーディングに通じる一目瞭然性が得られる。

 

受験生の頃にマインドマップを知っていれば、勉強は全然違ったものになっていただろうと思う。

 

 

誤解してはいけないのは、マインドマップを作ることが目的ではなく、マインドマップを作ることでスタートラインに優位を持って立てるのだ。

 

自分のことなのに、一つ一つは分かっているのに、それらを繋ぎ合わせられない時などにこそ、マインドマップが本領を発揮する。

 

マインドマップは、繋がるはずのものを繋げられない時に役に立つ。

 

 

 

これができるだけで、悩みの多くは解決に向かうだろう。

 

 

しかし、それだけでは少し物足りない。

 

普通に考えたら結びつかないものを、結びつけるのが醍醐味となる。

 

直接結びつかないものを結びつけるには、間に何かが必要になる。

 

そこには、想像力や創造力が要求されるし、時には屁理屈と紙一重のコロンブスの卵的なものになるかもしれない。

 

マインドマップが下書きの原稿だとしたら、本番で成功させるためには、フリートークの要素も問われる。

 

よくできた原稿は、得てして予定調和に繋がるので、その予定調和を壊す必要がある。

 

ところで、マインドマップはいつ頃から用いられるようになったのだろうか?

 

Google Trendsで検索可能な2004年以降で見ると、

 

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ピークは2008年だ。

 

私は、速読には?を感じるが、似た効果を持つマインドマップは今更だがおもしろいと感じる。

 

そこで、"速読"、"フォトリーディング"を加えて比較すると、

 

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これらは、ジャンルやカテゴリーが共通してそうな感じがする。

 

検索してみてわかったが、ブロガー界隈ではマインドマップは今が旬の気配すら漂っているようだ。

 

 

 

 

私は、ブログを書くためにと言うよりも、これまでやる気にならなかったGoogle Analyticsのキーワード分析に使って遊んでみようかと思っている。

 

分析が必要なレベルには程遠いのだが、遊びにはちょうど良さそうだ。

 

ちなみに、このブログの場合、検索されてるキーワードの一部はこうなっている。

 

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マインドマップは知っていたが、純粋に自分自身のために使うのはこれからが初めてとなる。

 

上手く使いこなせるようになってみたい。

 

【灯台下暗し】探しものは何ですか?

ふと思った、人間は『探し続ける生き物』だなと。

 

『探す=求める』でもある。

 

具体的に上げ出すとキリがないが、要素や項目で上げると、

 

・答え

 

・方法

 

・策

 

・ノウハウ

 

 

などが浮かぶ。

 

 

これらは、絶えず次の課題に直面するので、とどまることを知らない要求になる。

 

 

この繰り返しで、人間は進歩したのだが、最近ではどこに向かっているのか、何を求めているのか、それは何になるのか、がよくわからないものも増えている。

 

探し続けることをやめると、どうなるのだろうか、何が起きるのだろうか?

 

これも、具体的に上げ始めるとキリがないので、項目や要素で上げると、

 

・飽きる

 

・退屈する

 

・陳腐化する

 

・通用しなくなる

 

 

などが浮かぶ。

 

 

現代では、探す手段として『検索』というのが重要な役割を果たしているが、その検索も""が求められ始めている。

 

 

キーワード検索はもう古い? 元最年少社員が生み出したグーグルキラー

顧客や顧客の事業を適切なタイミングで適切な機会と結びつけることで、同社はウェブ上の「セレンディピティ(予期せぬ出会い)を活性化」したいと考えている。

 

 

「自分が何を探し求めているのか把握できている場合、『検索』は非常に有益だ。

 

 

グーグルなどを使ったキーワード検索は、しばしば不毛な試みに感じられる。ヒット件数は数百万を超え、その中から本当に必要な情報を探し出すのは、時間のかかる作業だ。

 

 

本来、探すというのは、入り口であり、スタートであり、始まりを意味するだけなのだが、現代では探すことが目的化し、時にはゴールであるかのように扱われる。

 

 

日本では、何が見つかるかわからない探検や冒険や基礎研究が脚光を浴びなくなっている。

 

 

 

 

 

探してばかりの姿を想像すると、二つの曲が頭に浮かんだ。

 

一つは、童謡の"いぬのおまわりさん"に出てくる迷子の子猫ちゃんだ。

 

 

 

もう一つは45年前の曲で、"探しもの"はこう歌われていた。

 

 

 

 

一周回ったのか、二周回ったのかは不明だが、探しものを歌った歌詞は含蓄があるような気がする。

 

探すことに疲れた時に、聴いてみると味わい深そうだ。

【悲報】世間の意識は、案外低いかも?

日本の話ではないが、こんな話がある。

 

自分をブランド化できなければ2年後の仕事はない

2008年に「ブログはジャーナリズムに置き換わらない」と主張する教授に対して反対した作家・ライターのNicolas Coleさんは、当時、笑いものにされましたが、2018年現在、Coleさんの予測は当たり、多くの人がインターネット上で文章を発表しています。そんなColeさんは2018年現在を「過渡期」だと見ており、今後2年で「自分をブランド化すること」が非常に重要になっていると語っています。

 

「パーソナルブランディングといっても難しそう」と考えるかもしれませんが、「自分に対して投資を行い」「長期にわたって継続した」場合、必ず大きな利益が得られるとColeさんは考えています。自分という「産業」のために自分に火を付けるような話題について、自分の中で留めておくのではなく、語ること。これを「7カ月に1度」といったペースではなく、定期的に行うことが大事だとColeさんは述べました。

 

 

とりあえずブログを始めたことは良かったと、ホッと胸を撫で下ろすような気分だ。

 

ものごとを難しく考える傾向があるので、ブログをやってみようかなと思ってから始めるまでに私は5年いや10年近くかかっている。

 

 

何がそんなに障害になったかと言うと、オリジナリティが必要だと思ったからで、であるならば真似は良くないと思っていたが、そこに拘り過ぎると書きたいことも、書けそうなことも、何も無いという事実に気付くのだ。

 

この繰り返しをずっと続けていた。

 

たまたま今日、こんなツイートを見た。

 

 

 

一応削除された場合に備えて画像を貼っておくと、

 

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このツイートのリツイートが回ってきて私は知ったのだが、最初はよく気付いたなと感心したが、リプライを見ると、パクツイ(パクリツイート)だと分かった。

 

冒頭の記事と、このツイートがキッカケで、オリジナリティと真似は紙一重だなと改めて思った。

 

Google Trendsで、"パクる"、"真似する"、"独自性"、"オリジナリティ"の4つのワードを、検索可能な2004年以降で比較してみた。

 

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これらのワードはおもしろいことにいずれも都市型のワードなのだ。

 

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グラフを見れば分かるように、ずっと拮抗し続けていたこの4つのワードから"真似する"が2012年頃から抜け出し、独走状態に入っている。

 

おそらく、真似をしている人も、パクっている人も、心の中ではオリジナリティを求めていると思う。

 

調べたワードがいずれも都市型なのは、発信される情報の多くが都市からだからかもしれない。

 

だとするならば、SNSが普及したとは言え、拘りを持った発信者は、オリジナリティの有無に関係なくかなりの少数派と言えそうだ。

 

多くの場合、情報の発信者は同時に情報の消費者でもある。

 

情報の消費しかしない人は多いだろうが、情報の発信しかしない人はほぼいないだろう。

 

 

ここで、上記のGoogle Trendsに"エゴサーチ"を加えると、

 

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最初の4つのワードを比較した時の印象からすると解し辛い結果が出てきた。

 

エゴサーチをする人が、これだけ全国的に多いということは、発信者は都市に限ってるわけではないということになる。

 

もう少し突っ込んで検索すると、こういう話が結構出てくる。

 

 

 

Google Trendsの"エゴサーチ"には、自分ではなく他人のことを調べてる多くの人がカウントされていそうだ。

 

 

世の中は、オリジナリティや独自性を求める少数の人と、真似したりパクったりしながら、他人の評判や評価を気にする大勢の人々に分かれそうだ。