「オタク」という言葉がある。
アニメ好き同士が、お互いを「おたく」と呼びあうことが多かったことからアニメ好きのことをオタクと呼ぶようになった。
そして、趣味に夢中な人全般を指してオタクと呼ぶようになった。
オタクの特徴は、趣味を同じくする者同士でコミュニティを形成することだ。
そのコミュニティ特有のコミュニケーションが生まれることが特徴で、独特の言葉や言い回しがあり、排他性ができる。
アニメ好きは大勢いるが、アニメオタクとなると数はグッと減るはずだ。
オタクは、その趣味に夢中な分だけ一家言持っている人が多いので発する声が大きくなる。
最近風に言えば、ノイジーマイノリティとなる。
日本発の文化に対して熱狂的な一部の日本人を称してオタクと呼んでいたが、やがて海外にもオタクと価値観を同じくする人たちがいることがわかってきた。
そんな海外の人にとって、日本は聖地となる。
熱狂の度合いは、日本のオタクを上回るかもしれない。
そしていつしか海外の人にとって日本の印象は、電化製品や自動車という工業製品ではなく、文化や生活のほうが強くなっていった。
そして、そんな日本の文化や生活が「クールジャパン」と呼ばれるようになった。
呼んだのは、海外の人だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クールジャパン
Cool Japan(クールジャパン)は、2002年に、アメリカの
ジャーナリスト、ダグラス・マグレイが論文中で提示した語が発祥である
具体例としては、日本における近代文化、 映画・音楽・漫画・アニメ・
また、
などを指す場合もある。
また、日本の武士道に由来する武道、伝統的な日本料理・茶道・華道
・日本舞踊など、日本に関するあらゆる事物が対象となりうる。
「工業立国としての日本」から「観光立国としての日本」へのシフトを図りたい日本は自らをクールと自称する作戦を立て始めた、自らをクールと名乗るカッコ悪さに気付かずに。
そもそも海外の人から見て、どこがクールなのかが、わかってなかったのだと思う。
最近こんな話が出た、よく似てると思った。
ソフトバンク(日本)が戦力外通告した細川(文化)を、楽天(海外の人)は、最大限に評価した。
ソフトバンクにとって細川は、いらない選手というよりは構想から外れただけ。
楽天にとっては、正捕手2名体制で一人を酷使すること無く、かつ次世代の正捕手を育成する時間が得られるという良いことづく目。
ここで大事なことは、細川は最大限に評価されたが、細川がアピールして功を奏したわけではないという点。
「俺はクールだよ」とアピールしたのではなく、「あなたはクールだよ」と言われたから、うまく行ったのだ。
経営コンサルタントという職業がら、「クールジャパン」も「地方創生」も関連プロジェクトの相談を持ちかけられたことがあります。
— 波頭亮 (@ryohatoh) 2016年11月20日
そこで企画されていた内容は、どの地方のどのプロジェクトも同じようなもので...https://t.co/8TnaIqZrgt #NewsPicks
俺ってクールだろう?
クールって言ってくれたら金あげるよ。
カッコ悪いったらありゃしない。