違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

消費税増税後の生活に必要なものはストレスマネージメント力!

消費税の増税に関するおもしろい噂話を拾ってみた。

 

増税に関する話というよりも軽減税率に関する話が多い。

 

 

マクドナルドで起きていたこと。

 

 

どちらも同じ値段だが、ツイート主によると左の10%のハンバーガーの方が美味しかったらしいが、マックでバイトしてる方からの現場レポートのリプライによると調理法は同じらしい。

 

しかし、8%のバンズに違いを感じる声もあった。

 

 

軽減税率に振り回されたのは客のようでいて、実は振り回されっぱなしなのは店の経営者であり現場の人達かもしれない。

 

 

 

増税だから、スッキリ爽やかになることはなくても、せめて単純明快になってくれれば良かったものの、ストレスが増えるであろうことは店舗経営者は皆前もって感じていたようだ。

 

 

蓋を開ければやっぱり、レジに振り回される現場からは、このような声が上がっていました。

 

ストレスは複雑でややこしい関係性が生じるところに生まれやすい、だからストレスから解放されたい場合には単純明快さを望むようになる。

 

 

 

今回の軽減税率適用の真の狙いは、心理学を応用して増税の不満を逸らし、諦めさせるためだったのかもしれない。

 

 

 

消費者の中には得をすることが最大関心事でキャッシュレスを駆使したポイント還元に夢中になってる人も大勢いるようだが、その行動は楽しんでいるようで実はストレスにしかならない。

 

増税後の生活に何が必要だろうかと思いながらTwitterで遊んでいると、大事なことはストレスマネージメントだと分かった。

 

モバイルとデスクトップ!

デスクトップの本来の意味は、そのものズバリ「机の上」だが、パソコン用語として広まり、今では「据え置き」を意味することばになった。

 

パソコン用語としてのデスクトップの反対語はノートパソコンだが、ノートパソコンという呼称が普及する前はラップトップ(膝上)、パームトップ(掌上)などとサイズによって呼び方が違っていた時期がある。

 

そのような経過を経て現在、一般名詞化したデスクトップの反対語はモバイルになるだろうか?

 

わたしの中では、携帯電話にモバイルというイメージが当てはまるようになったのはiPhoneの登場以降で携帯電話がスマホになってから、どんなに高性能でもガラケーにはモバイルというイメージが無い。

 

GoogleTrendsで検索可能な2004年以降でデスクトップとモバイルを比較すると、

 

GoogleTrends「モバイル」「デスクトップ」2004年以降

 

検索のキーワードとしてモバイルがデスクトップを一気に逆転したのが2006年の10月。

 

このとき何があったかというと、ボーダフォン日本法人がソフトバンクモバイルと社名変更していた。

 

調べてみて分かったが、モバイルということばや概念を普及させたのはソフトバンクの力に負うところが大きかったのだ。

 

日本でモバイルということばに実質が伴い出したのは2008年7月にソフトバンクがiPhoneを扱い出してからだ。

 

社長の孫さんに先見の明があったと言えるし、逆に他の日本の通信事業者の頭が固かったとも言える。

 

リアルタイムでこの時期を経験していたわたしもモバイルという概念に関しては頭が固かったのだろうが、この時期のノートパソコンはバッテリー駆動で使える時間は良くて2時間だったのでしょうがなかったのかもしれない。

 

 

モバイルということばが当たり前のことばとして普及定着すると、場所に囚われないという価値観が生まれるようになった。

 

現在よく耳にするようになったICTやテレワークはモバイルの応用でモバイルを抜きには語れない。

 

モバイル環境で重要なことは通信と電源になる。

 

これは、災害時に重要なことでもある。

 

調査の仕方で答えは変わるだろうが、モバイルバッテリーの所有者は23%というデータがあった。

 

スマホ・ケータイ高利用者がモバイルバッテリーを所有しているのではなかった ~モバイルバッテリー所有者は23%「防災意識が高い人」は高所有率~

 

 

通信も高速で大容量ばかりが注目を浴びてるが、大事なことは確実に繋がることのはず。

 

モバイルの恩恵を十分に受けようと思うならば、危機管理やリスクマネージメントの意識も必要になる。

 

ところで、この危機管理やリスクマネージメントを実行することはセキュリティと呼ばれるが、モバイルが普及浸透すると、おもしろいことにセキュリティ意識は低下していくらしい。

 

 

モバイル環境はどんどん整備されるが、いつまで経っても頭の中身はデスクトップ環境の住民はまだまだ日本にはたくさんいそうだ。

ひねくれた目で駆け込み需要を見ると......。

消費税10%までのカウントダウンが始まっているが、皆さん駆け込み需要でいくら得をしましたか?

 

シミュレーション上は100万円使って2万円のお得になるはず。

 

 

 

駆け込み需要は一部で盛り上がっているようだが、全体で見ると盛り上がりの程度としてはおとなしめに感じられる。

 

どうせ使うものだったら1円でも安く買いたいと思う気持ちは損得勘定というよりもむしろ人情に感じられる。

 

後で買うより先に買う方が得だという気持ちが呼ぶ駆け込み需要は先食い需要とも呼ばれ、売ってる側からするとトレードオフの関係でもあるしゼロサムの関係でもあると言われる。

 

それでは困るのが売る側なので、増税後も売り上げを確保するためにはお得感を演出することが増える。

 

その一つが値引きだ。

 

本当に欲しいものが安くなるとは限らないが、こだわりを妥協すれば増税前より安く買えることも珍しくない、前回の増税前わたしは8インチのWindowsタブレットが欲しくて税込(5%)45000円で買ったが、増税後は同じ商品が税込(8%)で40000円前後に下がり、その後モデルチェンジし定価で30000円近くまで下がったという経験を覚えている。

 

得をしたいと思うなら、売る側の心理に寄り添うことが重要だ。

 

どうせ使うからと日持ちがするものを大量に買うと、それが飲み物や食べ物の場合、体にとっての必要量を上手にマネージメントできないことに繋がりやすくなる。

 

日持ちがする飲食物には、糖分や塩分や炭水化物やカロリーの高いものが多いので健康という観点では得をするというよりも損をすることが多くなる。

 

 

ところで、この駆け込み需要を煽る影の主役にキャッシュレスを絡めたポイント還元がある。

 

シミュレーションで一喜一憂する投資家のように、買えば買うほど得をするという皮算用に振り回されてる人も多そうだ。

 

ところで今回の駆け込み需要喚起には奇妙な現象も起きているようで、思ったいたよりも駆け込み需要が増えないので増税前から値引きを展開する事業者も出てるようで、そういう事業者は増税後にどういう策を打ってくるのだろうか?

 

 

そそられるお得感には大きな個人差がある。

 

冒頭で、増税前に100万円分買って2万円の得だと書いたが、10万円で2000円お得の方がピンと来る人もいれば、1000円で20円お得の方がそそられる人もいるだろう。

 

わたしは100万円でも2万円の得にしかならないと思ったら、途端に興味が無くなったタイプ。

 

何か買うときに、よく吟味したいタイプの人にとっては納得できることがお得に繋がる。

 

納得できるためにはタイミングも重要になる。

 

「いつ買うの?」と自問して、

 

「今でしょ」と思えないものは多分無駄遣い。

 

 

 

もし得をしたいならば、無駄遣いをしないこと!

 

買う前に気にすることが多いレビューだが、買った後にレビューを見ると自分がどんなものを買ったのかが再確認できる。

 

お得感に振り回されるとお得ではないものを買うことは珍しくない。

 

人間とは愛すべき煩悩の塊だ!

『ノスタルジー市場』という魔物!

過ぎ去った時代や失われた故郷を懐かしむ気持ちをノスタルジーと言う。

 

映画「三丁目の夕日」は、一人一人の心の中に存在していたノスタルジーという極めて個人的な想いを表舞台に引っ張り出したと言われている。

 

リアルタイムでの昭和体験の無い子供が親に連れられ「三丁目の夕日」を見て『懐かしいね』と言った話を聞いたことがある。

 

 

ノスタルジーは、失われた子供時代や青春に感じることが多い。

 

必然的に過去が主役になる。

 

 

過去と言ってもそれが歴史になるとノスタルジーは感じない。

 

ノスタルジーにはリアリティーが必要だ。

 

今は無いけど以前はあったものに対してや、以前は確かに近くにあったのに手が届かなかったものに対して感じるのがノスタルジーで、再び手に入れることができればきっと良いことがありそうな気がするのでノスタルジーにそそられるのだ。

 

ノスタルジーは、大なり小なり誰の心にもある。

 

 

バッドボーイズ佐田、40歳のW成人式で「青春取り戻したい」

「自分が20歳の頃はもう芸人でお金も余裕もなくまったく思い出がありません」と不遇の時代を回顧し、「あの頃より余裕が出来た自分へのご褒美で、もう一度W成人式で青春を取り戻し、たくさんの思い出を作りたいと思います!」

 

 

男性の場合クルマやバイクにそそられる気持ちの背後にノスタルジーが影響していることが多い。

 

第2世代と呼ばれる日産「スカイラインGT-R」の中古車価格はなぜ高騰しているのか?

当時スカイラインGT-Rに憧れていた世代が、ある程度収入に余裕が出てきたことで、購入を検討するようになったこと。

 

ノスタルジーを感じさせるものの人気が市場を形成するようになると自然とその輪が広がるようになる。

 

クルマ離れと言われる若者でノスタルジー体験を持たないのに、ノスタルジー市場に入り込む人もいる。

 

ノスタルジーの裏にはドラマや伝説があるが、その擬似体験がSNSを介して伝わるからだ。

 

【旧車トレンド】ブームの背景にイベント&SNSで広がる旧車コミュニティ

「最近は20代など若い人は増えている印象はありますね。これって、SNSの発達がすごく関係していると思います。SNSが発達して、まず昔どんな車があったのか簡単に調べられるようになった。そして興味を持った旧車のコミュニティーに参加して情報を共有できるようになった。これが大きいと思います。旧車って(メーカーのパーツの供給が止まるので)絶対に一人じゃ維持できないんですよ」

 

ノスタルジーの共有だけであれば、それは微笑ましい光景だが、そこに市場が形成されると不思議な現象が起こる。

 

(旧車を取り扱って)30年以上になりますが、旧車には、今の車にはない個性が魅力だと思います。実際、旧車人気の高まりは感じますね。シーンの盛り上がりは非常に喜んでいるのですが…、それに伴って仕入れ価格も上がっていて。販売価格もすごい額になっているものもあるでしょう?状態のいいものは特に…。プレミアがつきすぎているので、(一般の人たちがブームの高まりに)逆に引いてしまうのではないかというのは心配です。

 

 

人生100年時代と言われるようになって久しいが、残りの人生を活力あるものにするためには心に栄養が必要になる。

 

そんな栄養の一つがノスタルジーなのかもしれない。

 

ノスタルジーを感じさせるものを身近に置くことで、若い頃の自分を保ててるという錯覚を楽しんでいるのかもしれない。

 

 

このノスタルジーを求める気持ちは怒りに繋がりやすいという特徴がある。

 

ノスタルジーで自分を慰めているのは自分の内なる不満や怒りである場合がある。

 

 

ノスタルジーで代替できない怒りや不満がトランプ大統領を誕生させたとも言われている。

 

 

ノスタルジーをそそるものは、一見心温かい雰囲気を感じるが、その背後に不満や怒りが隠れている場合が多い。

 

ノスタルジー市場が賑わっているということは前兆現象なのかもしれないと知っておいた方が良い。

台風や強風でタワーマンションで起きてる不都合は高層オフィスビルでも起きている!

台風15号の影響は千葉県の大停電を誘発したが、停電もさることながら倒木の多さが道路を使えなくしたことでその後の復旧を邪魔したことで停電の長期化を招いた。

 

連日このニュースが続いていた頃には深く考えなかったが、風の強さに対して受ける印象は住んでる家の種類によってずいぶん違うんだろうなと最近考え始めた。

 

実体験だが、木造の戸建て住宅の場合、台風で風が強い時家が揺れてるように感じる時と、建物が膨らんだり縮んだりするような気がする時がある。

 

すごく家が頑張ってくれてることを感じるが、わたしにできることは閉めることができる空気の侵入口を閉めることだけで後は祈るだけだ。

 

マンションのような鉄筋コンクリートの建物だとこういう感覚は戸建てより少ないだろうが、風切音は大きいだろうし雨戸が無いので窓周りに不安を感じるだろう。

 

ではタワーマンションではどのように感じるのかを調べてみた。

 

羨望の目で捉えられていたタワーマンションライフも最近はネガティブな話題が増えているが、それらは嫉妬から生まれているものも多かっただろうが、タワーマンションに住む人が増えさまざまな生情報が伝えられるようになっているので探すと興味深い話が見つかった。

 

 

無敵の存在に思えたタワーマンションにも実際に住んで生活しないと分からないストレスがあるのは間違いなさそうだ。

 

風の影響に関しては次のツイートは生々しい臨場感がある。

 

 

 

タワーマンションで発生する問題は高層のオフィスビルでは発生しないのだろうかという疑問も湧いたのでそれも調べてみた。

 

調べると分かったことにタワーマンションや高層ビルは地震対策や強風対策として免震構造を取っているので、わざと揺れるように造られることで建物を守るようだが、このおかげで中にいる人は気持ち悪さや恐怖を味わうことになるという不都合な真実がある。

 

高層のオフィスで働くと気圧の低さで不快や頭痛を感じる人が出てくるらしく女性に多いようだ。

 

厄介なのは低気圧によるダメージはたまに受ける分には大したことないが、それが日常になるとダメージが大きくなるので高層オフィスには向き不向きが現れる。

 

タワーマンションも住み始めて初めて低気圧のダメージに気付いた人もいそうだし、気付かないと不快の原因に悩むことだろう。

 

 

頑丈で何があってもびくともしないように感じられるタワーマンションや高層ビルは、人間の生理的な機能とシンクロしない作りになってる気がする。

 

台風の時に一番怖くない建物や住環境とはどういうものになるのだろうか?

 

以前鹿児島県の枕崎に行ったことがあるが、昔は台風が日本に上陸する時は枕崎から上陸することが多かったからだろうが、普通の二階建ての民家でも鉄筋鉄骨の住宅が多かったことを覚えている。

 

台風対策は低層で頑丈な方が良いのだろう。

 

 

2020アメリカ大統領選挙とディープフェイク!

2020年は、日本ではオリンピックイヤーだが世界的にはアメリカ大統領選挙の年になる。

 

2016年の大統領選に登場したトランプ氏が台風の目になり大番狂わせを起こした背後で活躍(≒暗躍)したものにフェイクニュースがある。

 

伝えられる情報がフェイクであるだけでなく、本当のこともフェイクと言われたりしていたので、何が真実で何がフェイクかはその判断が各々のリテラシーに委ねられていた。

 

そのフェイク界は現在大進歩の真っ最中だ。

 

グーグル、ディープフェイク対策の巨大データベースを発表

この1年の間に、生成アルゴリズムによる映像合成技術が非常に向上し、作成した映像はまもなく現実のものと区別がつかなくなってしまう可能性がある。とりわけ、2020年の米国大統領選が近づいていることもあり、専門家は現在、これらのいわゆるディープフェイクを検出する、より良い方法を見つけようとしのぎを削っている。

 

 

従来の編集技術を応用した写真や動画や音声の加工や偽造のレベルを超えて見分けが付かなくなるのがディープフェイクの特徴になる。

 

ディープフェイクのディープとはAIでお馴染みのディープラーニングのディープ(=DEEP)で、AIが活躍するからできる術になる。

 

ディープフェイクに関する話題が増えたのは今年の9月になってから。

 

本物とディープフェイクの闘いは、現在のところ動画にとどまるので2次元の場が主戦場になる。

 

3次元の世界での本物そっくりを目指した技術にクローンがある。

 

真偽の程は不明だがTwitter上におもしろい話があった。

 

クローンかそっくりさんか本物なのかそれともディープフェイクなのかと疑われているのは小泉元総理。

 

 

元記事のYahooニュースはすでに削除されている。

 

この一連のツイートとリプライは現在のフェイク市場を推理するネタが満載なので読むとおもしろいです。

 

 

わたしが前回のアメリカ大統領選挙のことをブログで初めて取り上げたのは2016年の10月だった。

 

泡沫候補に思われていたトランプ氏の健闘が伝えられ始めるとともに本命のヒラリー氏に不安材料が出始めていた。

 

その頃読んですっかり信じた記事があるが、この記事はフェイクだったのかもしれない。

 

米医師の71%がクロ判定。なぜ「ヒラリー重病説」は報じられないのか?

 

重度のパーキンソン病を患っていて自力では満足に歩けない姿の写真や発作で目が大きく見開かれた顔が掲載されていて、わたしは信じてしまっていた。

 

自力で歩けないヒラリー氏

 

 

発作が出たヒラリー氏

 

 

 

2016年の8月からブログを始めたばかりだったのでわたしのリテラシーが不足していたから信じてしまったのか?

 

当時のわたしにはヒラリー氏が当選することは究極の予定調和に感じられていたのでヒラリー氏の足を引っ張るような記事が心地好かったことは確かだ。

 

人は信じたいものを選んで信用するという。

 

2020アメリカ大統領選挙ではフェイクはもっと巧みに暗躍し、大衆の心の隙間に潜り込んでくるはずだ。

 

 

是非、ディープフェイクを見抜けるかを楽しんでみたいと思っている。

 

 

そう考えると当事者意識が高まるので、2020年はオリンピックよりも大統領選挙の方がおもしろいかもしれないと今からワクワクしてくる。

 

最近のフラリーマン!

働き方改革のせいなのか、コスト削減の一環なのか、残業が嫌われ、「ノー残業デー」が奨励され形式上はそれなりに残業が減ってることになっている。

 

もっとも残業を形式上減らしているのは上場企業や優良のホワイト企業だけで、ブラック企業には縁のない話だ。

 

 

残業をさせないということに強制力を持たせるための施策も多数展開されたが、最も強力な残業代を出さないという施策が実行されても残業する人は後を絶たないのが日本の特徴だと言われ続けてきた。

 

人件費を減らしたい経営者にとって残業代は払いたくない経費なので残業させなことのモチベーションは高い。

 

働く社員にとってもワークライフバランスを考えると残業が無くなるのは嬉しいはずだが、そこはそう単純ではない。

 

 

その理由を説明してるのが2016年の次の記事。

 

残業が減らないのは家に帰りたくないから 昭和から続く「悪しき伝統」の真実

残業する理由(1)

 

残業する理由(2)

 

詳しくは記事を読んで頂くとして、様々な理由で家に帰りたくない人が多いのだ。

 

残業が無くても早く家に帰りたくない人々のことをいつの頃からかフラリーマンと呼ぶようになった。

 

意外と歴史のある言葉で、目白大学名誉教授で社会心理学者の渋谷昌三さんが、2007年に著書の中で、家庭を顧みず居場所を失い、ふらふらするサラリーマンの姿から名付けたと言われている。

 

そんなフラリーマンは会社に居場所が無くなると街に居場所を求めることになり、その受け皿になるのが残業難民ビジネスと呼ばれた。

 

残業難民ビジネスの代表格は居酒屋、ファミリーレストラン、パチンコ店、サウナだと言われる。

 

しかし、これらの残業難民ビジネスも現在は決して景気が良いわけではない。

 

フラリーマン早帰り 日高屋、吉呑みの悲哀    2019/7/4 日本経済新聞 

 働き方改革で激増しているはずの「フラリーマン」はどこへ行ったのか。フラリーマンとは仕事後に寄り道をして時間をつぶす会社員を指す。立ち飲み、ちょい飲み、コンビニエンスストアなどがその憩いの場になると思われていた。

 

SMBCコンシューマーファイナンスの30~40代の男性に帰宅前消費についての調査によると、

 

「寄り道して帰る」と回答したのが54%に上った。

 

そして寄り道先としてはコンビニが60%近くと圧倒的だった。

 

この調査によると寄り道で支出する金額は月平均1万1000円。

 

これが最近のフラリーマンの実情(状)だとすると、残業難民ビジネスが振るわないのも納得できる。

 

 

しかし、家事や育児のワンオペに苦労してる主婦の不満としては夫のフラリーマン化を上げる人も多いのだ。

 

フラリーマン化は働く男性だけでなく女性にも起きてる現象で、家庭の居心地の悪さが関係してるが、特に男性の場合は抑圧さえた不満が鬱積し幼児化が起きると言われ俗に言う中二病を発症することが多いらしい、心当たりのある人もいるだろう。

 

ちなみにWikipediaで中二病の症状として以下が上がっている。

 

    1. 洋楽を聴き始める。
    1. 旨くもないコーヒーを飲み始める。
    2. 売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
    3. やればできると思っている。
    4. 母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
    1. 社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。

     

 

 

果たしてフラリーマンは減ってるのか増えてるのか?

 

最近のフラリーマンは、ジムで筋トレしたり帰宅ルートでウオーキングやランニングなど経費を抑えた一石二鳥の時間潰しにシフトしてるかもしれない?