新しいものに買い換えることが、最も合理的な選択だった時代がある。
電化製品や自動車のように、多くの部品が複雑に組まれてる商品は、全体としての性能も然ることながら、部品の性能向上がより高くなるので信頼性の向上が著しく、買い換えない理由が無いほどの差が生じたからだ。
性能の向上が一定レベルに達すると次の差別化のテーマは、デザインやサイズに移った。
これらが一巡すると次は、モノとしての差別化からライフスタイルに於けるモノとの関わりに、テーマが移った。
ライフスタイルにテーマが移ったということは、主導権が人に移ったはずだが、肝心のライフスタイルを、提案待ちという受け身で捉える習慣が身についてしまってる。
それが今だ。
以前ダイエーが落ち目になった頃、
「なんでもあるのに、欲しいものだけが無い」と、揶揄されていた。
外から提案されるものの中に答えがない時代になって来ている。
かつてのダイエーのように、「いっぱいあるのに、欲しいものだけが無い」となる。
今、スポーツやイベントなどライブが人気を盛り返してる。
編集されてない、一期一会が、人を駆り立てるのだろう。
編集されてない、一期一会が、キーワードになるとすれば、その解釈は人それぞれだ。
自分が何を求めてるか?
その答えは、自分の内側にある。
持ってるのに気付かないことはあるだろう。
答えは外にはないが、気付くヒントは外にあるかもしれない。